在世界的中心呼喊愛情ー台湾回響ーその1

 少しづつ、こちらのいろんな掲示板に「世界の中心で、愛をさけぶ」への反響が増え始めました。
 同時公開のもう一つの日本映画(敢えて名前は書きません)が、大々的に宣伝を打っていたのに対して「在世界的中心呼喊愛情」は前宣伝がほとんど無く(確かにちょっと解せない)、そのことへの不満なんかがかなり見られます。「こんなに感動的な映画なのに、うっかり見逃すところだったじゃないの!」って。
 そのがんがん宣伝していた方の評判が余り芳しくないのに対して*1、「世界」は見た人の殆どが、良かった〜!とさけんじゃう、という状態です*2庵治町のロケマップのURLを貼り付けてる人や、「瞳を閉じて」の日本語の歌詞をローマ字に直して書き込んでる人なんかもいます。それからけっこう、原作や漫画(ともに中国語に翻訳済み)を読んでから見てる人がいるのにも驚きます(私は両方読んでません:笑)。すでに何回も行ってる人もいるみたい☆☆。
 
 で、森山未來くん演ずる朔への評判「第一弾」です。
 「ウォーターボーイズ」が、こちらのテレビで夏前に放映され好評だったとはいえ、まだまだ台湾では知名度の高くない未來くん*3掲示板にもまだそんなに登場していません。でも確実に着目はされているかな*4
例えば、(カッコ内は、私の勝手な突っ込みです)

  • 「前半段有不少好笑有趣的情節 扮演主角少年時代的演員演技生動。」 前半は、ユーモラスでおもしろいシーンがたっぷり。主人公の少年時代を演じた俳優の演技が、とても生き生きしていた。(うんうん!そうでしょうとも!)

 なーんていうのはちょっと嬉しいかも。
 でも正直に言います。この書き込みには返信があって、それは次のように言ってます。褒めてるんだよね、きっと…。

  • 「恩恩 真的很無厘頭 呵呵。尤其朔太郎剛開始要跟亞紀在一起的時候 聽廣播那段、上課打ke睡 呵呵^^」 うんうん、ほんとにおバカ*5だったね〜ハハ(なぜ笑う?)。特に、朔太郎が亜紀とつきあい始めたばかりの頃、ラジオを聞いてるところとか(寝癖頭で天井にぶち当たってたとこは確かに場内爆笑だった…)、授業で居眠りしてるところとか!ハハ(だから、なぜ笑う?)

 まあ、前半、亜紀より幼くって、子供っぽくひたむきで、初恋に夢中になっておばか丸出しだったのはその通りです☆☆。だから後半の、朔が少しづつ大人になって亜紀のために一生懸命に駆け出すのが生きるんだよね。 
 誤解のないように書いておきますが(笑)、後半の朔には魂を揺さぶられるくらい涙したという感想はいっぱいありました。「「助けてください!」「結婚しよう…」に泣きました」等々。☆★☆★

                ***

  • 追記:上に引用した最初の書き込み、全文を訳しておきます。

「前半は、ユーモラスでおもしろいシーンがたっぷり。主人公の少年時代を演じた俳優の演技が、とても生き生きしていた。後半は、本当に涙涙の連続。会場中が静まりかえってすすり泣く声だけが聞こえる状態、一緒にいった友人は、もう泣いて泣いてぐしゃぐしゃになってました。長さ2時間余り、笑いの中に涙あり、強力に推奨します!」

*1:というか、騙された!という論調で…

*2:もちろん大変冷静な反応もあります、それはどこも同じ

*3:そもそもよく知られていたのは柴咲コウくらいかな

*4:ひいき目?いえいえ(笑)

*5:「無厘頭」は本来広東語で、「ナンセンス・ばかばかしい」というような意味。周星馳の「無厘頭」という映画で見覚えのある人もいるかな?