危険なアネキ〜第三話

 
 途中までばっちり面白かったんです。ドラマが山場を迎えるまでは…(苦笑)。
 勇太郎のあだなは、みゆた、だそうですし。なんかきばってかわいいし、ばたんと倒れるのもかわいいし。びっくりして動揺してっていうのは、その度にこっちの心臓も止まりそうになるくらいのテンパリ具合でドキドキするし小さな動作もとってもおかしくって、ああうまいなあ…ってつくづく思って。
 姉弟は、とっても仲がいいよ、いやむちゃくちゃ仲のいい姉弟ですよ。あり得ないですよ。どんな姉弟よりも仲がいい。2人は仲が悪いなんて、誰が信じるもんですか(笑)。


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 ……でも前回に引き続き、ドラマが動き出す肝心の落としどころにさしかかった途端に、プロットの展開が安直にそしてどうしようもなくグダグダになるのはなぜ?この脚本家の癖でしょかね(苦笑)。(ほんま何様?)
 時間を見たら、ちょうどドラマ開始後40分でした。ここから後がきつかったよ。少々のあり得なさならいいんだけど後半固めてなんだもん…。
 今回のフォーカスは北村看護師、彼女の解雇という一大事に、いかにアネキのストリートワイズが人の心を動かすか、そして弟の殻を崩して行くか、これが大筋であるはずだよね…。確認。

 安易に心ない噂を流していた人達が、いきなり、なんの伏線もなしに手のひら返して解雇反対運動。何らかの下工作があるのだとしても、それは恐らく愛ちゃん主導てことだったんだろうけれど、動機づけが無いままだから、まるで狐につままれたようで…*1。一度解雇してバイトで雇い直すのが結局は「現状に大差なし」という認識なのにもぶっ飛びました…。そんな訳ないでしょう(苦笑)。


 ま、こんなことに引っかかるのは、話の分からん堅物ってことかな?制作者と自分との乖離は私が悪いのか、って感じがしてきた。きっとそうだな(苦笑)。*2
 アネキ…、本当に大事な大筋以外の「小技」に欲が多すぎるんじゃないかしら。それが本筋を楽しく説得力ある魅力的なものにするためなら良いんですけどね(笑)。そうなってくよね。

 
 でもでも、先週よりはずっと楽しめましたよ(笑)。40分はニコニコ、あほなーとか言いつつ楽しかった!未來さんも百面相でかわいかったし。特に、最後、勇太郎が姉のキャバクラ勤めを自分から武田先生に告白したのはよかったね…。いい表情だったなあ。でも、北村さんのプロとしての仕事ぶりを評価し、残留を主張した武田先生なのに、寛子に対しては「彼女に限って(キャバ嬢だなんて)」としれっというのは、え?何それ??って感じでしたが(苦笑)。
 あ、荒川良々がかわいいな(笑)。
 ひいき目じゃなく、役者さんはいいよ。勇太郎は、頭だけじゃなく性格も良くって、もちろんお顔も可愛いし、なんの文句があるんやね!って感じなんですよ。ほんまに、こればかりは譲れないな(笑)。未來さんの本気の演技、豊かな表情はほんとにいいし、平岡君も、いやなわがままさと、それとうらはらな正直さをうまく演じ切っていたし、釈さんのクールさと暖かさは北村さん&ゆきさんにぴったりだし…。脚本、かね…。とくに、肝心な場面での詰めの甘さがちょいと切ないぜ。何がやりたいのかわからんのが。


 ドラマが終わった後で、平成教育委員会の予告☆最前列に座っておられました!あそうか、もうじきなんだ…。どきどきどき、です。

*1:だいたい、そもそも正職員の解雇(しかも懲罰)が、そんな簡単には進むはずもなく。あれで決めたら裁判になっちゃいます(笑)

*2:同じ作り話でも、WBの時はおざなり感なんて全くなかったもん。丁寧なギリギリの脚本の前に、そんなアホな☆とか笑いながらも、気持ちが流れに乗って、夢中で演じ没頭する若々しい才能に感動して涙して。