5/4ソワレ 

 何かがパチンとはじけたかのようです…
 求めて求めてすがりつく、その無垢の魂が、つぶてのようなその言葉と震えるからだから溢れ出していました。
 
 茨のようなレオナルド。
 そのまっさらの魂が、一気に弾けるように大地に叩きつけられました。茨の実がはじけとぶように。
 森の中のレオナルドと花嫁。
 初日は紳士的だと感じたのですが、いやいやとんでもない。
 2日目の今日は、洪水のように荒々しく激しく求め合い、涙を流して叫んで我が身をさらけだす、ただただ1人の男と1人の女、いや、雄と雌のような、2人の姿でした。
 濁流で渦巻く感情を閉じこめるのに、人間の身体はなんて小さいんだろう。



 荒々しくエロスに満ちて、それでもはかなくて美しくて。
 花嫁を求めてすがり、頬を染めて涙を流すその姿が、鮮明に脳裏に焼き付いて離れません。
 ああほんと、大変なことになってきました。
 取りあえず、今はこれだけ。