『Grazia』2010年3月号

 220ページにどどーんと、パジャマにパナマ帽?麦わら帽子?な不思議坊やがいます。変身決定後、このシガアキオさんのコーディネートは、一貫して、チェックオンチェック、柄たす柄、何ならパンツは膝下で☆って感じですよね〜〜。なんだろ、家でパジャマのまま虫になってしまったグレゴールのイメージなのか? カフカ以上に不条理だよ!(いや私もカフカは全然不条理とは思いません笑)
 
 ピンクの唇がつやつやしていて、 お顔はとても色っぽいのですが、何せ、パジャマなので…(笑)。しかもこれ、どこかの劇場…パルコかな? カーディガンの色と客席のシートの色が保護色化してるんですが……え?もしやその保護色が虫?…うーん、なんかいろいろ不思議すぎます(笑)。
 
 「不満があるとしたら、自分の中にしかない」 
 「直感は鋭いはずなのに、つい考えてしまう自分が邪魔をする」
 刻一刻と成長しつつある彼を象徴するようなことばが載ってます。
 自分の直感に自信を持ちつつあるのは、とても頼もしい。でも、それに対して、意図的に直感と格闘する(回り道をしようとする)反射神経が共存してせめぎ合う。それでこそ20代だ!!なーんて(おばちゃん的発言…)。だって、「心の欲するままに従いて、矩(のり)を踰(こ)えず」は七十歳の境地だし*1
 とすると、パジャマとの出会いも試練なのか偶然なのか、本人はきっと意外と楽しんでそうだね〜。でもこれは必然じゃないと思うので(笑)、シンプルで色気有るスタイリングをしてあげてくださいな、シガアキオさん☆ってまあ私の好みなだけだけれど。だめですか、そうですか(笑)。
 虫がすんだら違うコンセプトで来るのかな?

*1:論語』為政篇。冒頭が「吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ」で始まるのの、最後がこれ。因みに四十歳が「不惑」って辺りまでなら、割と有名ですよね♪