大友良英サウンドトラックライブ@京都Shin-bi

 行ってきました!
 癒された〜。
 大友さんの他は、近藤達郎さん(ハーモニカ&キーボード)、阿部芙蓉美さん(Vo.&ギター)
 
 明日の仕事準備に取りかからないといけないので、簡単に感想など、できる限り。
 
 阿部芙蓉美のハスキーボイス素敵でした!時間が平面じゃなくなるんですね、阿部さんの歌声って!呼吸のような歌声。心のリズムに響きます……。
 そしてそして、近藤さん!すばらしかったです〜〜。「鬼太郎の見た戦争」「青い凧」のサントラ、キーボードとギターの掛け合いが絶妙で! それがなんと、初見でリハも無しの演奏だと言うんだからビックリ!!大友さんも、「近藤さん天才!」って絶賛してはりました。
 とても華奢な方なのに、手が大きいんですね〜。キーボードを弾くのがもうバッチリ姿が決まる!クラシック奏者のようでもあるんだなあ……。いやあ、すごく素敵だった。
 
 はい、そして「その街のこども」です!
 この間ロケ地巡りをしてきただけに、音楽を聴きながら情景やら作品の場面などが自然と浮かんできて、とても重層的な体験空間でした。
 サントラとしては、まず「街の灯」。これは最初の音を聞いたとたんにピーンと何か空気に色がついていきなり物語が走りだしてしまってびっくりでした。浮かぶんだもん!商店街を歩く勇治と美夏が!ちょっとすごい衝撃だった。音がまた、すごく良いの(感涙)。
 エンディングテーマは、まず通常(?)バージョン。あの、勇治の目に被さるように始まった阿部さんの歌声。そのままサトエリちゃんの慰霊の姿に重なっていく。何だか目の前と脳内の景色がまぜこぜになる、不思議な感じでした。ともかくもう感動!
 アンコールの後に、エンディングテーマの最長バージョンをやってくださいました。大友さんの口笛も。ああ、これ以外にも、用意された全バージョン、聞きたいな〜〜。

 そうだ。内緒話が有りましたよ(笑)。言っちゃだめ!って大友さん言ってらしたけれど、え〜〜?ご自分でどこかでそれ書いたりつぶやいたりしておられませんでしたっけ〜?(笑) でもお約束なので、ブログにもTwitterにも書きませんが(笑)。きっともう沢山の人知ってると思うな〜(笑)。
 
 あと、個人的に嬉しかったのは、田壮壮監督「青い凧」のサントラを聴けたこと。
 小さな男の子(監督の分身?)の目を通して、文革前の中国から文革渦中を描く秀作で、一時期何度も見た作品です。ラストだったっけな、空に凧が揚がる場面にかかる音楽がとても印象的だった……。このサントラが大友さんだとは。全然知りませんでしたよ……。
 サモハンキンポーの話もおもしろかったです。よく有るんだよね〜香港映画にしても中国映画にしても、途中で情け容赦なく作品をぶった切ることって(苦笑)。もちろん有り得ないことなんだけれど、良くあるよね〜〜ってついつい思って、それがまた愉快だったりするので、ほんと申し訳ないです(苦笑)。でも、2004年から2005年に変わる大晦日、視聴中のテレビ番組チャンネルが、2005年の時報と共に、別チャンネルに切り替わりましたからね〜〜。いきなり画面が砂になるんだもん!有り得ない!でも笑っちゃう。そんなアバウト差も愛したいところです、が、創る側にしてみたら、飛んでもないはない話だろうな〜〜。