1/8大阪初日@シアターBrava!

K / DEM / 田中ロウマ / Mizrock

 昨日とはうって変わって明るく暖かい日。初日が開けました。
 Brava!は、クリエのことを考えるとずっと劇場としての横幅が広く、二階席もあるし、そのスペース感はかなりの違いがあります。大阪の劇場としては大きい方ではないんですけれどね。ただ、音響はたぶんクリエよりは良い。席は前方左サイドブロックでスピーカー直撃だったけれど、それでも歌詞や台詞は良く聞こえました。ただ、一緒に行った先輩は「音がうるさい」と言ってましたけれど、まあそれは慣れとかいろいろあるから…(笑)。

 さて、一幕から行ってみます!
 いちおう、畳みます!ネタバレ有ります、ご注意ください♪





一幕

  • オープニング。スタスタと現れたマーク!びっくり!髪が普段の右分けです!しかも髪切ってる〜(驚喜)!耳が出ててとてもサッパリしてます♪ ウェーブはやっぱりかかってるけれど、おでこもちゃんと見えてホントに清々しい! クリエでは、かたくなに分け目を左に持ってきてたのは何だったんだろうなあ〜〜。目の表情もよく見えてすごく良いです!ほっぺもちょっとふっくら見えるけれど、後で歌ってるところみたら変わらないかな〜と。でもサッパリしてるので、痩せこけた感じはしないですよ、うん♪
  • 今日はKロジャー。ずいぶん久しぶりです。彼の歌声、野太さが増してて良くなってる。どうもRロジャーに慣れ親しんでて、ロジャーの声=Ryoheiの声ってなってたんだけれど、Kロジャーのキレやすい怒鳴っちゃう感じも良いですねえ。
  • RENT!音がいい〜〜爆発的なんだけれど、歌声も台詞もちゃんと聞こえる!うれしい!ただ初っぱなちょっとマークのマイクが少し小さかったかしら…レーンッ!ってひっくり返る感じがあんまり響かなかったような…(すぐ復活したけれど)。
  • 「AZTちゃんと飲めよ、外に出ようぜ」がすごく優しい声だった。お顔がちゃんと見えるので、ロジャーをじっと見つめて微笑みながら言う視線がたまらない感じだった。マークはロジャーのこと、ホントに心配して大事に思ってるんだよね…。
  • お土産のパス。Kくんはかなりの確率でどれかを取り損なっちゃいますね(笑)。このあたり、アメフト選手だったRyoheiさんがほぼノーミスなのとやはり違いが(笑)。今日も、あれなに?黄色いポットを取り損なってまたマークの足下に転がってきて、マークがさり気なく拾ってお部屋に持ち帰ってました。
  • コリンズとの振り写し♪ 舞台が広いから、コリンズとマークが二人同じ格好をして100度くらいの角度で傾いてるのがすごく目だっておかしい!かなり観客も受けてます!ほんとに見事にそっくりの格好するのね〜〜。最初は、上手側に100度くらい傾斜。右手を前後に大きく振って、その後左にターン(うろ覚え)。壊れかけのロボットみたいなぎくしゃくした動きでとてもコミカル。Kロジャー歌いながら吹き出してるし(笑)。
  • T4U。ともかく驚いたのは、途中、どこらへんだっけ、エンジェルが踊り出して暫くして、プツリと音声が途絶えたんです。え?何かトラブル??!!と焦ってバンドさんを見たらみんな手を止めてて、あ、わざとだ〜!と思ったらエンジェル、さらにコリンズも大きく手拍子!わお!やっていいの〜!うれしい!そこから会場も手拍子!楽しかった〜〜。いきなり音が止まるのは心臓に悪かっったけど、これは楽しかった〜♪
  • Out Tonight。DEMミミの登場です!かっこいいなあ〜〜でも何だかクリエで見た時よりちょっとふっくら?(笑)お腹のあたりがとっても健康的でしたよ♪ 実家でお餅いっぱい食べたかな?ミミ(笑)。そんなことを思ってももカワイイよ、愛しいよ♪
  • タンゴ・モーリーン!待ってました〜。シュタッと美しくジャケットを脱ぎ落とす…はずが肘辺りで両手とも止まっちゃいました(笑)。ぴょんぴょん跳んでそれを落としてるのが滅法カワイイ(笑)。落とし終わって、右足で後ろに蹴飛ばす…はずがこれも全然飛ばない(笑)。足にまとわりついてほとんど移動しないジャケット(笑)。敢えて無視!!客席、ここでかなりの笑いが起きてます♪ジョアンヌも笑ってる〜〜。ジョアンヌに近づくのは正規版。普通に近づいて土俵入りみたいなことも無かったです(笑)。
