東京千秋楽

 大事に育てた舞台、完全な幕引きにしないところが、彼らしさ、かな。

 Sense of Wonderで、最初の青い風船がやっぱり空高く上ってしまったり、山本愛さんが独り占めする大きな緑の風船が舞台際まで転がったり、真っ赤の風船が劇場内を一人旅したり(自分で最後、舞台袖に戻りましたけれど)、いたずら三昧♪ いろんな風船がまるで生きてるように、コロコロフワフワと感性のままに自由な行動。風船さん、それはあまりに演出家さんの思いを体現しすぎよ(笑)。でも、最後に宇田先生の上に落ちる大きな水色風船は、これまでにない見事なジャストミート!自由自在で好き放題しながらも、風船がこの舞台をえらく気に入ってるのがわかったよ♪

 
 カテコで、出演者一人ひとりに挨拶をさせる演出家さん。
 いの一番に、上手端にいたかりんちゃんにマイクを持っていきます。驚いてとまどうかりんちゃん。それを見て、一旦下手端から始めることにしようかと踵を返した未來さん、やっぱり思い直してかりんちゃんの所に戻ってきます。さっきまでかわいい笑顔いっぱいだったかりんちゃん、見る見るほっぺが赤くなって感極まって…。でもしっかり挨拶してくれました!「今までで一番忙しい夏休みだったけれど、今までで最高の夏休みになりました」…。涙声にこちらも思わずもらいなき。
 続いて涼太郎くん、彼も堂々とした挨拶です!落ち着いた口調で高校2年生とは思えない。最後に言った「これからも森山未來さんをよろしくお願い致します」には、泣き笑いさせてもらいました。はいわかりました!よろしくお願いされました。
 13回自殺をした林めぐみさん、13回風船を割った山本愛さん、未來さんと来年は年齢ダブルスコアだと強調する佐竹先生、演出家のダメ出しに泣かされたとお茶目に笑う安川先生、かりんちゃんの泣きまねで「最高の夏休みでした!」と拾ってくれる宇田先生、ダンス以外の動きをいろいろさせられて身体がたがたですと笑いを取る中川さん、ほんものの高校生を差し置いてセーラー服を着続けた喜始裕香さん、いえいえとっても似合ってらっしゃいました!
 あ、由巳さんのご挨拶は素敵だった。舞台を支えたスタッフさんへのねぎらいや私たち観客への感謝など、暖かい気持ちに満ちた挨拶をしてくださいました。
 あと、もうごっちゃになってちゃんと覚えてないのですが(すみません!)、義さん、林田さん、藤井瑞恵さん、清水愛さん、高橋明日香さん、皆さん、達成感がひしひしと伝わるキラキラした姿。
 最後にマイクをもった未來さん、私はちゃんと聞き取れなかったんだけれど、「来年何かありましたら、又よろしくお願いします」みたいな感じだったそうです。
 何かあってもなくっても、ともかくあなたに振り落とされないよう、こっちも走っていく予定です。


 素敵な舞台、ありがとうございました。
 最高に楽しみましたよ!
 次のキャバレーに向けて走り出してるはずの未來さん。さて、私も秋に向けて徐々にスピード上げますか。