「髑髏城の七人」9/22マチネ&ソワレ

 今日から見ます!5日初日以来〜17日ぶりです!マチネ&ソワレ2公演。どっちも泣かされたーー。大阪では泣くまでいかなかったのになあ、もうこっちでは百発百中ですよーー。

 えっと今からお風呂入るので、22日日付確保のために一旦中断します^^;

 中断のまま朝になってしまいました。おはようございます。23日になっちゃったけれど、今日もいろいろ有るのでこの日付のまま行きます。

 
 まず、17日ぶりの観戦で、舞台の熱量がすごいことになってるのに圧倒されました。いろいろ話には聞いてはいたけれど、実際見るともうもうすごい…。もうみんな捨之介にしか見えない兵庫にしか見えない天魔王にしかみえない…。
 小池太夫に何度も泣かされました。かっこよかった!ちょっとだけ頼もしくなった兵庫にも泣かされた〜。ずたぼろの蘭兵衛に泣かされた。狂気でひたすら哀れな天魔王に泣かされた…。怒りに身を震わす捨之介に、泣かされました。
 
 以下、思い出すままに。
 ※ネタバレ有りです※
 ひたすら、天魔王中心に。
 
 

  • 台詞の緩急がすごいことになってます。一幕目のただただ威圧的な天魔王から、二幕目の喜怒哀楽+狂気の天魔王へ、振り幅もそうだけれどその度後との感情の起伏が尋常じゃない。
  • 敦盛の扇殺陣。あの時に、真っ赤に染まる月が、おどろおどろしい模様に揺らめくように変化しますよね。それが、一幕目ラストの蘭の黄泉の笛でも白いまま同じ模様で揺らめいている。あの月は亡霊の月なのかなあ。この後、御霊と亡霊となっていく二人の行く末をあの月が暗示してるのかなあ。
  • 謎の忍びがバラバラバラっと取り囲む時、頭は全く動かさず、目だけをギロリと左から右へ動かす天魔王。この目の動きの強さ!格好良さ!この人の目の表情は豊かだなあ!
  • Yo! Yo! Yo! 左手でラップの時みたいに少し手を動かしてるのね?
  • 地図の説明、おざなり感満載の「あ髑髏城」「あ小田原城」に場内から笑いが^^で、「ジパーング!」発音!(笑)
  • 蘭の商いが「鉄砲三百丁」と聞かされて、「つまらんなぁ……」と呟くのが、ほんとにガッカリして寂しそうで、思わず天に同情してしまう…。
  • でも考えてみたら、仲間の命乞いと鉄砲三百丁、敵は天魔王ですよーま、ちょっと甘いかな(苦笑)。
  • 天の口説き。あの殺陣の真っ最中。「どうした。なぜ最後までやらん、今の私は無敵の鎧は着ていない」(だっけな)と言う直前、蘭、確かに太刀を天魔王の胸元ギリギリでピタリと留めてるんですね!すごいよ、ギリギリの命のやり取りだ!
  • で、「ほら、斬れ」と普通にサラッとしれっと挑発するんだもんなあ。
  • それにしても、やっぱりこの二人が凄いのは、台詞だけじゃなく身体全体が感情と共に決まるってとこですよね。もう空気が増幅する増幅する。舞台上だけじゃなく観客も巻き込まれる。ちょっと別格って感じがする。
  • 沙霧が侵入したことに気づいた天、祖父ちゃん父ちゃんを呼んでこいって、指でちょいちょいってするのね。あと、捨に沙霧が怒りぶつけるところ、目の前で殺された!まだ生きてたのに〜って。「まだ生きてたのに」ていうのは追加の台詞? →桐ちゃんに確認:やっぱ追加だって。
  • 南蛮渡来の夢見酒。大きなお口で口パク^^大阪ではちょっと声出してたけれど、完全な口パク♪こっちの方がおかしいよね。
  • お前にもまだなすべきことかあるはずだ、と蘭をそそのかす天魔王、階段の上で夢見酒にやられて「そうだ、その通りだ」って操られる蘭を見下ろして、舞台袖に入る最後の最後にニヤリ、というか顎を挙げて哄笑をかみ殺してる風に笑ってた。でもあの時の顔、すごく好き!その直前も美人だし、何だか狂気の極地という感じでゾクゾクする。
  • 捨之介を身代わりに鎧兜を着せてって場面。「わはは、わはは、わはは」がもう完全にイッちゃってて。
  • 天魔王は、城内移動の時には、すり足みたいに殆ど上下動せずにすすすすって動きますよね〜。Yo!Yo!Yo!の時くらいかな、普通に歩いてるの。外では基本無敵の鎧着てるもんね。
  • 無界屋襲撃。基本的に蘭がクルクルバッサバッサと斬っていくんだけれど、伊賀の忍びを斬るときは、二人もの凄い高速で同時に切り捨てていくよね〜!あれ、かっこいい!
  • 天捨対決。捨之介の怒りが凄い!天への怒り、自分への怒り、その双方で震えてる。対する天魔王の冷えた感じ。それが徐々に熱くなっていく。
  • 「そんなのありかよ」は低い声になってた!でも笑いは起きる(苦笑)。
  • 仲間が追い付いた捨之介、その「仲間とやら」を見て「ふ、は、は」と嘲笑って「ならばその仲間も道連れに…」って言い捨てて自分も墜ちていく天魔王。ソワレの時はすごくよろめいてぐらぐらして、後ろの壁を突き破ったまま墜ちちゃうんじゃないかとドキドキした。でもクルリと絶妙のバランスで体勢立て直して大の字で墜ちていきました。
  • その直前、ソワレでは少し台詞嚙んじゃったけれど、私はもうそこまでの天魔王の哀れさ愚かさ惨めさに、千々に心乱れちゃってたので全然OKだったけれど、本人は残念だったかもね(笑)。だってもの凄い最期になってたから、余計にね。

 
えっと、他の小ネタなどなどは後で追加します。
まずは腹ごしらえ!