『刑事の現場』第2話

 日本全国、NHKが見られることに感謝!
 でもさすがに録画は無理なので1回しか見てません、ってまあそれが普通かな(笑)。
 
 原田さんと寺尾さんの迫力有る攻防に、顔を赤くして食らいついてる啓吾に泣かされました。最後、原田さんを落とす場面は、啓吾の振り絞るような声と涙に、心臓がばくばくした。

 今回は、原田芳雄扮する鵜飼の抱える闇と贖罪がメインテーマだったんだけれど、それを描きながらも常に意識されていたのが、警察がもつ「秘匿体質」ってことになるんでしょうか。谷口でしたっけタクシー運転手、彼の母の「警察は聞くばっかりで何も教えてくれない!」という叫びは、鵜飼自身の叫びでもある。孫娘の「事故」への疑義を一切明かさない警察への不信、それが加害者:鵜飼と被害者:谷口母とを表裏一体のものにし、くるりと関係を逆転させてしまう皮肉……。
 でもそれは実は啓吾自身の体験にも影を落としていて。つまり、昭太が指摘した「被害者には事件の実態はあまり明らかにされないから」という、まるで前提条件のように提示される事実。それがあったからこそ、将棋盤の駒をバラバラにして、「トイレ言ってくるわ」とつぶやく啓吾の、悲しい笑顔が胸に迫るんだよね。悲しく苦く、そしてこの上もなく美しい笑顔だったよ、啓吾。
 そんな中でですね、シュルツさんこと小松さんの警官コスプレ?事件は何だったんだ?(笑) 警察マニアだったのかしらシュルツさん。いろいろ考えてあのシーンは、小松さんに警官の格好をさせたかった(@犬顔家の一族の陰謀)、瀬戸山に柔道の技をかけさせたかった、狙いはこのどっちかだったんじゃないかと思ってます、そうだろ絶対(笑)。でもまあ、啓吾&良介のジョギングシーンなんて言う、椅子からずり落ちんばかりのときめきシーン*1が見られたので全然OKですが!学校のフェンスを跳び越える啓吾の空中姿勢が、両脚斜めに揃えて同時飛び越えの麗しポーズで(脳内再生)、それを見てまたホクホク。。しかし、この二人のジョギングなんて、光蔭高校に戻った松沢がバスケ部の体育館内ジョギングに合流し、井本が隣に並んでそれをチラリと見る、ちゅう奇跡シーン以来だよなあ。
 あ、女子高校生と鵜飼とのエピソードはちょっと弱かったかも。自首しようとした鵜飼を思いとどまらせた要因としてのエピ…これでいいのかなあ。おそろいの携帯ストラップをしてるって辺りも、なんか首を傾げてしまいましたよ(苦笑)。

 でも、やっぱり重みのあるベテラン陣の演技はすごい!そのただ中にあって、小さくなったりひるんだり、勇気を絞ったり涙をにじましている啓吾が、久しぶりのヒリヒリの赤裸々さで、ねえもう、ただただやられてしまいやした。
 
 と、なんだかんだダラダラ書いちゃった。文章乱れたまんまだけれど、もうこのままで今日はいきます。朝早かったからもうだめだ(苦笑)。

*1:「萌え」って言葉使いたくないんですが使わないとなると難しいなあ(笑)。