「私は、ミライで」(キッパリ)。

 昨日は、職場の懇親会でした。お開きになって、仲の良い同僚達と行きつけの日本酒バーへ。
 この店は、幅広く様々な銘柄を置いている、というタイプではなく、ラインナップはマスターが気に入った純米酒のみ、その味覚を信頼しておけば、まずハズレの無いお酒が飲める、という趣向です。
(1)最初は古酒を。アボガドと「豆腐よう」というまったりめのおつまみに合わせながら。ドライシェリーのような風味で、なかなかいけます☆。
(2)その後、酒蒸し豆腐と茄子の練りごま和えといっしょに、ちょっとすっきり目のお酒→酸味とフルーティな香りのお酒、と移行。ともに「冷えた」酒ラインです。
(3)で、最後は甘い目の日本酒にしようか、ということになりました。マスターが、好き嫌い有るんだけど、これやってみますか?と示してくれたのが、「未来(2号)」(!)というお酒、今回初めて仕入れたんだそうです。その名を聞いた時点で、私は呑む気満々です(笑)。
 しかしまあ、そこは落ち着き払った振りをして、まず全員少しづつ味見をします。他の連中は、そのポルトワインのように重層的な甘さに驚いて、「いやあこれはちょっとねえ…」なんて尻込み。しかし、私に迷いはありません、あるもんですか(笑)。「私はミライにします!」と即答、当たり前じゃん!!
 そのお酒の写真が上です。滋賀県、上原酒造の銘柄ですが、蔵元のラインナップでも「特殊酒」と分類されています。蔵元「上原酒造」のHPはこちら。ネット通販する場合は、地酒comにあります*1
 「貴醸酒」という製法のお酒なんだとか。水ではなく醸造酒(これが未来1号☆)を使って仕込むために、濃厚且つ独特の甘さが醸し出されるらしいです。確かにとっても甘い!でも、もしも「貴腐ワイン」や「アイスワイン」といった葡萄酒のテイストをお好みの方なら、間違いなくハマります。ただの甘い酒じゃないんだよ、とっても複雑で優しく切なく(どんなんや)、心地よく酔えるお酒です。そりゃそうだよね、ミライ1号で醸したミライ2号だよ、酔わないはずがないじゃん☆☆!
 もう、このお酒で締めることを決意した私は、当然お代わりしたのですが、その内の何度か(何度もした:汗)、うっかり「ミライくん、お願いします」と言っちゃいました。ごめんネ、ちょっと酔ってたしね(笑)。職場ではカミングアウトしてないのですが、一緒にいたのが全部堅物の男ばかり、何を言ってるのか理解されなかったのが救いでした☆☆*2

*1:でも、今見たら「売り切れ」(!)ええ?!(笑)☆うーん…蔵元に直接申し込むのが良いかもしれませんね☆

*2:まあ、特に隠してるわけではないんですけれどね,言う相手がいない(苦笑)。