『私生活』@シアターBrava!
久しぶりのBrava! 犬顔家以来かしら…。
京橋から足早に近づくほどに、いろんなことが思い出される。
やはり、再演BB。短い大阪公演。ほとんど毎日通ったものなあ。
特に思い出されるのは大阪千秋楽の日。幕が下りると大急ぎで神戸北野へ。K.Dearthのライブが有るというので、BBの感動そのままに神戸の山手の坂を駆け上がった、その日が蘇る。
昼間の公演でキラキラビームを発する牧神だった健さんは、神戸北野のライブハウスでは、アコースティックなサウンドでやはりチルチルを歌ってくださいました…。
そして、チルチルは本当に大好きな歌だと、何度も繰り返して言っておられました(涙)。
またBBを演りたい。是非また歌いたい。できるなら、次はかがり火を焚いて屋外で演じたい。チルチルを何度でも歌いたい。
そう輝く笑顔で言ってくださってました(涙)。
帰り道、夕方上った北野の坂道を今度は足早に下りながら、一緒に行った大事なお友達がふいに泣き出して、それを笑いながらからかって、やっぱり私も涙がこぼれたこと……思い出します。
あれ、話がそっちに行っちゃった…。
でも、Brava!では、リトショ*1も見たんだよなあ。アンサンブルで歌う健さんの歌声を何とかして聞き取ろうと、必死に耳を澄ませたこと。やっぱり蘇ってきてしまう…。
だめだめ、『私生活』です(苦笑)。
とても洒脱な会話劇でした。
ユーモアのセンスたっぷりで、コミカルな展開に何度も声に出して笑ってしまいました。
あんなにたくさんキスをするじゅんさん、初めてです。あ、女性にね。猿飛のサダ*2やマーシャル*3にじゃなく。きまじめで善良なヴィクターを、やっぱりじゅんさんが演じるだけでクスッと笑ってしまう。
アクロバティックな動くは皆無だったけれど(笑)、テンションの高いリアクションや、じゅんさんがそれをするだけで吹き出してしまうチマチマした可愛らしさなど、とてもすてきでした。
会場は、内野さんファンのものすごい熱気で充ち満ちてました。
内野さん登場シーンで、まず拍手が起きたのには座席の上でのけぞりそうになりました(苦笑)。カーテンコールでは、「うちのさーん!」という黄色い声がそこかしこから飛び交い、皆さん手を振る手を振る。すごいや。うっちー!!
確かにこの内野エリオットは格好良かったです。こりゃファンにはたまんないだろうな〜と思いながら見てました。
まず、男前。服のセンスがオシャレ*4、ピアノは弾く、歌は歌う。暴君的に怒鳴り声も上げれば、女に甘えてデレデレする。熱いキスを恋人に降り注ぎ、女にまたがって愛撫しようとする。そうかと思うと突き放されて床に転がる。拗ねる、甘える、空元気、ひねくれる、ダンディな笑顔を見せる、ニヒルに皮肉を言ってみせる。
もう、魅力的な男のお手本のようなもんです。それを2時間半立て続けに演じてくれるんだもの。そりゃあファンはたまんないですよね〜(笑)。
私の隣の、中年の男性はどうやらじゅんさんファンのようでした。
じゅんさんシーンでは、私だけじゃなくその男性もケラケラくすくす笑っておられて、大変心強かったです。ありがとう、名も知らぬお隣さん。