『演劇ぶっく』2008-10☆改めまして

 なんだかんだとあれから仕事で、こんな時間になりました…。
 落ち着いたところでもう一度。

いのっち&上田誠対談!

 表紙開けて初っぱなはこれですよん。
 ヨーロッパハウスは私も入ってみたい(笑)。いのっち、行ったんや…うらやまし(笑)。いや、ヨーロッパ企画の映像物、DVDなりフィルムなりを見ると、かなりの確率で映り込むヨーロッパハウスですが、これがなかなかおもしろい♪ 彼らの舞台に再現されるいろんな「巣」に一脈通じる、そんな感じがするんだもん。Windows5000のアパート、ゴーレムの地下住宅…まあ、サマータイムマシンブルースの部室も、学生にとっちゃ家みたいなもんだもんね。
 で、上田さん、どうしていつもそんな涅槃像のような(笑)。

五右衛門ロック

  • で、その涅槃像の上田さん頁をめくったら!そこにいきなり四人だよ!目の前に「ツラね」だよ!かっこい〜!!
  • そっかあ、左門字の袴、こんな縦ストライプだったんだ(笑)。五右衛門の着物の裏地や、お竜のブーツやら、細部を思わずしげしげと。王子の脚絆(何て言うんだっけ)の柄も改めてしっかり見させていただきました(感謝)!
  • さらに頁をめくると、物語の進行に合わせて各シーンがコマ送り風に!
  • クガイ様〜!と叫んだその下に、大きくマントを広げて飛ぶ王子が!左足のつま先まで真っ直ぐ直線に伸びた姿の美しいこと…。船の操舵室から飛び降りたところかな…。
  • 続いて、バラバの兵の前で歌う(?)王子。未來さんが歌ってる時の口の形が格好良くって好きなので、できたら大きな口を開けて歌ってる場面の写真がよかったなあ。なんて贅沢な注文(苦笑)。
  • ボノーとシュザクの「鬼みたいな顔して迫ってくるんだぜ!」シーン。困った顔のシュザクがかわいい!
  • クガイに狙いを定め、体勢を低く刀を後ろ手に振りかざす王子!決まってます!でも、この時の左足がピーンと前に伸びてるそのポーズがゾクゾクしたので、できたら脚まで写して欲しかったわ〜♪と、またまた贅沢な無理注文、すみませんです(苦笑)。
  • インガ隊長!ああ、もっとアップで〜(懇願)!
  • いちすけ、きゅうろく。キャプションで「潜んでいた」ってなってるのはどうなのか?囚われていた、なのでは(笑)。
  • そして、クガイにやられる王子!この2人、とーってもかっこいい! クガイの左手振りかざした殺陣の圧倒的な貫禄、右下で転がりながらやられつづける王子…。あのスピード感がよみがえります(涙)。大好きな殺陣シーンだったよ〜。
  • で、さーてどん尻にひかえしは!よ!五右衛門、待ってました!!

ああ、楽しかったな〜〜。いい夏だったなあ♪
そしてそして、さらに頁をめくると、じゅんさん&未來さんの対談です!