  • 結局はプーキーって言われてしまうんですよね〜。ぼくもこの間まで言われてたんです…。ぼそぼそと一列目に語りかけてます(笑)。劇場が広いのでひそひそ話じゃなく、ちゃんとマイクが大きく入ってて、あれなら後ろの席でも聞こえたんじゃないかしら? 関西弁のマーク♪
  • 慌ててライフサポートへ。階段駆け下り速度がやけに速いです!マーク♪マーク♪くらいでもう階段下りてしまってました。階段足りない?(苦笑)
  • 座っててもね、白いお顔と目がハッキリ見えるので、とてもとても切ないのです…。目がきれいで…。ライトが落ちてて薄暗い光で浮かび上がる切れ長の目とポツンと悲しげな表情がものすごく幼く可愛らしくて、胸が痛くなりながら、あークリエでどうしてこれを見せてくれなかったの〜って地団太踏みたくなりました(苦笑)。
  • Santa Fe。4段落ちは高等テクニックでした。落ちる前にカクカクって少し上に上がるの(笑)。弁証法的落下といいましょうか♪ 脳みそ腐るは、全く腐りませんでした。ずっとニコニコ元気なマーク。で、そのまま元気よく倒れてました。エンジェルに支えられても、わざとだな、あれ、力入れてドンドン倒れようとしてます。ずっとお顔はニコニコニコニコ(笑)。身体は棒のように真っ直ぐのまま!これがすごいよなあ。姿勢が乱れないもん♪力入れられて、さすがマッチョなエンジェルも支えきれなくなってかない低いところまで下がった辺りでやっと満足そうに跳ね上げてもらうマーク!なんなんだこのイタズラ小僧(笑)かわいいじゃないか〜。
  • で、思いっ切り露骨におじゃま虫になってましたよ(笑)。仕返し〜。コリンズもエンジェルも見つめ合ってロックオン。コリンズなんてかなり邪魔だぞオーラを出してるよ(笑)。マーク苦笑い、するしかないよね〜。振り返って再度苦笑い。それがまあ何ともおかしいの(笑)。
  • Christmas Bells。エンジェルが嬉しそうにコートを胸に抱いてるのがかわいいなあ。かわいいよ〜。マークとミミとロジャーも元カノだのどこかで会ってるよね、とか好き勝手に言ってるし(笑)。この場面は、楽しく日常がこんな風にごちゃ混ぜに進行してる感じが良い。2幕のことを思うと切なくなるんだけれど、みんなクリスマスイブにとても幸せなんだもの…。
  • モーリーンのパフォーマンス!Mizちゃん、かわいいなあ。「みんなも言うのよ!言うまでやめないよ!!上も〜!!」って二階席を指さしてました(笑)。張り切ってムームー言わせて頂きました。隣の同僚も大きな声でムームー言ったのには驚いた(私が笑)。乗せるのうまいね!Mizモーリーン♪
  • La Vie Boheme。お顔のよく見えるマークはなんて生き生きしてるんだろう〜〜こればっかり言ってますが、ほんとそうなんだもの、しょうがない(苦笑)。
  • 乾杯は客席に飛び降りて、最前列で乾杯。その後、上手サイドブロックに走っていって4列目くらいに座ってた方の黒縁オシャレメガネ、取っちゃいました!!これがまた似合うんだ〜〜。まるであつらえたように!髪が短くって耳が出てるので、やけによく似合うのこれがあなた。そのままメガネでやればいいのに〜(本気)。すてきでした〜。返却は舞台の上から緩く高く放り投げて返してました。すごいコントロール。投げた後、その方を格好良く指さしてサンキューのポーズ!なんなんだ、このかっこいいマークは〜(涙)。
  • えっと、○○○ー万歳は、大きな声でど真ん中で高らかに両手を天に向けて、オペラ歌手のように絶唱してましたよ、これがまた嬉しそうなんだ(苦笑)。その後、ゆっくりと腰を下ろし、隣のリキトさんとKくんをゆっくり見渡してその後一気に照れてました(笑)。
  • SM後は、Kくんはちゃんとチャックを上げようとしてくれるのね(笑)。でも途中で引っかかって今日は上まで上がりませんでした。その後自分で後始末してました。
  • 逆Cジャンプも絶好調です。

