「危険なアネキ」公式ページ

 公式に,予告や物語やらに並んで,インタビューが更新。萬田久子さん,高嶋政伸さん,児玉清さん。
 児玉清さんのインタビューがよかったです。ベテランらしい,客観的なご感想も。田村教授が皆川兄弟の身辺をなぜかよく知っていることに,ご自身「どうしてかな?」なんて思っておられるというのが微笑を誘います。
 美咲姉さんと未來さんの演技にも触れておられます。未來さんを「いい意味で,おそろしいアクター」と評しておられるのが,こちらの背筋も伸びるような気持ちにさせます。まさに,「後生畏るべし」ということなのでしょうね…。すごい。
 だって,彼のあの豊かな演技の幅,多様で深い抽斗といったら…。喜怒哀楽の表情ひとつとっても,当然のことながら4種類では収まらない。悲しい怒りもあれば突き抜けるような怒りもある,押し殺す喜びと照れを含んだ喜び,無邪気な喜びと陰湿な喜びも全然違う,肩を落とす哀しみに自暴自棄の哀しみ,愛ゆえの哀しみに絶望の哀しみ,はち切れそうな楽しさに静謐の中の楽…。ありとあらゆる人間の感情を,心にまっすぐ感じるままに,表情に声に動作に映して表現してくれる…。本当にすごい役者さんだと思います。
 ふー……。これもほんと「言わんと欲して言を忘る」ってやつです。

 武田先生には,「若いのに笑いをよく知っている」なんて言ってもらってます。関西弁の話者同志だもんね。でもまた「若いのに」がついちゃうのがおかしい(笑)。そういうと,高嶋母のかわいらしい天然っぷりは群を抜いておられました。お元気かな?  

 萬田久子さん,放映が始まったときにはまだ出演が決まっておられなかったんですね。びっくりされた感じが伝わってきます。うん,後から出てきたんだろうね「母」のエピソード。「いろいろ事情がある」と言われるのが,意味深なのか違うのか(苦笑),これは,次回以降(というか後二回),しかと見届けねばなりません。