「その街のこども」コメント欄

 ドラマ公式サイトのコメント欄を読みながらひとしきり涙していました。
 
 95年の1月17日、私が住んでいた地域も震度5で、今まで経験したことのない揺れに大きな恐怖は感じたけれど、周りには被害もなく、テレビで神戸の様子が報道されるまで、あの揺れがあんな甚大な被害を生み続けているとは想像だにできませんでした。
 そんな私には、この作品の核心部分を本当の意味で感じることはできないんだろう、と思います。ただ、知ること・学ぶことはできるかもしれない。同時に、作品がもつ普遍的なメッセージと力なら感じられるかもしれない・・・。
 この作品が、被災者の方々の大きな共感を呼び、同じように心に棘が刺さったまま15年を生きる方々に語る言葉と勇気を与えつつある様を読みながら、「その街のこども」という作品がもつ意味の大きさを、改めて教えられました。作品とそれが生む共感の波動から学ぶことに前向きにならねば・・・。