ヨーロッパ企画「芝浦ブラウザー」@シアタードラマシティ

 昨日行ってきました。
 うん。面白かった。お客さんにもすごく受けてた。シアタードラマシティが満員、チケット代が8500円!三条御幸町のアートコンプレックスでやってた時、木戸銭1000円くらいだったこと思うと、ヨーロッパ企画とは思えないです(笑)。客演も豪華だもんな、そもそもパルコプロデュースだし。いやあ大きくなりましたヨーロッパ企画
 芝浦ブラウザー
 カーテンコールで、いつも石田さんが話すところでイノッチが語り出すの聞いて、ああこれはプロデュース公演なんだなあとしみじみ。そばに石田さんが立ってるから余計に。
 
 お話は、明らかに『Windows5000』がベースになってますね。でも、延々と住人が与太話をしてた印象のWindows5000 と比べると、中の世界と外の世界の関係がうまく成立してて、コミュニティーらしさが濃厚になってる点で「普通」感が増してます。住人の仮想的存在だった西村さんが、しんぺーさんの娘に変化してることも、ある種改編の象徴なんだろうなあ。
 さて、今日が千秋楽。
 
 以下ネタバレだけれど、立ち退き要求されても特に戦わずに次に移る。場所に執着せず、スタイルだけを持ち続け、そして生きのびる…。
 これは強い。真っ向から戦う野田秀樹とは随分異なる。世代的なものだけじゃなく、恐らくは土壌の違いも大きいんだろうね。
 見る度に思うけれど、ほんとヨロキカは、やっぱりどうしようもなく京都だ。

 次回作は「未定」で告知されてました。相変わらずゆるい(苦笑)。でも、このゆるさが強いんだよね、ヨロキカ。