ひとつまず訂正を。
 先日,これならBB通いながらでも三兄弟物語書けたんじゃないか☆なんて書いたのですが,それはおおばかでした。やっぱり頭の中エドガーのこと*1でいっぱいです。予想とは全然違う方向でだけれど…。気がついたらBBのことをじっと考えてる自分に,ほんと苦笑いです。

 でも,前日の日記で,自分の中での混乱の道筋と,去年と今年との位置取りをマッピングし終えて,ひとまず気持ちを切り替えるところにこぎ着けました。


 明日から再度参戦しますが,あのエドガーではなく,同じような家族に拾われた同じ名前の少年の,全く別の物語だと考えることにします(笑)。または,どこかで何かが少しづつ倒錯し,真実が虚実の彼我に入れ替わってしまったんだと考える。ホープフォールズ*2に現れたのは,触れると切れて痛いエドガーじゃなく,ちょっとお調子者で可愛らしくも悲しいエドガーで,そのことにパーカー一家も町の人も気づいていないって考える。でもやっぱり何かが少しづつ違うの。パーカー先生の形象がずれたのもその一つ。萩尾望都バルバラ異界』のラストのように。
 そう思って見ることに,した。
 その上で,もしも2005年と2006年が,自分の中で結びついていくことが有るのなら,それはそれで,おいおい泣いて喜ぶことにした。


 そしてつくづく思ったのは、私自身は,BB@2005への気持ちをリセットすることは絶対にできないってこと。一つの作品として愛してしまった以上,あのエドガーへの気持ちを上書きすることなんて到底できないってこと。そんなこと,進化するモリヤマミライじゃないんだからできっこないです(笑)。
 去年のエドガー,彼が演じる限り,誰がどうディレクションしようとああならざるを得なかったかの如き必然を湛え,ヒリヒリと切なく,はかなく切っ先鋭く,悲しくてきれいで可愛らしくて獰猛で,舞台も客席も,すべてを渦のように彼の世界に巻き込んでた。そのエドガーが,ことBBという場においては演者以上に好きで好きで仕方ないということも,よくわかった。


 ああ,我ながらなんて七面倒くさいんだろうね,って笑ってしまう。
 でも,いやあ,こう来るとは思わなかったんだもん。この突然の変化の前に自分を保つのがほんっと難しい。だって,突然見せられたんですよ,しかたないですよ。君は20日間準備しただろうけどさ。ほんとにもう,やっかいな青年です。

*1:というかみらいさんのこと

*2:地名を書き間違えてたの、コメント欄で訂正していただきました:照