仮名手本天宇受売ーその１＠兵庫県立芸術文化センター

　毎年恒例の、モダンミリィ年に一度の発表会です。いつもは12月に開いておられる発表会、今年は「15回記念公演」ということもあってか、年明けの今日1月25日に開催です。場所も、いつもの芦屋市ルナホールじゃなく、兵庫県立芸術文化センター中ホール！ここは良い会場ですよね〜。設備は最新式だしゆったりとしたスペースがとても心地良いです！　
　

　ミリィの発表会は2005年以来毎年行ってるけれど、未來さんのダンスライブでお馴染みの先生方や生徒さん達が、普段の実力をとーっても伸びやかに表現してくださって、しかも会場の雰囲気がとってもフレンドリーで楽しいの！人気の先生や出演者の応援団（？）は大きな声でかけ声をかけるし、ヒューヒュー歓声は飛ぶし！ミュージシャンのライブみたいな感じ？（笑）
　

　今年はそのモダンミリィの15周年記念公演ってことで（？）なんと、スタジオのご子息が登場して躍ってくださいましたよ！！わお！
　いえ、いつものようにチケットを手に入れてから、会場の兵庫県立芸術文化センターHPを見たら、「出演者：森山未來」という名前があるのがわかって…。え？え？でもRENT終わったばっかだよね？そうこうしてるうちに、名古屋で撮影始まっちゃったよ？？！！ほんとに出るの？会場HPだけだよ名前出してるの…何かの間違いなんじゃ？？
　まあ発表会はご子息無しで毎年見ている年中行事だし。今年の成長ぶりが見たいダンサーさんは一杯いるし、見に行くという大勢には関係ないわけで…といいつつもやはりドキドキはした，そりゃするよ（笑）。で、会場で買ったプログラム。わわわ。しっかり出演者の中に名前が入ってる〜（それでもまだ半信半疑：苦笑）。

　というようなことで始まっちゃいました！15回記念公演「かなでほんあめのうずめ」です！

　未來さんは、Part1で、林田先生の「コントロールファンタジー」、part2で、安川先生の「Break Time〜鼕々」とフィナーレの「Anniversary Presents」に！
　出て来てびっくり☆髪が短い！　耳の上、刈り込んでます！以前、ラスクリの頃の玉ちゃんがやってたみたいな、横だけモヒカン？みたいなあんな感じ。でもヒップホップの時は、グラスで髪を上げてその刈り上げ部分をはっきり見せた感じのスタイリングだったから目だったけれど、フィナーレで髪を下ろしてるのを見たら、別に普通のオシャレな短髪スタイリングでした〜。でも全体的に軽い感じに収まってて、�肉がまだ完全復活してないせいか、すごくシャープな男前っぷりでした！色も一段と白いし…。
　おかしかったのは、「コントロールファンタジー」だなあ。マチネでは、なんだか振りがまだ入ってないのかおっかなびっくり、チラチラ視線を泳がせて笑顔もほとんどなく（後半急に思い出したように笑い出した笑）、きりきりの感じでとっても控えめパフォーマンスだったその曲が、ソワレではなんと！なんと！！もう驚くような変貌振りですよ（笑）。踊りを完全に自分のものにしてるだけじゃなく、途中の入りで、バレエなんか取り入れて２回転？ジャンプ飛んでいきなりヒップホップ（笑）。チラ見なんか全くしませんぜ。ノリは完璧「俺が主役！」ですよ（笑）。余裕綽々で完全に演目を味方に付けちゃってました。笑顔満開だし！何があったんだ〜。というか、この人、一旦生きてる舞台に立っちゃうと、そこで全てを会得しちゃうタイプなんでしょうね。何かが彼の上にスーッて集まって来ちゃう。ミューズが下りるってこのことなのか。ほんと魔法のようでしたよ…。すげーよ。

