ムロジェック著『TANGO』

 (いちおう、ネタバレは無しのつもり)
 古本屋さんで買ったの、読み終わったのですが……。
 冒頭のアルトゥルの人物設定:「正常に発育した健康そうな体つき」の大学生というのにホクホクしながら2幕くらいまで一気に読んで、結末は読まずに置いておこうと思ったくせについつい最後まで……。で、激しく後悔だ(苦笑)。えーーーー!ですよ。
 私は、そんなにネタバレも気にしない方だし、特に古典だったら事前知識も全くOKなんだけれど、これは後悔したぞ〜〜(苦笑)。そら賛否両論巻き起こるわ(笑)。起こらんかったら寧ろびっくりだ。
 ということで、もしも「読もうかな〜どうしようかな〜」と迷ってる方がおられたら、読まずに臨まれるのをお勧めします。いや、読むな!(笑)
 でも、長塚さんがこの作品をどういう風に料理するかは興味がありますよ♪ いっそ徹底的に翻案して、ガンガン筆を入れてくださいませ。きっと、この結末が表現しようとした時代と人間との関係は、現代で演じる普遍性に置き換えていこうとするなら、表現方式は違うストーリー展開の中にも模索できるに違いないから(無理矢理)。いっそ、ムロジェックもびっくりのさらなるどんでん返しをお願いしたい!ああ、是非そうしてくださいませ(無理を承知)。
 てことで、いやあ〜〜トンデモナイ作品を選んでくれたもんです、長塚さん(苦笑)。