以下は備忘です。
 神戸での、私たちの大事な記憶のいくつかが、もしかしたら明日、進化した虹の下に変貌*1するかもしれないことを思って。




 
 白い人…。このまっ白の人。この人が何なのか、ずっと心に引っかかって来ました。
 最後の場面、生涯の最後を迎える「木」を見守ってる白い人を見て、それからしばらくしてふとこの場面に立ち戻る風が吹いたとき、何かハラハラとほどけたような気がしました。
 天国に旅立つ約束の「木」を迎えに使わされた白い人…。天使…?
 その風が吹いた後は、そうとしか思えなくなりました。
 

 オープニング。びょーんと高い所から地上に舞い降りる。神様から、「木」が天国に来るまで見守っておいでって言われて、はーい☆って無邪気に地上に降りて来ちゃった白い人。…誰にも姿が見えないのは、彼が天使だからなのね。うん、そう考えると、とてもよくわかる。光の中に住む人なんだもんね。地上は、初めて来たばかりの天使には、暗すぎるよね(笑)。だから光を集めてるのね。ああ、かわいいなあ…。

 
 でも、結びついたのはまだ、オープニングの登場の場面と、エンディングで「木」を楽しげに天国への旅に誘う天使の姿だけです…(汗)*2


 光の色が舞台に満ちる度に、彼が「木」の心のまま踊るのはどうして?「木」の心じゃなくって「少女」の心なの?いやそんなのどっちでも良くって、「木」の生涯、その「行い」そのものを再現しているの?
 「木」のすることすべてをそのまま受け入れて、「木」の施しの通りに染まって舞って、そしてまた「木」の側に戻ってくる天使。それがあるだけでもう十分なんだ!て感じもするし…。うーん、無垢なその存在を考えるには、既に塵芥に染まりまくってる自分が忌わしい(苦笑)。


 オープニングとエンディングの間には膨大な時間があって*3、そこが今回、またまた神戸とは変わって来てるかのような気配じゃないですか*4。見たい聞きたい知りたい気持ち全開で、明日、じりじりしながら行ってきます! 
 ともかく、何が有ってもチケットだけは忘れないようにしなきゃね♪お財布忘れても何とかなるだろうけど、って、あ、ならないか(汗)。
 

*1:森有正的使用法で

*2:いや、それすら北千住で変わってないという保証も無く

*3:当たり前。本編はそこです:苦笑

*4:いやだから、それ以外も変わっていない保証はどこにもなく…