金馬賞(金馬奨)

12月4日(土)夜は、ホテルでずっと金馬賞授賞式鑑賞です!友人の1人が相当の中華映画フリークなので、彼女の鋭い人物チェックと私の怪しげな同時通訳で大騒ぎの夜でした。双方の好みで気合いの入れ方バラバラ、息が合わへん、合わへん(笑)。

まあ、読めてましたが(笑)。でも、欠席予定だったトニー・レオン梁朝偉)が出席していたのは驚き。やっぱトニーは紳士だなあ。影后(主演女優賞)も、ノミネートされた4人の内3人欠席という状況で、影帝まで同じくノミネート4人中3人欠席じゃ盛り上がらないし、金馬賞のメンツも何も立たないもんね。社会的名声を獲得した後に中国人として期待される振る舞いに相応しい、責任有る大人の態度です!(わかりにく…笑)。
アンディの受賞コメントはなかなかのものでした。直前の主演女優賞のプレゼンターとして単独登壇していたアンディ(やっぱりパートナー見つかんなかったのか…)、そのことに触れつつの挨拶、こんな感じ(うろ覚えだけれど…)。「自分の受賞結果がわからないという状況での影后プレゼンターは、僕にとって相当のプレッシャーでした。けれど、審査員や実行委員会の皆さんは、きっと、劉徳華は役者だからそれぐらい(プレゼンターという大役)の演技もやってのけるに違いないと判断されたのだと思い、一生懸命つとめました。(その期待に応え)しっかり役者として演じていきたいと考えています。ありがとうございました」。他の受賞者と比べ簡潔でしたが、その分大人の風格でした。
さて最後の金馬賞ー最優秀作品賞、そこでで、トニーの顔がアップになります。あ、『2046』ノミネートされてるんだった。王家衛欠席だもんな、そうかそういうことか、トニーが監督の替わりに受賞する段取りか!なーんて騒いでいたら、結果は大陸の映画『可可西里』(陸川監督)でした。ごめんなさい、浅はかでした(汗)。陸川監督、この場に来れなかった多くの大陸の映画人達を代表してこの賞をいただきますと言いながら、壇上で感極まって声を詰まらせる場面も。プレゼンターは呉宇森ジョン・ウー)、彼もパートナー無しで単独でした。
そうそう、プレゼンターとして猛烈に注目していた劉燁くん*1は来ていませんでした…残念…。やっぱ来れなかったのね…。

  • 『艶光四射歌舞團』

新人賞、陳君は残念ながら取れませんでした。受賞者は『十七歳的天空』の楊祐寧と『擁抱大白熊』の洪顥瑄。でも、『艶光四射歌舞團』自体は三つ賞を取って、「最佳台湾電影」奨(最優秀台湾映画賞)授賞では、監督と一緒に陳くんも登壇しました!美しい…(ため息)。真っ白のパンツスーツ、180くらい有りそうな長身で、並の女優さんじゃ完璧に負けちゃいますょ。下の写真は、昨日(12/5)の『大成報』に載った写真です。期間限定で上げときます。ちょっとぼけてるけど素敵でしょ☆「自分が新人賞を取るより嬉しい」とコメントしています。他には、スタイリスト賞(最佳造形設計)と映画音楽(歌曲部門)賞(最佳電影歌曲)を取りました。授賞式後に、頼くん・馬くんらと(2人もクイーンの衣装、かわいい!)と歌を披露したそうです(TVでは流れず)。写真を上げておきます。下の写真をクリックすると左矢印クリックで見られます。左から、頼くん・馬くん・作曲家・陳くん。この頼くんが、12月1日、にっこり微笑んでくれて私はトイレに駆け込んだのでした…(大汗)。

*1:彼はちょっと姜暢雄さんに似ています