FM79.7ラジオカフェ
昨夜の放送、「その街のこども」井上監督のインタビュー。
録音できなかったので記憶曖昧だけれど、印象に残ったところだけ簡単に書いておきます。未來氏のことを、「新しい4人目のスタッフ」と言う井上さんのことばが印象的だったです。
- ドラマ「その街のこども」は、3年近く、2年半ほど前から、先ずドラマを作るということで企画が立ち上がった。それは震災でお母さんを亡くされた当時のNHK大阪プロデューサーの強い気持ちから始まった。
- ドキュメンタリーでは取りこぼされてしまう何か*1を、ドラマなら表現できる場合が有る。
- そこで集まったのが、ドラマを普段の仕事としている井上と、ドキュメンタリー畑の京田(神戸出身)。ドラマといっても「劇」はやりたくない。そして、渡辺あやさんにオファーをした。三人で、あーでもないこーでもないと語り合っていた時間がとても長い。実際に撮影に取りかかる1年前くらいからずっとで、その期間がほんとに長かった*2
- 再現ドラマからは遠いものにしたい。それにはどうすれば良いか、模索し続けた。
- 続く井上さんのことばが印象的だった。「そこへ、4人目の新しいスタッフが……スタッフと言ってもキャストなんですが、森山未來くんが参入して……」。
- 4人でまた、あーだこーだと延々と議論した。あやさんは、震災に憑きものの「まとめのフレーズ」は使いたくない。「震災の傷はまだ癒えてはいない」等々で収めたくはない。
- 「こども」にこだわったのは、大人の事情は当時はしらない、15年経って知ることもわからないこともある。その差(落差?)については、ずっと考え続けた。
- 森山未來や佐藤江梨子ちゃんに出会えたことは本当に大きい。彼ら自身が、あの震災を報道する映像、炎や煙の下にいた人達なんだから。その彼らがこうやって演じたり表現したりしている、そのこと自身が奇跡だ、と。
駆け足ですが、こんな感じかな……。15分あっという間の放送でした。後編は来週。また思い出したら追記するかも。