メタルマクベスー役者の方々(1)

なんか、同じようなテーマで何度も記事を書いてどうかとは思うのですが、CD聞くといろいろ蘇って…。ちょいと、舞台で気になった方々について、第一次感想など書いてみようかという気になりました。
まず、トップバッターは、なんといっても橋本じゅんさんでしょう!かなりはまっちゃいました、私。
一応ネタバレ無しを目指しますけど、やっぱりどうしてもこぼれてしまうかもしれないので、畳んでおきます。たいした内容はないんですけどね(汗)。



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狂犬エクスプローラーです*1。すばらしいバンクォー橋本です。パンフレットに松岡和子さんも書いておられたけれど、原作のバンクォーって、武将なのにどこか優柔不断な知識人タイプにうつる。それが、この脚本&演出では、とーっても愛すべき直球の迫力ある人物に描かれています。また、それがこの橋本さんの風貌と相まって、何とも言えないおかしい空気を生んでいます。初登場シーンの、音楽ダウンロードして1人Say Yesに陶酔してるかわいい姿、息子を溺愛する慈父の姿(ちょっと滑稽:笑)、バイクで遠乗りして豚の耳を愛でるチャーミングさ(「あの娘のブーツは豚の耳の匂い」)、そして刺客に殺される壮絶な姿…。
内野さんとのからみが多いんだけれど、うっちーを舞台上に置いて彼が花道を立ち去るたびに、最後の最後までじゅんさんを見送ってしまう私…。かっこいいなあ…。
増殖したバンクォー橋本が亡霊となってマクベス内野を追いつめるところも、滑稽なんだけど悲痛です。あれはじゅんさんのキャラがなくては成立しない演出だよなあ…。
ずっと死んだままだったじゅんさんが、カーテンコールで、一人舞台奥から白い光に照らされて登場される場面では、文句なしに感動します!ソウヨ!私はあなたを待ってたのよ!!って気分になる。いや、あの、もちろんジュニア&きよしが一番なんだけどね(笑)。でもでも、じゅんさん、素敵です。エクスプローラー、なんせかっこよすぎだもん。

*1:「炎の報告」より。