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スタジオモダンミリィ@新神戸オリエンタル劇場
いえ。踊る森山未來の破壊力を、侮っていた訳じゃないけれどいかんせん今日までのインターバルが長かった、いや違うな、やれ二人芝居やれモテキ、あれこれこちらがてんぱって、何を目撃しに行くのか訳がわからぬまま今日に突入してしまったせいなのか。いや、ほんとそんなこと言ってもせんないほど、踊る森山未來は輝いていた、というかなんというか、ともかく圧倒的で、すべてを語るプリマでした。ミリィで踊る森山未來の破壊力はとんでもなさすぎます……。
だって。
（脳みその記憶量が可哀想すぎるので、以下鮮明な記憶のうちの断片を書いておきます）
- 光に手をかざして、光の輪っかを飛ぶ！もうこれは、「白い人」を思い出さずにいられない。しかもその時の衣装がたぷっとした白の生成なんだもの（涙）。
- 手話。Wonderlandよりも長く、しかもずっと雄弁だった。もしかして本格的に勉強してる？？るんちゃんによると、たぶん肌の色で人間を区分するな、というメッセージを語っていたんじゃないか、って……*1。
- バトン。楽しそうに、高く高く飛んで。だのに着地に一切の音がしない。この人は羽ですか？！なんて楽しそうに幸福そうにバトンを回すんだろう。あの笑顔だけで、その後の物語を想像して泣けてしまうってどういう訳だ（苦笑）。
- 梯子。仮面を高くかざした未來＠Mickelが、孤高の境地に登っていく。あの梯子は、戦争わんだーで見たあれだけれど。戦争わんだーではあの上から地を睥睨してた彼。それがこんどは手指の先まで心を込めて、音楽と一体になって梯子を一歩一歩登っていく。その手指の繊細な動きに、グレゴールを思い出したりしました。
- 林田先生とのロックのかけあいはもうね。これはもうね。なんというかいろんな所にこちらの意識が飛ばされてしまう。Wonderland もしかり、Over the rainbow もしかり……。
- 佐竹先生とのラストのダンスは、もう泣くしかないです。その前のシーンで、赤い花で死を示唆されたマイケルが、うーんと伸びをして楽しげに目をさます……。ソワレで2階から見てわかったんだけれど、あのシーン、佐竹先生と二人で踊り出す時、舞台上には大きな十字架の照明が落とされてるんですよね（泣）。天国に上がった二人の踊り、と思うと、ついつい佐竹先生が演じられた「大きな木」を思い出してしまって、あのとてつもなく美しい「白い人」が、天国で「大きな木」と巡り会って楽しそうにおんぶしあいっこして遊んでるみたいで……それだけでもう泣けてしまいます。で、またダンスが、ねえ。もう何も言えない（涙）。でも、音楽をセーブして手拍子などで、音楽と身体でどんどんリズムを作っていく調べは、カノンにも通ずる響きで、ただただ感動。
- 安川先生の振付はやっぱりすごい！舞台の上には、鳥かごのようなベンチが下手に、上手上方に十字架。由巳先生と登場の未來さん、羽のように音もなく踊っていたそれまでとは打って変わって、板を打つ音も大きく、何かを蹴り出すような激しさ。でもそれがすぐに静寂に収斂される。安川先生の踊りでは、何か吸い込まれるような引力が常に働いているんだけれど、それを息をいっさい感じさせない、生きた人間と思わせないような動きで、未來しはベンチの中に滑り込み、またはき出されるようにスイッと滑り出し、腕を高く高く掲げ、そして消えていきました……。
- 佐竹先生の自虐ネタもここまでくるともう芸術です！なんでこんなに人の笑いのツボがわかるんだろ〜。
- Chara先生が魅力的すぎて泣きました。かっこよすぎる！！釘付け〜〜！
そして、Chiaki先生のかっこよさって一体何だ！ 性別を感じさせない。性を越えている。なんて色気だ！
- もちろんいつもの中西姉妹。この二人は宝です。端正でキレあるダンスの菜ちゃん、奔放でダイナミック、そこに明るい色気が迸るかりんちゃん、この二人が舞台に出て来ると、もう私は大変な事になりますよ。
昼・夜、2公演見たんだけれど、でもまだ見たい。まだまだまだまだ見たい。どうして、こんなすごい素敵なダンスライブが、関西でだけしかもたった1日しか見られない？ 有り得ない……。もったいなさすぎるですよ〜。
そうだ。販売グッズに、Wanderland（旧FC版）とDance!×3が有りました。発売元が旧事務所のDuncanさんだから、もしかしたら在庫を森山家が買い取ったのでしょうか？
まだまだ書きたいことが有ったような気がするけれど、今日は1日長かったし、明日は6時起き出し、えいや！とベッドに潜り込みます〜〜。間違いやら文の推敲やら付け足しやら、あとは行き当たりばっかり、明日以降*2に頑張ります！
