FRIED PRIDE☆アニバーサリーコンサート@梅田シアタードラマシティ

 いやあ〜すごかった!Shihoさんったら何という自由自在な歌声!
 ブログで早くハンドマイクで歌いたい♪って言ってはった意味がよくわかりました〜すごすぎる。身体が気管が、まるで楽器の様ですよ。ハンドマイクが身体の一部のよう、ほとんど胸の位置なんだけれど、時々は完全にぶらんと手元に下がったまま(声量すごすぎ)、口元に有るときも声の大小の問題じゃないのね〜〜。料理人が庖丁を持つように、指揮者がタクトを持つように、Shihoさんはマイクを持つ…ああもう、かっこいいったらない!
 そしてそして、ギターの横田明紀男さん!なんなんですかっあのギターテクニック!目も口もポカンです…。圧倒されてるんだけれど、そのうちに血がたぎってくるような興奮が押し寄せるんですよ!旋律もパーカッションもオケすらも、アコギ一本で自由自在なんだもの!まるで数本のギターでやってる見たいな重奏感!
 途中でソロで演奏されたフラメンコ*1には圧倒されました。パッションがすごいの!技術なんてもう言うもおろか…。リズム感にこちらの身体が勝手に動き出していくんだもん、参りました。生まれて初めて、自分の身体の中にリズムが有るって感じちゃいましたよ、貧弱でもリズムが有ったよ!私の中にも〜(感涙)。は〜…ただただ感動。そうそう、リズム感に気をよくして、フラプラライブにおきまりという客席コーラス、何度も参加しちゃいました(笑)。たーのしー♪
 新幹線で駆けつけられた宇崎竜童さんも良かったなあ!森本係長だ(笑)。白黒スーツ、ダンディでしたが、それよりもアンコールで歌われた英語の歌…なんだっけ(汗)よく知ってるのに曲名が…、シホさんとのセッションもバッチリ!素敵でした。普段、英語の歌はやらないそうですね、宇崎さん、え〜そんなの信じられない(苦笑)、無茶苦茶かっこよかった、ソウルフルでたまんない感じ!もしもホントに普段歌わないんだとしたら…うう、それは余りにモッタイナイよ〜(笑)
 押尾コータローさんのギターというのも初めて聞きました〜。すごいんだ!横田さん程の音そのものが持つ重量感は無いけれど(いやそういう曲だったのかもだけど)、軽快で高速のギターテクには、おおおお!!って唸っちゃいました。今日(まもなく?)が41回目のお誕生日とか!(若い!40台には見えない♪)アンコールでバースデーケーキが運ばれてきて、とっても感動しておられました。ギターを肩からぶら下げてひざまずいて何度もナイトのように手を胸に当てて頭を下げておられて、とってもほほえましい!バースデーケーキにはフォークも添えられていたんですが、Shihoさんが「やっぱ終わってからですよね〜」と仕切っておられました♪ジョアンヌキャラだったわ!
 ジョアンヌと言えば、オープニング早々の挨拶で、フラプラライブ久しぶりです〜と始めたShihoさん、年末はミュージカルに出てまして…と続けます。そこで客席から、「ジョアンヌ〜!!」というかけ声が飛びましたよ♪「役名言われると照れる」とShihoさん(笑)。クールなキャラなんですね。RENTネタはそれっきりだったわ(笑)。
 
 それにしても、ミュージシャンってすごいんだなあ…。
 この自由自在に音そのものと遊ぶ感じ。やっぱり世界の広がりというか捉え方そのものが、ミュージカルでの歌と違うのね!即興的で、自由なのに技術と信頼が背後に有って、いかようにも相乗効果で未知の世界が目の前で組み立てられていくんだもん。驚きました。
 こんな人達とやってたんだね〜。2ヶ月間のRENT…。
 ミュージシャンの人達がRENTの世界を尊重して最後まで丁寧にしっかりと演じきられたことに、改めて感動しました。一流のミュージシャンが揃った、だからこそなんだろうな。すばらしいや。
 そして、こんなプロフェッショナルと、一歩も引くことなく全身全霊でで真っ向勝負してきた、24歳の真っ直ぐな魂にも、乾杯!
 
 あ〜良い夜だなあ(涙)。幸せ、ほんと幸せ。何だかわかんないけど(苦笑)、全てのものにブラボーっ!!

*1:渡辺香津美さんのアルバムにも入ってた「スペイン」って曲じゃなかったかな…ちょっと自信が無いんだけれど