　Part2の「Break Time」。プログラムではナンバーが振ってないのね！ホントに「余興」としての演目なんだ〜〜。だって、ナンバリングが無いのは、これとフィナーレと、あと「御影石町応援隊」（チア）だけですよ。ところがどっこい、これがすんごい演目で！
　紋付き姿の安川先生・千秋先生・森下美樹先生が、扇子を手に日舞のような舞い…。一人、奥の台上で身を低くして刀を構えて機をうかがう人影がいますよ。言わずと知れたカルマ王子、もとい未來さんだよ！わかりますよ（涙）。尺八の音？が一段と大きくなり、台上から、緑なのかな、格子柄にも見える柄ものの和服を羽織っただけの王子が、左手でまるでマントを操るように和服を操りながら、ヒラリと高く飛び上がったかと思うと地上に剣を携えて舞い降りて来ちゃいます！赤の半襟？長襦袢？真っ赤に縁取るように和服に裏打ちされた衣装が色っぽいです。しかもそれ、羽織ってるだけですから！！　腹筋は尋常じゃない数に割れていて、なんなんでしょうか、色も白すぎるんですが！この世の者ではないですね？ありえないですよね？！
　千秋先生と剣を交え、息を呑むような双方譲らぬ美しい立ち回りが続くところへ……ひゃー！PARAちゃん先生だ！大人気のヒップホップの先生です！おっかしいの〜〜。そのPARAちゃん先生がCDを首からぶら下げてシャカシャカ音をさせながら立ち回りの現場に闖入して来ちゃいます！あっけに取られる物騒な人達！（笑）マチネでは、その姿を苦笑いして見送ってた未來さん、ソワレでは、けっこう長いPARAちゃん先生との絡みがありました♪というか、PARAちゃん先生が未來さんをからかってたって言うか（笑）。足を蹴り上げるマネをして「やってみろ！」みたいに挑発したり（笑）。たーのしー！リラックスしてるなあ、未來さんも（笑）。

　フィナーレでは、上手の椅子に腰を下ろしてレコードジャケットを眺めてます。マチネでは一人で声に出してそれを読んでましたが、ソワレでは、最前列のお客さんにジャケットを見せて「これ知ってますか？」みたいに話しかけてました（笑）。その後、タップです！森本先生と義先生と。黒のシャツ、襟を立てて、中にてろんとした胸の開いた紺色のカットソー。色がね！白いよ、真っ白だよ〜〜（汗）。いえ、それ以外でもずっと白さは際立ってますが、ここはライトのせいなのか、白さにパールでも入ってるかのように乱反射してます光線が（苦笑）。その後は、佐竹先生の所に登場して軽く二人でデュエット。これは鉄板ですね！佐竹先生が掃けてからしばらく一人でソロのジャズ。その後、客席を背にして先生方を一人で迎え入れるようなポーズ。皆さん登場して楽しくフィナーレ。未來さん最後にジャンプしてクルクル2回転くらい？で、ポーズ！
　
　カーテンコールは、マチネは出て来たところが確認できず（笑）。いつのまにか舞台中央近くまで来てました。あれ？（笑）。ソワレでは、すっかり私服に着替えて登場です！あの紺のテロンとしたカットソーの上に、茶色っぽいグレーのパーカー、袖口と裾に赤いチロリアンな刺繍？が入っててすごく可愛い！パンツは、10月のRENT丸の内ライブで履いてた前が濃いグレー、後ろが薄いグレー（ブルー？）のツートンカラー。目のある？おもしろい黒い帽子をかぶってます（途中で脱いでポケットに入れた）。首からは二本ほどよく見るネックレスをぶら下げて、なんだかすっかり私服＆帰り支度っぽいよ…。あ、そうか。明日からきっと撮影がまた始まるんだろうね、このまま終わってすぐ名古屋に戻るんだなあきっと…。タイトなスケジュールの中、よくぞ帰ってきてくれました！！
　音楽に合わせて楽しそうにリズムとってます。後ろへ後ろへ、ほんとに後ろに下がって、最後尾から大ジャンプして手を挙げてくれました、というか見えるのがすごい！なんというジャンプ力だ！幕がまた上がって、手を繋いでお辞儀。その後、上手の方にふらふら〜〜って歩いてって、何かかりんちゃんとしゃべってましたよ（笑）。かわいいなあ、二人とも！ほんとに楽しそうな顔して笑いますね〜。舞台慣れした座長さんより、もっと初々しい、発表会が嬉しくて楽しくてっていう、そんな生徒さんと同じ表情で笑ってます（笑）。

　
　あー。ハッピーだ。
　ほんとにリラックスして笑顔笑顔です。ほんとに楽しそうだなあ〜。

　マークのかけらもなかったです（笑）。居心地良さそうに無理なく楽しげでホスピタリティに溢れた姿でした。
　なんだかね。暖かかったです。寒さも、忙しさも、ほわほわと融けるような暖かさでした。目を線状にして満面の笑顔で楽しげにリズムを取って歌うように語るように周りを見渡してる未來さんが、とてもリラックスした感じで、見てるこっちがふわふわに融けました。

　ありがとう！
　
　下は、プログラムに沿った演目の感想です。他ももちろんとーっても良かったの！
　モダンミリィのダンサーさん達、特に女性陣、ここ数年でメキメキと層が厚くなってますよね！ほんとに迫力が有って見応え有る演目が目白押しでしたよ！

　えっと、書けるところまでまず書いちゃいますが、うーん、どこまでいけるかしら（苦笑）。

（下に有った感想、独立させて上に移動させました！）