『満腹ダイエット』

 こんなこと書くのも変だよな〜と思ってたのですが、開始して半年、すっかりリバウンドが無いことも確認できたので、ちょいと報告を。
 昨年12月に、この雑誌(MOOK)を買ってふと思い立って始めたダイエット、私なりに大満足な効果です。同じように酒飲みでちょいと体重減らしたいと思ってる人が有ればと思い、書いてみます(苦笑)。
 満腹ダイエット (プレジデントムック dancyu)
 
 でも、すごく個人的な経験談なので、少し間を置きますね(笑)。だいたい、はずかしいし。
 
 
 

 本の出版が2009年12月5日ってなってるので、多分買ったのはその数日後。うたい文句の「ダイエットを始める前に、まず酒の修行をせい!」というのに惚れて、ちょいとやってみようかと思ったのが始まりです。ともかく「酒が飲めるなら成功する!」これがまさに応援歌♪
 こりゃあ、酒飲みの私にはピッタリじゃないの〜?! そんなに痩せる必要もないけど*1、ま、やってみますかね。という感じで気楽に始めたのですが、まず結果から言うと、これがすごかった!まず始めて2週間で、ぺろっと2キロ痩せました。
 その後、また2週間、つまり一ヶ月くらいで3キロは軽くダイエット。ふむふむ。でも停滞。リバウンドは一度も無かったです。ただそれ以上に減らない。そっか、私の減る限度って3キロだったのね〜〜なんて思ってたら、それから半月くらいして、また急にがくがくと減りだし、さらに一ヶ月経つくらいにあれよあれよというまにさらに3キロ減、始めて3ヶ月で、気づいたら6キロの体重減です。その後ずっとそのまま停滞してましたが、4月に入ってまた1キロ程減りました。去年の12月から、5〜6ヶ月でトータル7キロ減。お酒も飲み、イタリアンもスペイン料理も我慢せずに食べて、です。ただ最初は少し制限しました。制限の対象は「糖質」。
 
 理屈は簡単。というかとても理論的。「糖質を(なるべく)取らない」ということに尽きます。
 酒は飲んでいい。焼き肉もOK、天ぷら揚げ物だってOK。ただ、糖質は取らない。
 
