2300JacksonStreet 一夜明けて。

 マイケルが亡くなってその追悼をこめたスタジオモダンミリィのダンスコンサートは、昨年末の発表会以来2回目でしたが、今回は、マイケルの生涯を描き、その生き様を丁寧に綴り死に向かい合い、そして天国にいるマイケルに心からのメッセージを送るという、とても一貫したテーマで構成された、とても美しい舞台でした。
 未來さんは、マイケルの化身のように舞い、飛び、地を這い、笑い、苦悩し、逃げ、仮面を被り、踊り続けました。
 ミリィのマイケルへの愛と尊敬を、マイケルの放つ輝きが人生そのものの黎明と重なってしまっている森山未來が演じる。そのことによって、ひとつの詩篇のような美しさが舞台の上に描かれていました。
 じわじわときます。
 一夜明けて、もう一度見たい思いがどうしようもなく募ってきます。昨日は夢中でわからなかったことに色々と気づかされて、思わずもう一度神戸に飛んでいきたくなるほど。もう、そこには誰もいないのに(涙)。
 本当に素晴らしかった。それしか言えないダメな脳みそが憎たらしい。