東北地方太平洋沖地震

 このような大災害になろうとは。
 TV画面を見るだけで言葉を失います。
 昨日の、地震発生当時には、関西の自分のオフィスにいたのですが、7階の部屋が数分間ゆらゆらと揺れて、そのあまりの時間の長さにもしかして大きな地震かも…と気にはなりつつも、3時からの会議に駆け下りたのでした。夕方に会議から帰ったらインターネットで宮城県での大地震を伝えていて驚愕、家に帰ってTVで各種の報道を見て絶句…。いそいで東京に住んでいる弟や友人と連絡を取ろうとしましたが、メールに返事が来たのは深夜でした。高校生の甥の消息がしばらくわからずとても心配したのですが、夜中に何とか帰り着いたと聞いて一安心でした。弟も会社に一泊することになったようです。
 刻々と事態が明らかになる中、95年のことをつい思い出してしまいます。あれから16年経っているのに、まだまだ情報伝達の濃淡には大きな落差があることを痛感します。95年の時も、被災地の本当に情報を必要とする人が情報から孤立するというジレンマに、みな地団太踏む思いだったのですが、あの時より格段に情報量が増えている一方で、発信されても伝わらないという事態は減っていない…。身近なことでいうと、昨日深夜、twitterで、つくばで日付が変わる頃に断水が始まるとの情報が流れ、急いでつくば在住の友人に伝えましたところ、そんな情報は市から来ていないとのこと。もしや誤報を伝えちゃったか?と責任を感じていたら、夜が明けると果たして断水が始まっていて、念のためありとあらゆる容器に水を溜めていた友人宅は、ともかく当座は給水所に行かずにすんだとの連絡をもらいました。
 もちろん、発信した情報をできる限り手や足を使って伝える努力はしておられるとは思うんだけれど、twitterやら民間のネット等の力が大きくなると同時に、今まで盲点じゃなかった所が盲点になり得るということにも、これから新たに目を向けていかないといけないのかもしれません。
 まだ自分にできることが何かわからない今、いろいろ考えてしまっていけません。ともかく節電と、できるだけの募金を。
 どうかどうか。これ以上大きな被害が広がりませんように。