「その街のこども」全国公開一夜明け

 横殴りの雪と筋肉痛の朝です。動悸はさすがに収まったけれど、ちょっと肺?気管?心臓ってことないよね、ともかくそんな辺りがうっすら痛いです(苦笑)。はい自業自得です。
 
 一夜明けて、報道が増えています。すぐ下の「週間シネママガジン」のように、時間をかけて丁寧に書かれた記事も目立ちます。「Movie collection(ムビコレ)」は未來さんの「奇癖」に焦点を当てたもの(笑)。昨日たっぷりの写真をアップしてくれたマンタンウェブも、同じ切り口で記事をアップ♪これだけ読むとなんじゃそりゃだけれど、桐ちゃんのレポでじっくりおさらいすると、和やかで暖かい雰囲気の舞台挨拶だったことが良くわかって楽しい♪
 阪神淡路大震災被災者の森山未來が主演『その街のこども 劇場版』公開
 森山未來は冬でもビーサン! 『その街のこども』舞台挨拶で佐藤江梨子が奇癖を暴露 | 映画/DVD/海外ドラマ | MOVIE Collection [ムビコレ]
 佐藤江梨子:「森山未來は変わってる?」 冬にビーサン、タップダンスの奇行を暴露 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
 http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/01/16/0003740867.shtml
 http://www.sanspo.com/geino/news/110116/gnj1101160503006-n1.htm
 http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110116-OHT1T00027.htm
 森山未來、真冬の撮影にビーサン! サトエリ思わず「ノベンバーやで」とツッコミ | cinemacafe.net
 
 関西先行公開で見た時も印象的だったのですが、劇場版は本当に音がもう1人、いや無数の登場人物のように雄弁です。暗い町並みの微かな灯りも心引き付けられるのですが、その暗さを補って余りある、ざわめきや、クラクションや、冬の坂道を吹く強い風の音、コンビニの店内に常に流れる企業メロディー(NHKなのに全く回避しない)……。マイクが拾うか拾わないかの、2人の小さな相槌や息の音も聞こえてきます。
 光もそうです。誰が見ても美しい「絵」になる光じゃない、その街には間違いなくある、自動販売機の強い光、電信柱に貼り付けられた「スピード注意」の蛍光塗料、街路灯や高架下の寂しい灯り。どれもこれも、飾らない「街」そのものの光です。光と音の象徴する、生きている街全体がずっと2人と共に有る、2人の向こうにはその街の沢山の人々が有る、そしてその街を作ってきた時間が有る。そんな、小さくて飾り気もなく、でもとても力強い街の存在が、映画になってより強く印象づけられるのです。
 関西先行では、どこもスクリーンが小さく劇場スペースも小さかったんだけれど、東京都写真美術館はそれよりもずっと大きなスクリーンで、音と光がハッキリ身近に感じられました。ありがたいな。関西で見た時は、音が光にちょっと勝ってしまっていたかも。もう一度、もう少し大きなスクリーンで見たいなあ、なんて思ってしまいました。
 舞台挨拶レポは、桐ちゃんがとても素晴らしいレポを上げてくれているのでそれに全面的におんぶ!です。いつもありがとう〜〜。
 付け加えることは殆ど無いけれど2、3点だけ。

  • 質問、最初の方が手を挙げた時、未來さんとサトエリちゃんが2人で「わーすごい!」「勇気有りますね!」ととても嬉しそうにはしゃいました。誰も質問しなかったらどうしよう〜って思ってたのかな(笑)。
  • 自分が話をし終わったら、一歩後退って俯いて、照れくさそうににまにま笑う、というのが基本パターン(笑)。にまにまし終わったら、他の2人に茶々入れる態勢に写り、虎視眈々と機会を狙ういたずらっ子。君は小学生か(笑)。
  • 帰り際、通路近く中程の男性に挨拶をしていたのは、多分2人目の水道筋商店街出身の男性、もしくはそのお連れの方に対してかな?と思ってたんだけれど、どうなのかな。

 
 関西のNHKでは、今日も震災特別番組が放送されています。
 明日が17日。あの日と同じく、休み明け(あの時は15日成人式の振替休日が月曜日で、その翌日だった)の17日になります。追悼の朝から一週間が始まります。