みんな昔は・・・

 初めて見ました。
 瑛太、いえ柾にいが自然で気負いが無くて、とてもとてもすてきでした。
 子供の先頭に立ってあぜ道歩いてたり、竹の静寂に耳を澄ませてたり、竹を刀で削ってたり、一昨日見たVOGUEと同じ人とは思えません。うまく言えないけど、静かで暖かい・・・子供の、ふるさとの、そういう根本の心をそのまま持っている、不思議な過渡感がふわりと漂ってました。これが彼の表現するモラトリアムなんだね。
 布団のたたみ方を教えるところも、普通に子供班長さんみたいにご本人もけっこういい加減で笑っちゃいました、田中ならもっとガミガミ指導するぞ・・・(遠い目)。
 そうなんです、私の大好きな三上や田中は陰も形もなかったし、VOGUEの醒めた色気の男っぷりとも全然違う。あたりまえなんだけど、ちょっとそういったプチショック(勝手なことですハイ)といま戦いながら書いてます・・・(笑)。そうか、私は瑛太の、どんなことが有っても醒めたままでいそうな空気が好きなのかも、と思ったり。例えばね、彼女でも彼でもいいけど、パートナーが仮に彼の前で我を失っても、彼自身はどこか醒めたままでいる、そういう危なめの色気、そういうのまとわせるとすごくはまりそうで、とても魅力的に演じてくれそうで。
 竹林の童心さながらの柾にぃも、ほんとに素敵なんだけど・・・。わわわ戦ってる私の心、瑛太を前に!何が起きてるんだ、いったい(苦笑)。



 アイ子先生はちょっとつらい過去があるのでしょうか。その上であの笑顔で子供にもきちんと敬語で誠実に接するんですね。けなげです。夜は洗濯しちゃだめなのよー、なんておばあちゃんの突っ込み入れつつ普通に目頭じんわりでした。でも、ちょっと健気すぎて痛々しい・・・。
ネエネエの時もちとそうだったんだけど、健気さと溢れる善意が、ひねくれもんの私には辛すぎて、うん、ちょいとね。教室の掃除をして生徒を待たなくてもいいのに・・・なんて思っちゃう。でも、そうせずにはいられない気持ちに彼女を駆り立てる何か負の過去があって、それが今後ドラマの中で機能していく、ということなのでしょうか?