『Griffon』@6月3日:東京グローブ座

 いやあ。楽しかった!!おもしろかった!!
 舞台上の未來&凛子さんと一緒にぐるんぐるんして身体が振り回され、あっけにとられ砂塵ならぬ“ネス毛”に巻きこまれて、ひゃーって気がついたら暗転して二人が“柵”の中でお辞儀してました。
 痛快だった!すっごい楽しかった!!
 舞台稽古風景と、『ネジと紙幣』での倉持脚本の緻密な構成から、勝手に二人の濃密な台詞劇を想像してたけれど、こーんなに身体表現で勝負の舞台だったとは!後半は殆どネスに振り回される未來さんの怒濤のマイムで話が進行し、そのネス with 未來さんにアタフタする凛子さんの感情が振り回されて収束する先に、物語が一つの区切りを迎えていく。
 最初に「あれ?」と思わされたのは、ブラシを踏んづけた未來氏が凛子さんに文句を言う時の視線。「え?どこ見てるの?」ってなった。あれ〜階段下りた風でも無かったよね??なんて思ってたけれど、その理由が後になってわかった時の爽快感と言ったら!そうだったのか!やられた!って♪
 Tシャツの首を自分でつり下げてつま先立って揺さぶられる、なんて芸当ができるのも、森山未來の身体能力有ってのことだし、いろんな部品と仕掛けがピタリとはまってたなあ〜。ほんと楽しかったわ〜〜最後にあんなに笑顔になれるとは思いもしませんでしたよ。倉持裕さん!ブラボーです!!
 倉持さんの脚本ってことで言うと、最後の最後に、二人が初めて互いの名前を呼んだのがとても印象的だったです。といいながらちゃんと聞き取れてないんだけれど(笑)。でもどんな名前だったかっていうより、そこで名前を呼ぶって方に意味が有ることがすごく伝わった。だって、未來さんが呼びかけた名前は「フミコ」とか何とかすごーくシンプルで古典的な名前だったし、名前の響きに個性を込めているのではないんでしょうね。あくまで人間の関係性が転変する様を、Griffonという存在(ネスがきっとそれなんだよね)を通して描く、その為の仕掛けに満たされてました。

 私と隊長が座ったのは、前の2席が空席という(苦笑)とても視界良好なお席でした。
 赤ちゃん言葉チックにネスの鼻先?をなでなでする未來氏の大胆で繊細な手の表情、ささやくような「独り言」もしっかり愛でさせて頂きました♪
 舞台稽古では、脱いだり着たり履いたり脱いだりしてたので、一体どんななるんだろうと思ってたけれど、初っぱなの暫くだけだったですパンイチ状態は。よかった(笑)。でも大理石の彫像のような美しい上半身、しかと堪能させて頂きました。ほんときれいですよね……。帰り道のロビーで、観客の男性が「あの身体すごいな、おぉ!ってなった」と言っておられたそうで*1、やっぱ男女問わず、美しいものは美しい!ってことだね♪
 
 ロビーは、ほんとに関係者らしき人達でごった返して、なんだか普段の舞台とはちがうサロン的業界的な雰囲気に満ちてました(笑)。お土産も一杯もらった!デニムの定義がわからずおっかなびっくり持って行った古いカラージーンズも、ちゃんと引き取って頂けて可愛いトートバックもいただけて一安心*2。Levi'sさん、太っ腹!
 
 カメラ数台が入ってたので、できれば映像化して欲しいなあ。
 もったいないもの。できれば「ネスとの出会い編」とか「ネスとの再会編」とかとセットにしていただければ有り難い(笑)。
 時間は30分程度という短さだったけれど、思いっ切り堪能しました!キャスト・スタッフの方々に拍手〜〜!!
 
 (下の写真はお土産群です☆羽はネス毛♪)*3

 

*1:後で教えていただきました。

*2:隊長&mさん、事前に業務連絡忘れててごめんなさい〜。

*3:これ以外にもアフターで食べた韓国料理屋さんで韓国海苔のお土産も頂いた♪ほんと今回はお土産いっぱいで感謝感謝です!