WONDERLAND 8/10マチネ@大阪厚生年金会館

日付変わっちゃってますが(いま11日午前10時)、遅ればせながら、10日分、大急ぎで書いておきます。
ネタバレ回避のため、折り畳んでおきますので、ご注意ください。

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  • 幕が開きます。下手の黒い大きな箱に、男の子が膝を抱えて本を読んでます。白のふわりとしたブラウス。黒のタンクトップ、胸に「13」。裸足です。指が長い…。
  • そのこぢんまりしたいずまいが、とってもかわいらしいです。髪は濃いめの茶色、かなり伸びています。右から大きく流した髪が左ではねていて、これがとってもメルヘンなかわいさです。箱の横に猫がうたたねしています。
  • 猫が起き上がって踊り始めます。とっても楽しそうに、誘うように。でも、男の子は、それをすこーしふくれたような表情でおもしろくなさそうに眺めるだけ。すぐにまた本に目を落とし、膝をさらにきつく抱きかかえます。
  • 猫が消え、立ち上がる彼。猫の「ゆめ」、佐竹先生がもうね、とってもチャーミング。表情豊かで、未來さんの無表情さが際立ちます。
  • 雑踏の中に迷い込む青年。ここで、すべてのダンサーが勢揃い、それぞれが素敵なダンス。これが実質的なオープニングになるのかな。この前の、猫と少年はプロローグ的位置づけなんでしょうね。青年は、雑踏に流されそうになりながらそれを逆流して行きます。先導は、猫。
  • たくさんの猫!セクシーなんだけれど尻尾と猫手がかわいい。挑発されて、絡めとられそうになるんだけれど、それを振り払って少年は歩き続けます。
  • カラス達の登場。ここ、大好き!とっても楽しい。からす天狗だけじゃなく、旅ガラスもいます(笑)。てんでバラバラの無責任な道案内、正直にそれに従う未來さんがかわいい。途中でカラスたちが少年を高々と担ぎ上げます。ボーイズタイムで担ぎ上げられる的場君をチラッと思い出します。担ぎ上げられてる足が指先までピンと伸びてとてもきれい。最後は、カラスたちに両手と片足をつかまれ、全然別方向に引っ張られ振り回されちゃいます。この時、未來さん、ブンブン振り回されながら、目を大きく見開いてかなり神経を集中してます。こわいよね、ここんとこ普通に…。でも、このキョロンと大きな目の表情が…いやあ、なんともまあ、かわいいのですよ(笑)。
  • ピエロと遭遇します。パントマイムの大道芸人。林田先生のピエロのダンスがすごくかっこいい!体育座りでそれをぼーっと眺める青年。ピエロがステッキを取り出し、少年に渡します。ここで、初めて未來さんが踊り始めます!もう、この瞬間、「待ってました!」って感じ。このHip Hopが、またキレッキレでかっこいいったらないです。ピシッピシッて動作が決まるんだけれど、全部がシャープに流れて何も止まらない、うねってる。すごい。
  • 花園。美しい蝶々が彼を誘います。彼もこの上も無く優雅に舞います。柔らかな指先、ピンと伸びた背筋、きれい。ここ、ちょっと、白のブラウスがなければいいのに、って思っちゃう(笑)。だって、きれいな腕の筋肉を見たいじゃないですか。
  • 双子と芋虫。とっても楽しいです。ピンクの双子のダンスは圧巻☆毬が弾むみたい、ワクワクします。青年は、芋虫に気に入られちゃって、お持ち帰りされそうになります(笑)。その前に通りかかった猫は、芋虫に相手にされないんだけどね♪青年、危うし!でも、なんとか危機を脱しました(笑)。 そうそう、この時の彼の顔、ともしびのママと病院で鉢合わせしたタテノリです。
  • 怒りのダンス。もう、宇田先生の魅力爆発!です。中川&宇田のダンスもすごい。とってもかっこいい。帽子をかぶせられ、人格が変わったかのように暴力的に踊る狂う未來さんも、これまたすごい…。帽子を奪われた途端、神通力がなくなったように、全員に殴り飛ばされる少年。それが、見事にダンスなんです。最後に、彼は舞台上に倒れるんだけれど、その位置がほんとに客席よりで、息があがってハアハアと激しく呼吸をする、その息音が聞こえます。ちょっと、いや、かなり、ドキッ。
  • ドキドキしてたら、お茶会が始まります。これはもう爆笑です。三人の紳士(笑)のコミカルさもさることながら、つられて変なポーズを取る未來さんもおっかしい!ここ、いろいろ初日と違った動作が入ってたように思います。トラボルタは初日なかったんじゃない?(笑)コソコソ逃げる青年のはけ方は、完全に違ってたし。楽しい楽しい!
  • キノコのタップ。やっぱり裸足で迷い込む青年。キノコがタップシューズを用意してくれ、踊れ踊れと誘いかけます。小さな靴音で、コツコツと叩いてみせる彼。キノコは喜んで、どんどんテクニックが高度になって行きます。全部について行っちゃう青年(笑)。最後はもう、とっても楽しそうに踊り出すの。思わずこぼれる笑顔、笑顔!って思ってたら、お祭り鳥が大量に出現、気を取られた彼は、踊りの輪からはじき出されちゃう。
  • 舞台上に、巨大な鏡。黒いとっても薄い上着をまとった青年が舞台上に寝転がってます。寝返りをなんどか打つ。悪夢の世界なんだろうか。もがく少年の身を削るような葛藤が描き出されます。ここのダンスは、記憶できないくらいいろんな要素が入ってて、すごくかっこよくてセクシーで、でもこわくて、痛くて、たまりません。ここ、正面から見てみたい。鏡に映された未來さんが一気に三人見えるはず*1。最後に、黒い上着を脱ぎ捨てて一瞬踊る未來さん。でも、すぐ姿が見えなくなるのね…。残念。
  • この時、舞台に倒れてもがく青年に当たるライト、檻のような格子状になってます。自分が檻の中にいることに、驚き怯える、未來さんの表情と動きがすごいです…。
  • 大きな黒い布をかぶせられた青年が、それを脱ぎ捨てます。この時、下にはおってる白のブラウスもクシャクシャだし、髪の毛もボサボサ。それがね、とってもチャーミング。自分自身の内面に気づいていく飾らない表情が、感動的。
  • 時間が逆回転して、プロローグの読書している男の子に場面が戻ります。同じように、踊り出す猫。でも、今度は彼はふてくされてません。猫につられて歩き出すと、舞台の幕が開いて、キラキラの星がと光の束で舞台が満たされます。これ、本当にきれいです!感動的です!で、始まるの。佐竹先生との素敵な素敵なダンスが!!もうきれいで楽しそうで生き生きとして、高く飛んでくるくる回って、微笑み合って、もう、たまりません!
  • フィナーレで、一人一人のダンサーが飛び出して来て踊って行きます。これが楽しい!時々未來さんも顔を出して、皆さんを紹介するようなダンスを入れて行きます。満面の笑顔!
  • で、フェッテ。回るまわるまわる回る…。やんやの大喝采
  • カテコで一人で出て来た未來さん、堂々としてキラキラしてた。すごいなあ、この人、ほんとにダンスの神様に愛されてるよ…。


あ、もう時間切れ。今からまた行ってきます(笑)。
ではでは。

*1:11日に確認したところ、センターからは見えませんでした。むしろ、前列のサイド、かな?