モテキ第8話@TV大阪

 いやはや、幸世というのはとんでもない大バカもんですなあ。勝手に自己完結、鎖国状態。傷つきたくないという自己防衛が最優先命題だから、批判されるのが一番怖い。頭ではこれじゃダメだとわかってても、価値基準が自分の中にないから、外からの批判攻撃にすぐ負ける。こんなことなら何もしない方がマシだ、と合理化する。第一話だっけ?第二話だっけ、に出て来た「居心地の良い地獄」に逃げ込んで自己否定している自分を確認するのが、唯一のねじ曲がった「自己肯定」。というか、唯一の「可能性」。だのにSEXだけはしたい、と。ああ、男ってバカだね〜。
 と、まともに考えてもしかたないんですが(笑)。
 お芝居としては、今回もいろいろ楽しませて頂きましたよ。
 両側から蹴っ飛ばされて、微妙ににやけながらキョドっているフジはあほで可愛かったし、へたっぴなシャドウボクシングからしれっと「こんばんわ〜」には笑ったし、墨さんとこにカレー持ってったといって、スイ、と顔から先に絶妙のタイミングで踵を返して外に出て行こうとするフジ(というか森山未來)は、さすがの体内リズムだし、マンションを出てから徐々に加速を強めて鮮やかにトップスピードに乗る疾走っぷりは、直後の情けない爆死を思うと滑稽なほどかっこいい(笑)*1
 まあ、しかし、何だかんだ言って、モリヤマミライのキスの色っぽさと雄弁さは鉄板ですね(笑)。
 BatBoyエドガーのキスとリップノイズは、泣きたくなるほど愛に溢れてたし、吾一のキス&ベッドシーンは、無私で直向きで誠実だったし、レオナルドの狂おしいほど情熱的なキスとラブシーン*2は、こんなに激しければ死と隣り合わせなのも仕方ないと思わせるに十分だった。
 で、フジのキスは……。ともかく慾が先に立つ、と(苦笑)。相手のことよりキスという行為に夢中。そりゃ、土井亜紀じゃなくても「ちょっと待って!」てなりますわ。そやのに「そんなこと言うんだろ?!(ニヤニヤ)」なんて、耳学問で自信たっぷり、あ、ネット情報? ああ、ほんまアホやわ!
 しかししかし、目が釘付けの来週の予告ですよ(笑)。いやあ楽しみです。モリヤマミライのベッドシーンは期待を裏切りませんから、ご同輩(笑)。フジ的にはいろいろ情けないですが、絵としての美しさは太鼓判だ!なーんて、私に押されても意味無いよね(笑)。

*1:「夜明けのBEAT」PVのパロディ?

*2:ベッドじゃないので(笑)