Numero TOKYO 2008-3

 届きました届きました!うつくしい。
 誌面(p.94〜109)を飾るは、かくの如き顔ぶれなり〜。

08年の旬な男たち
瑛太藤原竜也松田龍平森山未來柳楽優弥
:写真家、若木信吾と5人の若者達の男同士の真剣勝負

 みごと、各人各様の魅力ですねえ。
 未來さんは、私は1枚目のお写真がすきだな☆白黒のやつ。かわい〜じゃない!ティーンエイジャーの柳楽君を含めても、一番幼く見えます。あどけない感じがしますよね。うん、あどけないのがおかしくないうちはあどけなく行こうよ!レッツあどけなし!(いちおう終止形)
 未來さんはシースルーのオーガンジーみたいなブラウスをお召しのが二枚、三枚目は黒の光沢あるシャツとパンツ。ソファの肘掛けに腰を下ろして、何故か足はつま先立ちです。鼻筋の美しさはホントに奇跡的だ。すとんと憑きものの落ちたような表情と足元&手の指先の緊張振りとが不思議なコントラスト。しかし立派な太ももですね〜。他の役者さん達がみなスリムなパンツラインなのとは(松田くんは一つだぼだぼパンツがあったけどね(笑))全然別物です。そして、シースルーなブラウス姿、ベッドの上に横たわって枕に頭を預け、カメラを追って視線を動かしている二枚の写真。あどけないのにけだるくて、可憐なのに官能的…。困ったことです。
 えっと、以下、誤解を恐れずに言いますとですね〜(笑)、こんなシースルーとか何かチラリとのぞかせてるようなお衣装ね、こういうのはともかく罪なんですよ。何が罪だって言って、目にするとつい、お召し物が邪魔っ気でいっそ脱いじゃえば〜という悪魔的気分になっちゃうそれが何より罪深いんです(苦笑)。だって、この人の上半身、本っ当に美しいじゃないですか。健太が茨城の海岸で水着に着替えてた場面なんて、ギリシャ彫刻以上の美しさだったですよ〜(真面目に言うと何か変だ:苦笑)。何万円、何十万円のシャツでもスーツでも太刀打ちできないです、ちょっとでも肌が見えた時点で衣服の負けが決定です。いや、ちゃんと普通にお召し物や巻物を巻いてたりしてたらそんなことは思わないんですよ〜って、わわ、単に変態なだけですね(汗)、すみません(平謝り)。
 
 で、インタビューです。「何も見えないまま突っ走って、気づいたら破綻しているマイケルは危険ですけど、とても魅力的だと思う」(p.96)。とてもよくわかる(と思う)。もちろん「破綻している」ことが魅力的なんじゃなく、破綻に至る道であっても、そこに迷いや躊躇のかけらも持ち込まず、喜悦の中に突っ走り続けた、その有り様こそが魅力的、なんだろうな〜。確かに、ここに記される彼のことばのどこを取ってみても、「結果」や「成果」について何らの想定値らしきものも出てこない。みじんもかけらも出てこない。ほんとに潔い。 マイケルの道程そのものに魅力を感じている、彼らしい言葉の束です。こういう一途さやごまかしの無さ、頭の下に腕を組んでまっすぐカメラを見つめるまなざしの混じりけの無さ、この彼なら、喜悦の中にありながら「破綻」以外に続く道を突っ走ってくれるに違いないです。…でも、この人は、道中さえ嘘偽り無く信じるものをひたすら追って行けたなら、たとえ外からはその行き着く先が「破綻」に見えたとしても、この写真通りの、真っ直ぐな瞳のままで、にっこり花のように笑うんだろうなぁ…。
 盲目になれるためにいまは視野を広げていきたいという彼。思う存分盲目になりきるための「蓄積」なんだね。いいこと言うなあ。
 よっしゃ! としか言えないけど、ともかく、よっしゃ☆です。走れ、メロス。