二幕

  • Seasons of Love。とてもきれいなハーモニーだったです…。今日はJunearさんとじゃなく、Yokoさんと向き合って格好良く足でリズムを取りながら歌ってました。手にはカメラ…。マークがカメラにしがみつく時とマークがカメラを手から離す時。たぶん二つの色が舞台の上にあるのね。コンタクトから後のマークは、あまり手にカメラを持ってない。カメラの呪縛から、マークが解き放されていく過程は、もう一つのRENTストーリーなのかも。
  • Happy New Year。まずいシャンペンは〜♪ これも二回ともクリアに聞こえます。声がよく通る! スパイダーマンごっこ。スローモーションじゃなく、普通に一生懸命手すりに結わえてました。えっらく真剣な表情で笑っちゃった(笑)。
  • 二ヶ月の間の状況変化を説明するマーク。おれ?おれはここ、どこにもいない…。「ここ」がどこにもないマーク。
  • 息をのみながらキリキリしてそれを聞くんだけれど、次のTake Me or Leave Meが大好きなので、心の半分はワクワクしてモーリーン&ジョアンヌの登場を待つんだよね…(苦笑)。
  • Mizモーリーンのカットソーが変わりました。黒で肩が大きく開いていて、同じ黒の肩紐がついてます。黒、似合うよね!歌ってる内にどんどん肩がずり落ちてきてちょっとハラハラしましたが(笑)。
  • この時、マークは上にいるんだけれど、照明が全然当たらないの〜。これは劇場の限界?後ろの方とかなら見えるのかしら…。前の方からじゃ、マークはシルエットがボンヤリくらいでカメラ回してるのかじっと聞いてるのか、どっちもよくわかんなかったです(苦笑)。
  • Contact。カメラのハンドルを回しながら部屋に戻るマーク。舞台の上からピョーンと飛び降りてカクカクっと身体を身構えるところが大好きです。低い姿勢で身体を回転させて上半身はあくまで真っ直ぐ、その時に長い手が美しくくるりと広がって回転するのを見て、ああきれいだなあ、といつも思います。客席に背を向けて、群衆の中に入っていくマークの気負った背中、顎は常に上に向きがちで…。群衆の中で、同じように両手を上にあげて身体をくねらすマーク、そしてふと我に返ったように周りを見渡すシーンに、いつも何か既視感を覚えます(わかるよね…苦笑)。今日はこの、身体をくねらす前に早くもマフラーがほどけてしまい、両端首からぶら下がる感じに。その後、首を左右に振りながら徐々に群衆から離れて(Contactを失い)舞台中央に出て来る時には、マフラーは片方しか肩に引っかかってない状態で。その後うつぶせ?だっけ倒れ込む時にはすっかり下に落ちてしまいました。でもやっぱりちゃんと拾って壁に激突してましたが…。
  • Contactを求めて群衆の中を通過してはじき出されるマーク。同時に進行する性と生の終わりが、生きる者と死にゆく者との境をあいまいにします。
  • この後は、Mizモーリーンにいつも泣かされる(涙)。今日は、早すぎるかと思うくらいのタイミングでマークの台詞にぶつけてエンジェルへの思いを語り出して、最後まで言葉が続かないうちに、涙に濡れたキスをメロイックサインと一緒に投げかけてました(涙)。となりの同僚はここで涙腺決壊したそうです…。
  • マーク。下手のいつもの定位置(電話横のボトルケース)じゃなく、スピーカーにもたれて座り込み、客席に横顔を向けてまっすぐコリンズを見つめていました! そのマークの色白の横顔が真っ正面にあって…。どういえばいい…(汗)。えっとつまりあの、あまりにも美しかったわけです。汗なのか涙なのかわからないしずくを右頬にキラキラさせて、きれいな鼻を赤くして…。まだマフラーを巻いていない首もと、顎から喉のラインがとても華奢で細くて、少年のようでした。あ、きもちわるいですね〜すみません(苦笑)。でも見とれちゃうんですよ。
  • で、そのまま歌い出すんだもん(涙)。大きなお口を開けて。時々もたれかけた背筋が伸び上がるように、腰を浮かすようにして歌うんです。そのひたむきな横顔に釘付けです。周りの他の人は全員コリンズの絶唱を見てるんですが、いや私も視線は普段は半々くらいなんですが(苦笑)、今日ばかりはそういう訳にいかなかったです…。だってキレイなんだもん。
  • 立ち上がってアレクシーに電話。この時、マフラーをふわりと首に回しました。井本巻じゃなく、オーソドックスな片方は前、片方は後ろ。なんだか新鮮。
