タンゴ雑感

 終わった後みなさんとお茶していて、桐ちゃんが、「愛しているのに相手はあくび」、ほんとにアラはずっとあくびしてたねって言うのを聞いて、おーホントだ、と膝を叩きました!うーん。でも、あくびの主に愛がないわけじゃない、こっちの愛も「恋愛」と呼べるのかもわからない。畳みかける謎かけで幕が下りていたんだなあ…。いろんな仕掛けがあったこと、改めて実感しました。
 個人的にはおばあさんの死の位置づけがずっと頭を支配してます。死を契機に権力に到達するって、それってもしかしてフーコーフーコーって確かポーランドにいたよな……と思ってwikiを調べたら、彼は55年にワルシャワで『狂気の歴史』を書いて、それが61年に出版されてるんですね。「知に内在する権力の働き」が彼のキーワードで、権力を成立させる要件に「死」を触媒と位置づけたのも、確か彼だったかと…。
 政治・歴史は弱いので、この辺りを少し考えてみようかな(笑)。