「未来は今」の…

 結局仕事が片付かず、今日も「正義の味方」には会いに行けず…。
 で、「未来は今」の写真館を見ながら、つらつらぼんやり思ったことなど。
 
 1/17、最初に突然この番組予告がNHKで流れた時、この時は「かんさい特集」枠での放送、番組タイトルは「かんさい特集 震災14年ーー森山未來の旅」だと放送されました。
 
 その後、この番組のタイトルは二転三転します。
 次に公になったタイトルは、2/6の「かんさい特集 未来につぐ!〜震災14年〜森山未來が見つめた神戸〜」、その時に、初めて「ドラマとドキュメンタリーが融合」という番組コンセプトも明らかになりました。
 そして、最後に「阪神・淡路大震災から14年ーー未来は今」となりました。いまの公式HPでは、さらに未來さんのこれまでに特化した副題(副副題?)の「10 years old, 14 years after」がついています…。そして、タイトルから「かんさい特集」(45分番組)の文字が消え、独立した1時間半特集番組へと…。
 
 それらこれまでの軌跡と、公式の各種画像を見ながら思ったことなんですが、この番組、17日の最後の未來さん「ナレーション録り」以降、どんどん番組の性格を変えていったんじゃないでしょうか…。17日のその日までは、本当に最初の予告編に有ったとおり、神戸のこれまでを辿る「森山未來の旅」として、ドキュメンタリー番組として始まり進行していた…。そこへ、17日、動画にあるような予期せぬドラマが始まってしまった…(モリヤマミライが最後のことばを読むことができない…)。そのことに対して、未來さんもNHK大阪局も、真剣に対応して模索して、いままでにないドラマとドキュメンタリーを融合させるという形式を取ることとなった…。

 完全に私の妄想です。でも、「04写真館」にアップされている、未來さんの手元の台本には最初のタイトル「森山未來の旅」という文字があり、そして、「02ストーリー」の下の方の未來さんの写真。黒いバックと部屋の中で金魚鉢をのぞいている二つが、どうもサイドの髪がスッキリしていて啓吾仕様のように見えること…。見えませんか…? 「02ストーリー」の写真は暗くてよくわからなかったりするし、金魚鉢前の姿はえらく幼く見えてちょっと未來さんかどうかわかりにくいけれど、大きな手や服装から多分間違いないと思うんですよ…。
 つまり、17日以降(啓吾撮影が始まってから)、「17日のその後」を撮る作業が急遽行われたのかもしれない。
 そうだとすると、番組のタイトルや当初の報道とで番組スタイルが変わっていることなんかも、腑に落ちるようにも思うんです。
 最初は45分の「かんさい特集」だったはずの番組が、制作の過程でどんどん挑戦的な性格を持っていく、メッセージ性を高めていく。もちろん、最初から光石さんがおられたということは、ある程度番組に虚構の枠組みをもたせるという計画はあったんだと思います。でも、その枠組みをはみ出す事柄が始まってしまったのかもしれない。その一つの現れが「いま」の形なんだとしたら?
 1/15〜17に、ドキュメンタリー番組制作の中で、本当に起こってしまったドラマを、その双方を誠実に伝えようとしていまの形が取られたんだとしたら?
 
 やっぱり、すごく大きなことなんだと思います。いろんな意味で大事な番組になるはず…。
 いえホントに勝手な想像だけれど、私としてはそう思えてしかたなくって。
 
 25日の放送は関西だけのようだけれど、これはきっと全国でも放送があるに違いない。タイトルから「かんさい特集」の文字が消えたのはそういうことだと思う。だってそれがあったら全国放送できないもん。取ったってことは、きっと全国放送があるはず!そう信じてます。そうじゃないとおかしいよ(祈)。
 
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 これまでのこの番組告知の変遷は下の日記に書いてます。
 →14年目の今日 - 狼藉の日々
 →2009-02-07 - 狼藉の日々
 →2009-02-19 - 狼藉の日々
 →2009-03-13 - 狼藉の日々