  • Halloweenの間もマフラーはずっとそのままでした。声、とてもいいです!所々で美しいビブラートもかかっていて。傍観者。未來マークは形象的に分かり易い傍観者じゃないだけに、彼のもがきと抵抗がより残酷に響く、そんな気がチラッとしたんだけれど。
  • でも、目の表情が分かり易いっていうのはホントすばらしい。豊かな顔面表現力をもつ未來さんはこうじゃなきゃ!
  • Kロジャーとの激しいぶつかり合い。二人とも、そこまでしなくてもいいのに、と思うくらい手加減無しでキリキリ痛くなります。何だか途中で見ていられない気持ちになって意識が飛びました、こんな経験初めて…。気がついたら、「そうさ」で、マークがロジャーの胸を両手で突き飛ばしてました。タン!と乾いた強い音を立って、その音にギクリとした。そして反動なのか一歩後ずさって「ひとり」って歌ったその歌声が、自分を突き刺すような棘に覆われていて…。そもそも、「死んだら終わりさ」と歌ったロジャーに「狂ったのか」と言ったそのトーンも、今日はこれまでと違いました。最初の最初からマークは怒ってました…。その怒りが加速度的に自分に向けられていく。どうにもしようがなくなってロジャーから離れて背を向けてしまうマーク。でも再度振り返って放つ、「これまでさんざん傷ついてきたんだろ」「今度はお前が逃げんのかよ」(だったっけ?)という言葉には、エイプリルの死後引きこもってきたロジャーとずっと共にあったマークには、絶対に引くことの出来ない心の叫びが籠もっている。とてもとても辛い言葉なんだけれど、泣きたくなるんだけれど、救いの欠片をどうしても感じます…寧ろ暖かさに近い。それまでのズタズタに切り刻むかという二人の応酬とは違う…。電話するというロジャーのことばも、同じです。
  • 「会議」、吸血鬼、ボーリング、なんじゃそりゃ。くしゃっと自嘲的に笑う顔。どうして笑うかわかるだけに辛いシーンなんだけれど、この表情すごく好きです(苦笑)。同じようにコミカルな台詞でも、「また復活」なんかの笑い顔と全然違うのね。籠もる気持ちが全く違うから当たり前だけれど。表情の違い。ほんの少し何かが違うだけ。なのにこれだけ異なって見せてしまうってどういうことだ(感嘆)。
  • Kロジャーは、スタンドマイクを後ろに蹴り上げて、前屈みでシャウトする感じで歌うのね。ここらへんもRロジャーと違うなあ。私、Rロジャーの小刻みにリズムを取る歌い方も、全くマークと違う立ち姿なので好きですよ!二人の違いが際立つ。
  • 両手を広げて歌うマーク、袖口が手を半分隠しているのはホントにすばらしいと思います。
  • 飛びますが、FinaleでコリンズがATMに細工したって言ったのを聞いて、マーク「ダメダメ」みたいに手を横に振ってました(笑)。でもコードは聞きたいのね♪
  • ミミが運び込まれて、ガタンとドアの枠にもたれかかったマーク、お金を数えてるのは必要なものが買えるかどうかってことなのよね…。
  • ここが終わりじゃない、でした。その時のマークの目がとても切れ長でしっかりロジャーを見ていて、ここでもああ目が見えるのはいいなあと思いました。今日は最初から最後までそればっか思ってたなあ。
  • カテコ。もちろん客席はスタオベです!SOLソロはエリアンナちゃんでした〜!いやあすっごい良かった!途中のアレンジもかっこいいし、何よりソウルフルでパワフルで、最高音も見事な声でキレイにスコーンと天をついてた!ほんとに鳥肌が立ったです。すごいよエリアンナちゃん!彼女の歌声が聞けて幸せだった〜。素晴らしかったブラボーだった。
  • マークははけながら、バンドさんに片手でハイタッチ。いやあ痛そうだ!(笑)だって、一回一回ためを作って反動付けて思いっ切りしばいてますよ。一番後ろのオルガン?の人なんか、一瞬たじろいではりましたもん♪お気の毒ですほんと(汗)。
  • でもバンドさん演奏はノリノリです。ピアノもギターもすっごく格好良かった!!客席からもヒューヒュー声が飛んでるもん!いやあすごいや!
  • その後もう一度出て来てくれました。未來さん、まず米倉さんの肩を組み、後から入ってきたDEMちゃんとも肩を組み、どんどん全員が肩を組み、お辞儀をして足を踏みならしてました。
  • ひらりと真っ先に舞台奥に駆け込んでいく座長さん。舞台の前ではコリンズが倒れかかってShihoねーが支えるという珍しいパフォーマンスもありました(笑)。

いやあなんともキラキラの大阪初日でした!
東京からの遠征組さん、楽しみにいらしてくださいね!!