「その街のこども」@NHK震災特集ドラマ

 はあ・・・。終わりました。
 よかった。とてもいいドラマだった。

 緊張して頭痛がするくらいな状態で見始めたのですが、始まったとたんに、するするすると心の硬直がほぐれ始めて、驚きました。言葉のせいなのか二人がどんどん風景に溶け込んでいく空気に引きずり込まれたのか・・・。
 未來さんの動作や言葉や視線や相槌やら、サトエリちゃんと二人で紡ぐ空気が、気まずかったり和んだり、近づいたり離れたりするのが、ほんとうに自然でリアルで・・・・・・。それぞれの15年をぶつけながら、それぞれ違う新しい一日に向かって歩き出す二人を通して、もしくはそれに反射して、見る人一人一人の時間が見えてくる・・・。人間誰もが「その街」のこどもなんですよね。それを見ながら思い出させられました・・・。
 くしゃみやら、何だかダンスするみたいに道ばたに佇んでたり、足踏みしながらガードレールに腰下ろしてたり・・・妙に素が見え隠れしてましたね♪というか、くしゃみはリアルかな?(笑)「はみご」とか、「しゃべらんくなって」とか、「うっさい」とか・・、ほんとに口語的な関西弁がポロポロとこぼれてたのにも、子供の会話を聞いているようで温かい気持ちになりました。
 おっちゃんに手を振るシーンには、泣かされました(涙)。最初にフードをはずして手を振り出した勇治のあたりからもうだめ・・・。ラストシーンで、優しく抱き合う二人も良かった・・・。美夏がとても穏やかで優しい笑顔を見せてて。ただ照れるように笑って別れる2人で・・・。うん。2人はそれぞれの新しい明日に向かうんだってよく伝わって・・・。
 今朝見たばかりの東遊園地の映像。ちゃんとドラマの映像になっているのもすごかったです。
 
 ふー。緊張が解けるとすごく優しい気持ちになってきた・・・。
 よし。音楽、ドラムとパーカッションに注意しながら、もう一度見直そっと・・・。今晩はまた徹夜かな(苦笑)。