引き続き『Dream Girls』

 ほんとにすごい。このDVD。これ、ホントに変な話、3000円ちょっとで買っちゃって良いんですか?てかんじです。はあ〜〜(涙)。
 
 実を言うと、春に劇場公開されたときに2回見に行ったし、まあそれで良いかな、DVD買うまでもないかな、なんて思ってたんだけれど、友達に借りて見てる内に、鳥肌が立って震えがきて、涙はでるは大変な有様、その足で速効購入ボタンを押しちゃいましたよ。これはホントすごい。

 まず、本編ディスク。特典を見てからこれを見ると、劇場で見たのとは別の感動に襲われます。そっか、このシーンのことか、あ、この人か!なんてトリビア的なものもあるんだけど、ともかく役者の表情が違って見える。
 そのDisc1にもたっぷり特典が収録されてて、なんと言っても圧巻は、映画ではカットされていた楽曲のノーカット版が惜しげもなく収録されてること!!「Steppin' to the bad side」なんて、全くミュージカルさながらで、かっこいいったらない!映画では脇に徹してた、ヒントン・バトルが、さっすがの舞台俳優*1、華麗なステップで踊ってるのも感動!延々と、ダンスのリハシーン(これがまたいい!)から舞台のパフォーマンスへと続ける構成もすごい!ノンストップでこれを見せられると、いやあ、もうたまりません。こんな風にみると、やっぱりエディ・マーフィービヨンセのステージパフォーマンスというかカリスマ性、圧倒的なオーラにはただただ目を奪われる。目がこの2人を自然に追うもの!
 特典ラストの、ビヨンセ「listen」ミュージックビデオ…。映画のあの歌声にも泣かされたけれど、このビデオでは、彼女らしいパフォーマンスで思う存分の熱唱!途中で、彼女が涙を拭いながら歌い続ける姿を見て、もうこちらもしゃくり上げる勢いですよ〜〜。すごいなあ、ほんとにすごいなあ。こんなに美しくしかも心打つ歌声、ああ、ホントに神様に選ばれた人だなあ(涙)。
 これだけでも、40分程の特典なんだけど、それだけじゃないんだもん。後3時間の特典があるんだよ〜〜!


 Disc2。これはもう言葉がないや(ため息)。ともかく見て!の一言。
 歌うだけでいいから、と言われたテストでのビヨンセ。ところが彼女は衣装も髪型も時代に合わせたものを探し、歌の振付も当時の時代風に独自に工夫し、自分こそがこれを演ずるに相応しいことを強くアピールしようとしたとのこと。確かにそれが伝わってくる。まるで何かがのりうつってるみたい…。それから驚いたのが、アニカ・ノニ・ローズのオーディション!これがすごいの! 映画では採用されなかったミュージカル舞台版の楽曲を歌ってるんだけれど、これが戦慄の歌声!やっぱりミュージカル俳優さんだけあって、歌に心が乗り、そして、歌詞が完全に台詞と一体化して迫ってくる。紛れもなくそこにはローレルとして立ち演じ歌ってる姿があった。歌い終わったときに、思わず審査員達から拍手が起こるのも収められていて、こっちも一緒になって喝采ですよ〜〜。他のキャストのオーディションシーン、振付のオーディション映像もあって、たまんないです。

 いやあ、もう、誰も彼もがものすごいプロフェッショナル。ああ、そんなこと当たり前か(苦笑)。
 感想文字化不能です、降参です(苦笑)。ともかく、これ↓百聞は一見に如かず!です。もう声を大にして推薦しちゃうよ、私。
 ああ、しばらく夢に見そうだ…。

【追記】
 そうそう、下の記事で書いた、男性振付助手の人、アーコモン・AJ・ジョーンズ(AAKOMON "A.J." JONES)っていいました。すごいダンサー。特典の中でも、監督が、フレッド・アステアみたいに彼が世に出る日が来ると思う、なんて言ってるのも、宜なるかな!です…。

*1:ダンスの振付師もしておられるんですね☆すごいはずだ!