ロス・タイム・ライフ第2節

 小山くん主演の刑事編でした。
 出てくる人達に既視感ありまくり♪ だってタテノリの父でしょ(平泉成さん)、田淵分隊長でしょ(田中哲司さん←うっわ、さっきまでお名前間違って書いてた!すみません〜)、秋本でしょ(脇くん@さよ小津)。
 田中哲司さんは、上のエントリーでリンク付けたNHK名古屋の番組ガイドによると、『刑事の現場』第一回ゲストで出演されるみたいだし、小山くんは新米刑事だし平泉さんは定年間際のベテラン刑事だし…。おまけに小山くんって未來くんと同い年だよね。なんかいろいろダブって見ちゃいました。かんべんしてって感じです(苦笑)。
 
 で、番組。
 今回は、前回の瑛太篇よりは泣かされなかったけれど、やっぱりほろりとしますね。というか理不尽だよね!こんなに威勢が良くて若くって血気盛んな赴任三日目の刑事が殉職しちゃうなんてさ(涙)。残されるお母さん、可哀想じゃないか〜。
 今回の刑事くんは、ロスタイムにちゃっかり防弾チョッキを調達して、まんまと生き延びようとするお茶目で前向きな青年。それなのに、犯人が実は二発目の銃弾を発射していて、それが五味刑事(平泉さん)を狙ってる!と知った途端、自分の防弾チョッキを五味さんに着せてしまうんだもんな(涙)。優しすぎるよ津並。なんか地の小山くんとダブっちゃう…というか!はっきり言ってね〜、今回の設定、色々無理無理だったんじゃないの? ちょーっと許せませんよ。泣きながら抗議しますよ〜。
 前回の瑛太は、無念ながらも、うん!良くやった☆いい人生だったよ!って号泣しながらエールを送らないではいられなかった。でも今回はねぇ…、これじゃ死ぬに死ねまい…と無念さばかりが残っちゃう。いや、津並はよく失地を回復した!それは確か。でも本当ならそれは全部やらなくても良かったことで…。
 まず、五味刑事がダメだよ。娘の敵をずっと個人的に追い続けてきた。それはいい。でも津並に犯人を追わせておきながら、相手が強盗殺人という凶悪犯であることや拳銃を持っている可能性を、一切告げていない。一言「相手は拳銃を持ってる!気をつけろ!」って言ってやれば、最後の場面で津並も油断しないですんだはず。だのに「拳銃持ってるか?なら追え!」だけで追わせちゃう…。口数、少なすぎにも程がある(憤)。それにさ、そもそもそういう個人的隠密の張り込みに、新米刑事を同行しちゃって片棒担がせてるのも解せない。加えて(まだある)、時効になってた案件が、実は偽造パスポートで国外逃亡した年月分が含まれてたために、期限を延長されねばならなかったっていう重大新事実。それを、何もこんなややこしい方法、つかその証拠を家に五味警部が忘れていた、なんてお粗末失策ぶりで明るみにすることも無かろう。偽造パスポートを手に入れた時点で五味刑事は手を打つべきだったし、だいたい、どうやってあんなものを手に入れたんだ?? つまり、津並のロスタイムは、そういう道具立ての不備を挽回するためかけずり回った3時間21分って感じになっちゃいましたよ。これを全部やってのけたんだ、新米刑事、能力有りすぎだろう!(苦笑)
 このあたりの道具立てのちゃちな感じが一旦気になり出すと、結局泣かされたのは親子の情だった☆って感じだけが残り、ドラマの構成や役者さんの力に「はは〜!」ってひれ伏す快感がずいぶんと薄まっちゃう…。それはとても残念。
 でも、五味刑事の娘と津並がともに赴任3日目での死だったり、時効が成立したと思われていた犯人が、いわばロスタイムで殺人犯として逮捕されたり、とか、細かなディテールに工夫も有ったけどね〜☆なんて、思いっ切り何様発言ですね(汗)。小山くんの演技って初めて見たけれど、なかなか結構でした。かなりデフォルメされた新米刑事らしかった。

 そうそう、前回も思ったけれど、休憩時間もといCM切替時間にスポットで流れる「審判団内幕シーン(?)」おもしろいね。前回は瑛太に距離を離されて疲れちゃった審判団が、オープンカフェで談笑してるお嬢さんのドリンクを勝手に飲んじゃってたし(笑)、今回は、タクシー運転手を脅して小山くんを追いかけてるし! こういう遊びは土11らしいなあ♪
 
 ところでこの『ロス・タイム・ライフ』、小山くん主演で舞台化されるとか。しかも「刑事編」で。舞台化されるときには、そこらへんの道具立て、ばっちり決めて客席を唸らせて欲しいな。


 あーそれにつけても、はやく加藤啓吾が見たいぞ!