non-no 2006年5月号

 5月号ですか!なんて気の早い…。

 p.169に1ページ。机に両肘付いて俯き加減にこちらを眺めやる、ナチュラルな未來さんです。髪はエドガー。カラコンはありません。肌触りの良さそうな半袖シャツ。二の腕が眩しいです(笑)。きれいな左目の二重。右目の睫毛で目の上半分が隠れてます。
 とーっても自然でいい感じ。じっとこちらを見つめる目が…。


 記事は、Over the Rainbowのことを中心に。
 年末に家に籠って一日でシナリオを書き上げたって…。集中力すごいな。未來さんだの何だの抜きに、単純に感心しちゃいます(苦笑)。
 舞台を見た後だから思うのかもしれないけれど、「すべてを与えてしまう大きな木と、もらうばかりの少年の話」を巡って、「自分は少年のほうだなと思ってしまった」「与えられることに慣れすぎて、知らず知らずのうちに人を傷つけたり何かを奪ってしまったりしている」…と言っておられるのが、たまらなく胸を突きました。そういう自覚をもつんですね…。ああ、それは、とってもよく理解できるんだけど…。


 でも、あなたの存在は、言葉にできない程大きなものを、あなたの想像を遥かに超えた大勢の人に、いつもいつも「与え」続けている。あなたは既に、「与えられる」と同時に「与える」人でもあるのよ。「奪う」と同時に、倒れるまで走ってやろう☆ってあなたの姿は、多くの頑張ってる人を、倒れそうになる瞬間から救ってる…。
 なーんて言っても、全然ピンと来ないんだろうな(笑)。かわいいな。うん、この間の、うちの職場にいる82年生まれの青年を思い出したりして、ちょっと甘酸っぱい気持ちになりました(苦笑)。


 そして、「自分のいいところを見つけたい」。ーーなんという光の下にあることばでしょう。そういう心のほとばしりが、眩し過ぎる年代に、もう私が入っちゃったのかな…。泣けてくる。


 明日から、また「虹」ですね。客席の拍手にびっくりしてばかりいないで、ひとつ、私たちの「もらったよ!ありがとう!」って声を聴き取ってみてね。あなたの嬉しそうな「ありがとうございます!」って笑顔はとびっきり大好きだけど、そうなんやなあ、その姿すら私たちに感動を「与える」のよ(笑)。あ、そうすると、なんか両方で「ありがとう」の言い合いっこみたくなっちゃうかな♪ ま、いいや。
 あなたへも、カンパニーの人達一人一人にも、いっぱいいっぱい拍手送るからね〜。


 textは鈴木カオルさん、photoは黒須みゆきさんです。黒須さんのわんこと一緒ではありませんでした(笑)。