『DDD』8月号

 曜日の感覚がめちゃくちゃです。
 今日は土曜日で、明日は日曜日で、明後日は月曜日…なんだよね。いやもう日付変わってるけれど…。


 桐ちゃんに教えてもらい、仕事帰りに閉店直前の本屋さんに駆け込んでなんとかGET。
 ほんと、なぜにこれが公式さんで告知されない?!(苦笑)


 ネジと紙幣。ストプレなのにDDD?と思ったんだけれど、「踊らない」という切り口から語る以上は、やはりDDD的にもなり得るのか。でもテキストは時々インタビューでお世話になってる岩崎京子さん。前の『DDD』もそうだったかな…。そりゃ、いつものモリヤマミライよくご存じだよね!

 「頭を抱えるような役」、彼が選ぶものでもあるだろうけれど、演出家が彼にそれを託してしまう、何か真実の一端を請け負わされる……、そういう星の下に生まれちゃったのかもしれないですね、この人ってば…。それと同時に、もしかすると、彼が演じることによって、一つの役がどんどんある種の真実味を帯びていってしまうんじゃないかな、とも想像します。役柄が彼によってそんな風に育っていってしまうというか…。だって、頭を抱える自分という身をイマのこの瞬間に抱え込んでるのは、紛れもないこの人自身なんだものね(わかりにくい…汗)。

 「役割」。この「行人」について語る時に、前にも一度出て来たキーワードですね。女殺しに到る宿命、その不条理を、「役割」という手応え有る拠り所から自分の中に落とし込もうという「懊悩作業」。「行人」を語りつつも自分を語る、になっちゃう、そんな境界が溶解しつつある過程をここで読めたのは興味深かったです。「怖い」ではなく「おそれ」と次への思いを語るのも印象深い。…私、やっぱりこの人の頭でっかちなところ、好きなんだなあ…。


 104ページにえらくセンシティブな横顔があってビックリします。挙げた右手が途中で切れているのがとっても残念。この人の手の表情、好きなんだもん。だって目はその手の先を見てるんだよね…。で、Tシャツにプリントされてる人って、もしかしてジェームス・ディーン?違うかな?(苦笑)


 『キャバレー』『RENT』と、踊りがメインではない森山未來ばかり取り上げてくださってるんですが(苦笑*1)、そろそろ、踊っている彼も載っけてほしいなあ。表紙とかいかがでしょうか!と、今回もかっこいい表紙の写真を見ながらふと思ったり。でも、彼のダンスは単に身体表現なだけじゃなくって語り出しますからね〜物語りますからね〜。表紙じゃ収まりきらないのかな(苦笑)。



 さて、明日(というかもう今日…)はいよいよ「未来は今」ですね。
 この土日は仕事で缶詰、わりと近くにいるのに六甲方面には行けません…(涙)。
 会の成功を心から祈っています。参加される方、よろしければ感想など聞かせてくださいませね。

*1:『RENT』の時に、辻本さんインタビューでは未來さんダンスに言及されてたけれど