 私が理解した範囲の理屈はこうです。

  • 人間が生きていくためのエネルギーは、糖質と脂質から形成される。糖質は、直接エネルギーに。脂質は、一旦糖質に変換してからエネルギーに。

 糖質→→→→エネルギー
 脂質→糖質→エネルギー

  • 脂質を燃焼して糖質(ブドウ糖)に変換する時に、人間の身体は大量のカロリーを消費するそうです。それなのに、脂質を使わなくても簡単に使える糖質が大量に体内にあったら、「脂質→糖質」の回路を使用することなく、まず糖質の方からどんどんエネルギーを獲得してしまう。つまり、脂質も余った糖質も、そのまま体内に蓄積される。
  • なるべく糖質を取らないようにすると、身体は自然に脂質を燃焼してエネルギーに変えようとする。その回路が通じて活性化したら、後は意識せずとも脂質からどんどん燃焼してってくれる。つまりそのような体質に意識して変えていく、とこういう訳です。
  • 糖質カットの大敵は、もちろん、みんな大好き「お米」「粉もん」です。私も大好き!それを取らない我慢がしやすいのは、これはなんと「酒飲み」であるから!
  • つまり、糖質カットの食事メニューっていうのは、「居酒屋メニュー」なのです。ただ、居酒屋メニューの焼き鳥・焼き肉も、タレは甘いのは止めて、塩で。よかった、塩の方が好き!そして、もちろん「〆」のお茶漬けやうどんやラーメンは御法度。
  • もちろん、この「〆」が美味しいってことは、酒飲みはみーんな知ってます。でもそれがダメだっていうのも、酒飲みはみーんなしってる(笑)。食べた後、あ〜〜あ、って絶対に反省するもんね(笑)。それを、本気で我慢してみる。
  • でも、それも回路が通るまでの間です。私はそうだな、2〜3週間は、ほんとに穀物を取りませんでした。でも、その後は少しなら食べてます。パスタもお好み焼きも、パエリアももちろん白いご飯も。一日一回、多くて二回ですが。それでも太らないよ、リバウンド全然しない。多分、脂質を先に燃焼する回路が通ったんだろうね。
  • アルコールは太りません。ただ、お酒の中に含まれる糖質で太る。糖質が多いのは、ビール>日本酒>白ワイン>赤ワイン>焼酎 の順で、焼酎は殆ど糖質ゼロだそうです。焼酎飲みながら居酒屋メニュー、〆の穀物無し、これだけで、1週間に1キロの割合で痩せていくとのこと(笑)。
  • ただ、私は、焼酎の味が好きじゃないんですよね(笑)。泡盛なら飲めるんだけれど。だので、ここだけは妥協して、白ワインでやりました。でも、ちゃんと効果有った。十分です。半年で全くリバウンド無く、好きなお酒も食事制限もほとんど無く、7キロ痩せたんだから。
  • なんといっても、食べる量が減りました。これは確か。この糖質ダイエットを始める前は、家でパスタ作ったら、一人分100グラムくらい茹でてました(笑)。でも今は50グラムでお腹いっぱい。どうやらこれは「空腹感」というものに原因が有るみたい。
  • 「空腹感」は、血糖値の急激な上下動によって起こるらしいです。で、この急激な血糖値の上下動というのは、安易に血糖値を上げられる糖質燃焼によって加速される。脂質から血糖値を上昇させるには、かなり時間と労力が必要なので、そんなに単純に血糖値は上がってくれない。だので、糖質摂取を押さえると、空腹感が起こるのも制御してくれる……と、こういう訳?素人理解ですが。
  • ただ、今回驚いたのは、この「糖質ダイエット」をすると甘いものが食べたくなる☆ということなんですね〜〜。いや、私は酒飲みなので、普段、そんなに甘いものは執着なかったです。スナック菓子なども、自主的に買ったことが無い。職場で宴会やおやつが必要って時に、他の人が食べる為に買うことは有りますよ。でも、自分の為には、ほんっとにおやつや間食をしない人間。例えば、チョコレートを海外のお土産にもらっても、一年冷蔵庫に入ったまま全然減らない、なんてこともしばしば(苦笑)。
  • そんな私が、急に甘いものを食べたくなったのです(笑)。たぶん糖質を取ってないって証拠なんでしょうね。そりゃ、糖質には糖質の存在理由が有るよね。心を穏やかにする、とかかな?(笑)だので、これは自分でもびっくりした。最初はそれでも食べるの我慢してたんだけれど、最近、完全に「脂質→エネルギー」の回路が活性化した確信が持てたので、このごろは普通に甘いものも買って食べてます。今日もケーキ一つ食べた(笑)。でも、全然大丈夫です。リバウンドしない。
  • ただ、回路が活性化するまで(2〜3ヶ月くらい?)は、やっぱりおやつも糖質たっぷりお砂糖たっぷりは、やめた方が良いと思います。私がその期間に食べてたのは、ピーナッツ(バターピーナツじゃなく、ノンフライの)とかチーズです。チーズはとても良いらしいです。上の本に理由は書いてあるので読んで見てください(笑)。酒飲みだから、それでも乗り越えられます(笑)。
  • 整理すると……。穀物を全く取らないのは2週間、その後は一日一食(昼ご飯)穀物も取れます。最近は二回食べる日も週に半分くらい有ります。OK。上の本には、だいたいの目安として「プチ/レギュラー/ヘビー」三段階の食事の取り方も簡単に書いてあります。食事メニューなども書いてある。これがまた全部おいしそう!でも作るの難しい(笑)。だから私はだいたいイメージでこんな料理だったらいいのね〜〜くらいで、後は自己流でやってました。でも、居酒屋メニューなら身体が覚えてる(笑)。
  • お酒が飲めない人は、確かに難しいかも知れないです。でも、飲める人なら、間違いなく体重を減らすことができると思う。居酒屋で食べてるって気分でさえいれば、お酒を飲まなくても、〆食べなくてOKになれるもんで不思議(笑)。お酒飲まない人が、主食なしで食事を終えるよりは、確かにハードル低い、かも(?)。

 
 ということで、酒飲みだって自覚が有る人は、やってみられたらどうでしょう?
 
 実は体重が減って服のサイズも小さくなってしまい、去年履いてたジーンズやパンツ類、ウェストぶかぶかになりました。ウェストサイズなんて、10センチ以上小さくなってしまったです。だので、パンツ類はウエストがずり落ちてしまってみっともないったらない(汗)。ほんま、それまでどんだけ太ってたんや!太ってると思ってなかったのがびっくりです(苦笑)。
 だので、Levi'sジーンズも、3月すぐにも買いたかったのを、我慢して4月10日のCM解禁を待ちその日に購入。あと一〜二着は欲しいので、15日が待ち遠しいです(苦笑)。東京に住んでるなら、間違いなく買いに行くのにな〜(笑)。
 
 と、ずいぶん個人的な話で失礼しました!

*1:勘違いも甚だしい!笑