赤坂アクトシアターです。

 いやあ、歌やっぱりうまいですね〜〜〜BWキャスト、圧倒的!上手すぎて仰け反りました、もう声だけで満腹!って感じのうまさでした。こんな余裕綽々のNo Day But Today とは、ビックリした!です。安心して聞いてられるんだもの〜〜。まあ、それは何も悪くないけれど、いや良いことだけれど!
 去年冬のあのカンパニーは必死に歌ってた、ふりしぼってた、その切羽詰まったギリギリの、命をかけて疾走してる勢い、若さそのもの、未熟で涙と汗にまみれて先の事なんて何にもわからない、破滅的な勢い、そんな青春の痛みなんてものはここでは乗り越えられて、豊かな歌声と盤石のパフォーマンスで、いやあ、うますぎるというか、なんというか…。いや、ほんとうまくて…。歌のうまさがストーリーを喰ってしまったるというかなんというか(苦笑)。いや、悪くないんですよ!すばらしいんですよ。どう言ったらいいんだろう…(苦笑)。
 SOLのソリストは、鳥肌物でした。これはもう歌が終わるやいなや大喝采!ブラボー! あと、私の大好きなTake me or Leave meも良かった〜〜。うん、素晴らしかった!そういうとモーリーンのパフォーマンスはさっすが〜!でした。そっかあこういうボヘミアンなパフォーマンスだったんだなあ。これはその方がいいな、しっくり来るね♪ 綺麗なお尻も可愛かった。ミズに負けてなかい(笑)。いや、ミズ、可愛かったな〜〜。でもコリンズは…米さんの歌が良かったなあ。声量も音域も…。サンタフェの米さんコリンズの低音はすごかったもの、もう一度聞きたいなあ…。 あ、ロジャーはさすがアダムパスカル☆もーのすごーく良かったーー!声が結樺さんみたいで驚いた。ほんと声を聞いたとたん、わあ牧神!!って思っちゃったドキッとした……張りのあるリードを仕込んだような、透明で、パワフルな声。
 ともかく歌はほんっっとすごい。テンポはクリエよりゆっくり。クリエのは、走って走って走って走ってたもんな〜(涙)みんな動きまくってたもん、全身全霊、明日なんか知らない!ってその時を生きてた歌ってた。レントの世界は、舞台の上のあの若い全員の世界そのものだった。未熟でも、余裕は無くっても、それが私たちを感動させた。
 今日のこの舞台、踊る人はもちろんいるけど、それもそんなに動かなかったなあ(笑)。Contactは、そっかこれがマークの内心のダンスになったのね…って居ずまいを正しました。脳内では、未來マークが両手を上に上げて身体をくねらせ、地面すれすれで身体を旋回する場面に一気に切り替わっちゃいましたが…。舞台の元気さパワフルさ、これは同じワールドツアーでも、2008年1月に大阪で見た、つまり2007年のワールドツアー来日版の方がアクティブだったんじゃないかな。ミミもエンジェルも。 今回のはそんなにうごかないですよ〜気のせいかな? でもあれだけ歌ってくれればもうね、それだけで涙なんですが。
 ともかく、切羽詰まってないんです。明日もわからないギリギリのレントじゃなく、盤石のレントでした。
 改めて思いました。歌のうまさは、これはもう、さすがにとんでもないけれど、それを聞いた上でも、うん、未來マークのレントカンパニー、悪くなかったぁ、いやいやいや、とてもとても良かった!青春の命の輝きで満ち満ちていたもの!ギリギリで今日だけを生きていた。今日の積み重ねで三ヶ月を走り抜けてた。すばらしかった。
 やっぱり大好きだ!2008年冬の未來マーク&レントカンパニー!

 


(以下、ちょっと畳みます。レント大好きな方はご注意ください。)

 実は、上のようにちょっと醒めて見ちゃったのは隣に座っていた方が、愛に満ちあふれた方なんでしょうね…一幕目、冒頭のRENTから既に号泣、始まる前から泣いてますってぐらいの勢い。二幕目などはSOLから嗚咽してしゃくり上げて痙攣しながらぐっぐっぐって泣いてはりました。それがかなり気になって気になって(苦笑)、歌に聞き惚れながらてはいながらも、どんどんどんどん醒めてしまったような…。もちろん感動的な場面のいくつかで鼻をすする程度なら、私も人のこと言えませんし気にならないのですが、最初から最後までって…。そうかと思うと、ムーでは、あなた大声コンテスト出場者ですか?ってくらいの金切り声を上げてはりました。てなことで、ムー、私も小声で参加しようと思って席に着いていたのですが、その勢いに気押されちゃいました…。
 まあ、人それぞれの楽しみ方が有るってことですよね。基本的に私も人のことは言えません、はい。