「髑髏城の七人」二日目

 マチネしか観られなかったのですが、すぐに初日を突破して、舞台が走りだしたぞ!って実感する勢いでした。後半の、あのシーンやあのシーンでは、ぐっと胸を掴まれて目頭が熱くなりました。
 天魔王は、哀れで愚かで悲しくて、子どものような残酷さでした。常軌を逸した感情の起伏を、声と顔、そして手の表情で自在に表現しておられましたよ。
 こんなアニメのようなキャラを、よく生身の身体でやってのけるなあ。動きも含め。
 そして沙霧!いい!実は一番頼りになるのは、捨じゃなく沙霧じゃないか?^^かっこいいし可愛いし、ほんと初舞台とは思えない♪
 
 それにしても、劇団員さんの安心感といったら!
 主要キャストは客演でも、不動の存在感で芝居を引き締めておられます!
 出て来れば必ず笑いを取るサンボさん(有り得ない!)や、登場するだけで温かい気持ちになる聖子さん(カテコでも一際大きな拍手)、いつも以上にエキセントリックな悪者っぷりがえげつない(褒めてます)右近さん、やっぱり悲しいメタルさん、よし子姐さんはむっちゃ可愛いし、エマさんのあの設定は斬新。もちろん、カナ子さんは盤石!いっそんさんの磯平すらも頼もしくってかっこいい!
 そして何と言っても粟根さんです。ああもうたまらないです。昨日は最後のあのシーンで涙が出ましたよ……ううう。
 
 毎日通いたいけれどそうも行かず。
 おまけに色んな巡り合わせで、今月はここ15年来最大の仕事がいきなり入ってしまい、後は観るのが精一杯(でせいぜい感想は呟く程度…?)ということになりそうです。
 いろいろ目白押しの夏ですが、彼が全霊傾けて仕事してるんだから私もがんばんべ!というところです(苦笑)。