いろいろ短いモノづくし。

 下に長々しい感想を書いたら、短い記憶も書いてみたくなった(苦笑)。
 以下、好きなモノづくし、行ってみます。

  • 冒頭の前史。舞台前面のプラットホームでソニンちゃんに突き飛ばされる。折り曲げた身体をゆっくり起こし、手をさしのべて、足をバンッ!と踏みならし、空気を一新する。その時の水分を含んでキラリと光る、ものすごい力を持った眼。
  • 馬のフラメンコは下に長々と書いたので省略。でも、公演の前半にあった、プラットホームの砂を掴んで勢いよく地面に投げつけるのはとても印象的だったな。連休中だけだったんだっけ…。確かに前の席のお客さんにぶつかりかねない激しさだったけど(苦笑)。
  • 茨のようなレオナルドの妻へぶつけることば。大阪以降、大きく変わったレオナルドのことば。レオナルドと森山未來の距離が縮まり、2人が重なることで感情の起伏が大きくなっていた。「お前見たのか…」は福岡大千秋楽バージョンが一番好き(投げ捨てるように呟くように言い捨てた)。
  • レモン水をなみなみとついで、零しながら腰を下ろすレオナルド。
  • 「あらま。あきれた。そですか。ならいいよ」!!
  • 幅跳びのように舞台に飛び出るレオナルド。
  • インドや東南アジアの仏院に彫られた彫像のようなレオナルド。左足だけがギターに合わせてリズムを刻むのがすごく好き!
  • 婚礼の朝。名古屋での、涙をこらえられないレオナルドに…(涙)。
  • 婚礼の宴席。ジャケット姿がとてもきれい。とても美人さん。上着に裏地がついてないから、後半になるにしたがって未來さんの筋肉の通りにジャケットの肩回りが波打つように。いや、それが好きっていうのも変ですが(笑)。
  • 宴席で、妻に見せた笑顔は、なんと言っても誰がなんと言おうと(苦笑)、東京楽が最高に綺麗で悲しかった。あんな蕾のように、スミレのように微笑まれてしまったらもう…(涙)。あの日から、レオナルドへの理解が一変したもの。
  • この場面、名古屋楽(ほとんど触れられなかったな名古屋楽)では、妻のほっぺたをくちゅっとつまんですよ、レオナルド!あれは反則(苦笑)。
  • 森のシーン。色々あるけど一つだけ。名古屋前楽の、「誰だ先に階段を下りたのは!誰だ俺の馬に手綱をつけたのは!誰だ俺の靴に拍車をつけたのは!」で、花嫁をどんどん舞台際に追い詰め言い募った姿…これには参りました。
  • 葬礼の場面も下に縷々書いたので省略です…考えるだけで泣ける。
  • カテコフラメンコ。大阪と名古屋前楽であった、渡辺さんとの一騎打ち。どんどん加熱していく様が圧巻だった!未來さんのタップに合わせて弦を止めギターを叩く渡辺さん。ピタリと息のあったタイミングは鳥肌もんでした!それと、大阪&名古屋前楽で見た、腕を振りながらプラットホームを駆け抜ける「駆け足タップ」がとっても格好良かった!
  • そしてそして、大千秋楽で登場してくださった白井さんの静かなすがた。それを見て喜びを爆発させて地団駄のような足踏みをするクシャクシャ笑顔の未來さん。これでもう、全てが夢のように花のように光って見えたもの。

【追加】
 sanneyさんの書き込みで思い出しました☆ありがとうございました♪

  • 逃走シーン。まずあの時の、後ろの壁に明滅する光、雑音のように乱れ、脈拍のように鼓動する照明がすごい!その中に、波のように行き交う人々が2人を押し流し、どんどんと緊張をあおっていく…。あの緊迫感にギターの弦がすごい効果を与えていました。
  • 引き離され、手を伸ばし求め合い、ぎゅっと花嫁を抱きしめるレオナルド。まるで一枚の絵のようでした。この抱きしめる姿、下にsanneyさんが書いておられる「きゅうっ」という表現が一番ピッタリ。なんて心のこもった抱きしめ方をするんだろうって茫然。ほんと何なんでしょ、彼の身体表現の豊かさって…。


 むむむ。止まらなくなりそうなので、これでやめます(苦笑)。ああ、早く巣立たなきゃ〜!