『キネマ旬報』3月下旬号(no.1425)

 しばらく前(3/17)に,コメント欄でKINさんが教えてくださった情報です。
 あの後すぐに本屋さんに行ったのですが、既に『キネ旬』は最新号に切り替わっていて,その前号は発見できず。ところが,昨日立ち寄った大規模書店でたまたまバックナンバーを発見,買ってきました〜☆。

 いえ,未來君の登場は香川照之さんの妄想の中です(笑)。「未來」カテゴリーでいいのか!という話ではあります…(苦笑)。でも,これがかわいいんだ,おかしいんだ,ほっぺたつねってやりたくなるんだ☆(みーとしては、とんだとばっちり:笑)


 えっと、香川照之さんの「日本魅録」なるコラムです(p.120-121)。香川さんの文章って初めて読みましたけど,リズミカルで小気味良いしまとまりいいし*1、くいっと読めますね☆。
 標題は「アカデミック・アニマルの面々」となっていて,日本アカデミー賞授賞式「参加外伝」*2って感じです。香川さんは,助演男優賞でみーくんと一緒におられましたが、その間感じられたご自分の「空想(妄想?)」を,みーに押しつけて遊んでおられます。つまり,目の前の美しく着飾ったーーというか上半身のカバー率が極端に低いーー女優さん達への感慨!を述べるのに,ミーの腕をがしっと掴んではなさないまま,「…これではいったい,どこを見ろというのか。隣の森山未來が何となく下を向いているのも無理はない。それは明らかに青少年の目によくない光景である。/……森山未來の,恐らくは心の中でふくらみ続けているであろう疑問を,ちゃんと具体化してやらねばならない」(p.121)なんて勇ましく言いつつ(誰も頼んでないし、だいたいみーは香川さん in 妄想中なんて知りもしないし 笑)、常盤さんにドレスの下が如何なる状態か聞いちゃったりするんだな☆オイオイ、おじさま、いい加減におしなさい(笑)。
 

 香川さんには「青少年*3の目によくない」とご心配いただきましたが、未來くん自身はダンサーで肩も露わな女性と接近して踊ることもあるんだし,意外と平気だと思うんすよ(たぶん笑)。女優さんを前に「下向いてた」のは,コウモリ少年の稽古場から駆けつけて,単にエドガーで頭一杯だったのかもしれないし(違うかもしれないけど),豪華な舞台に踏み出す前の緊張をほぐそうと精神集中してたのかもしれないし(違うかも知れないけど)……、でも,引き合いに出してくれてかわいいので,許します(笑)。

 
 ……えーっと、随分はしょった書き方しましたが、何の話か、わかりました??(笑)


 記事には,他にも助演男優賞プレゼンテーター佐藤浩市さんの「演説」に触れた部分がありました(テレビで流れたのは,ほんの一割程度だったんだって!)。その感動的な「演説」を,授賞式という「場」がもつ独特の磁場に関連づけて述べられるのを読んで,こっちまでちょっと心臓が高鳴る感じがしました。私が放送を見ながらほんの少しだけ感じた気になった,そこにいる人間を昂ぶらせるような渦巻く空気の存在も,あながち幻覚ではなかったんだなあ…って…。
 香川さんは,その佐藤さんの「演説」*4を,「もっとずっと聞いていたかった」と結ばれます。未來君も,とても真剣に聞き入ってましたもんね…。とっても心を打つ話だったんだろうなあ。一聴衆の私も,全部を聞いてみたかったです…。



【付記】あ、『キネ旬』は、たいていどこの図書館にもあります。わざわざバックナンバー取り寄せなくとも、この記事だけのことなら、図書館でご覧になれば十分、かな?(キネ旬の方、ごめんなさい笑)。

*1:このくらいの分量って、まとまりの良さを感じさせるの結構難しい、いや、私にとっては、ですけど:汗

*2:ちょっと横道逸れ気味感想(笑)

*3:「青少年」呼ばわり、なんか微笑ましい:笑

*4:自嘲気味に自分から打ち切られた,とか。…そんな恥じらいを露わにされるなんて,佐藤さん,素敵な方ですね:照