  • ぺったり髪が伸びて押さえられた未來さん。えらくスッキリしたお顔立ちです(笑)。じゅんさん、かわいいです!ああもう、この2人のツーショットだけですでに私は泣きそうです。じゅんさん、若い!王子より20歳年上とは見えないですよ〜。王子のジャージは、アワブロで前田さんについて回し蹴り稽古中の、あの緑のジャージ。パーカーは、見えないけれどたぶんメタマクパーカーだろうな♪
  • それが左頁にあるのです。まず目が吸い寄せられるのですが、右頁には、大見得切ってる最中の王子の姿が有るのです!「自由と正義の名のもとに」あたりでしょうか。千両役者だなあ!強い目がかっこいいです!
  • インタビュアーさんが、ともかく王子にぞっこんで(笑)。「森山さんの大活躍はホントに凄い」「スーパーヒーロー」って煽って煽って…。読んでて照れちゃいますが(←なぜ私が苦笑)、でもしょうがないよね〜ほんとに凄かったんだもん!
  • コマ劇場と新感線の相性を熱く語る未來さん。うん、「座付き劇団」☆大賛成です! コマに行ったら新感線がかかってる!なんてステキなんだろう〜。本公演以外の時にはゲキシネやってくれたらいい。出張帰りに必ず寄りますよ!ああ、いいなあ、それだといいなあ。
  • コマと劇団との引き合う力を語る、じゅんさんと未來さん。2人の視点が微妙に異なっていておもしろい。(劇団が)コマに求められていた、ととらえるじゅんさんと、(公演のエネルギーを)受け止めてくれる劇場、と語る未來さん。劇場と劇団と、双方の発し合い引き合うエネルギーを、奇しくも2人が双方向から語っていて、ここはとてもおもしろい件(くだり)だったです。
  • そして続いて語られる14年前の記憶!!いや、記憶はじゅんさんの方にのみ有ったんだけれど…。わあ、そうなんや〜〜。これは泣く。泣ける。「お子ちゃまだな」の背後にじゅんさんのそんな記憶が有ったと思ったら…ああ確かにそれは泣ける(涙)。初見では、「お子ちゃま」を挙げたのは未來さんの照れかしら?と思ったけれど、いま思うと普通に私がそこで泣きそうだ(苦笑)。
  • すごいねえ、未來さん。というか、未來坊や、10歳のチビッコ。ああ、その頃の未來坊やのダンス、見たかったなあ…。
  • 「この俳優に弱点はあるのか?」と変なことを考えるインタビュアー(笑)。助け船を出してくれるじゅんさんのことばが暖かい〜。「さすがにそれは照れくさいよなぁ」。そう言われて、ニコニコ照れてる未來さんの姿が勝手に脳内再生です。ありがたいなあ。このー幸せ者だぞ〜モリヤマミライ!!
  • でも、それに輪をかけてまた真っ赤になるほどべた褒めしてくれるじゅんさんってば…(感涙)。とんがってる部分を見抜き、その上で、自分の迷いを自力で立て直して次に繋げていく底力とを認めて…。それってすごいことですよ〜。そんな確かな姿をそばで見極めてくれてるじゅんさん。2人ともすごいです。
  • でも、突っ込むときはプレッシャーだったんだ(笑)。それはまだまだ修行しなきゃですよね〜。私は見てなかったけれど、「それはちょっと古すぎるんじゃないか!」のところ、舞台上でじゅんさんからダメ出し喰らった回が有ったそうですね♪ 「もっと思い切って突っ込め!」って(笑)。愛があるんじゃない♪です。
  • 最後のじゅんさんのことばに泣けました…。「あぁ、この夏は、いい夏やなぁ」(涙)。ほんとにいい夏だった。私にとってもホントにステキな夏だった。でも、じゅんさんの思いには歴史があって…。私たちには絶対に見えない、舞台の上で役者の後ろ姿を見るその視線。いろんないろんな思いが交錯してたんだろうなあ。その一端をほんのりこぼして見せてくださったじゅんさんに、感謝です!

 で、まだまだ続くよ!
 次の頁にはいのうえさんインタビューです!

  • やっぱりコマ劇場なんですね…。運命的な出会いだったんだなあ。新感線とコマ劇場。確かに、青山劇場とも新橋演舞場とも違った。劇場に向かう道中から違った。ワクワクが、歌舞伎町に近づくにつれて募ったもの。そして、毎回起こるうねるようなスタオベ!スタジアムのようだった。
  • そして、ドラマの主軸を理解して、ぶれずに演じる未來さんにも言及してくださってます。「彼は自分のポジションがわかってるから」任せておいて大丈夫だってことですよね。すごい信頼を勝ち得てたんだ…。毎日毎日、何が起こるかわからない。2ヶ月の公演の中で、悪戯心が芽生えたりってことも有るかも知れない。それでも「森山未來は大丈夫」って安心してくださってたんだろうな、いのうえさん…。演出家のそんな信頼を獲得したなんて…えらいぞ24歳!
  • Rシリーズについて。音楽が芝居の中でもつ力を再確認した、と…。確かに、見終わってつくづく思ったのは、お祭りだけに終わらないストーリーの力強さが、こんなに荒唐無稽な展開の中でもしっかり意識され、むしろ回を追う毎に盤石になっていってたってことで…。そっか、そこに「音楽」のパワーなのか…。確かに古今東西の演劇、音楽とは切っても切れない関係をもってるのは、そういうことなのかも…。ミュージカルかストプレかって分けだしたのは近代以降のことだものね。ミュージカルじゃない、むしろ、芝居と音楽が四つ巴になり芝居が音楽に煽られる。新感線。すごいことを起こしつつあるのかもしれないなあ。

 さてさて、その隣の頁には、インディさんの小道具研究所です!

  • 中指のところで「こんな小道具だけ作って生きて行ければいいのにな」と言うインディさんがステキすぎます。私も時々思います。こんなことだけ書いて生きて行けたらいいのになあって…(苦笑)。はは…。
  • 大阪バージョンの「行くぞっ、おう」船隊。かっわいいー!
  • 45分で桃、じゃないたんこぶを作っちゃうインディさん、次は是非是非舞台上でお会いしたいです!

 まだまだゆっきーインタビューもあります!
 これ、5日から「演劇モバイル」で始まったものと同じかと思ったら、書き出しの一部が違いますね。というか、まだ「演モ」は完結してないからこれからなのかしら(笑)。

 そしてそして、うんと飛ぶけど、粟根さんの人物ウォッチング!冠くん♪ 冠くんの半生を振り返ってくれちゃってて、ほーそうだったんだーって納得しきりです。今日のライブ、どうだったのかな〜♪

 と、まだまだ語り足りないですがこのあたりで(苦笑)。文章めためたなので、後でたぶん手を入れます。長らく別のもの書いてたからブログの文体にちゃんと戻れていないような変な感じ…。お見苦しかったらどうぞご容赦を〜〜。