昨日思ったことーー注意:個人的述懐、かなりイタイです(笑)。

昨日、ある方の日記に、達 平と彩香の恋の成就に触れて、「ありゃ幸せになれるな、森山未來君の表情の中には「恥ずかしさ」と「誇らしげ」が共存し、…」*1とあるのを読み、はっとしました。

ここんとこ、雑誌や番組公式サイトのインタビューで、未來君が達 平との共通点について、「挨拶をきちんとする」「妙にはきはきしてる」とかを上げてたことが気になってました。これらの発言に接したときは、接点の少なさの方にこっちの気持ちが行っちゃって、特に公式サイトの2回目の動画インタは、苦悩とそれを乗り越えようと身をふりしぼってる感がありありで、赤裸々で、ヒリヒリで。…そんなわずかな共通点しか無くても、それに心を添わせ役の要素を自分に重ね続けるんだ、こんなに身を削って役と格闘しなきゃならないんだ〜って胸が詰まってしまって…。
でも、この方の感想を読んで、ふっと憑きものが落ちるような気持ちになりました。
そうか、未來君がしようとしていたのは、こういうことだったのか。
彼が、役柄と格闘し、違和感とも真っ向勝負で取っ組み合い、「挨拶やはきはきさ」なーんて小さな手がかりから潜り込んで、噛んで噛んで身体の隅々に行き渡らせ、そして表現したことが、確かに、
 ☆★恋をし合う人間が露わにする「恥ずかしそうで誇らしげな」表情★☆
という普遍的な心情を、ここに呼び起こしてる…。で、演じてきた11回、他にもきっと見る人の心それぞれに、何かを投げかけてたはず…。
制作発表やインタビューなどで、「みなさんもこの中のどこかに共感できる部分があれば…」というようなこと何回か言ってましたよね。私、この「共感」を恋愛の類型レベルで捉えてました。でも、未來君が言ってたのは、見る人が自分の心の経験に響き合う何かを見つけてくれれば…、ということだったのかもと思いました…。
(中略)
と、なんだかいろいろ千々にイタイ思いを巡らせて(笑)、結局、達 平のことがこれまで以上に気になりだしたって訳です。今までは「どんな未來君だったんだろう」でしたが(笑)、「未來君が咀嚼して形を与えた達平はどんな人物だったんだろう」という感じです。はい、達平という人に、「その人」に早く会いたくなりました。

*1:武士道コラム 外部HDD id:busido:20041220 未來君の演技に注目して書いておられて、更新されるのが楽しみでした