10/20ソワレ

 上にも書いたとおり、仕事仲間と一緒に。私が未來くんファンだってことはわかってるけれど、とてもニュートラルな判断をいつもする彼。今回は、掛け値なく楽しんだみたい!
 松尾さんの演出も気に入ったよう。よかったよかった。

 で、何よりも嬉しいのは、「いやあ、今日は森山未來のファンになったよ」との一言が!
 2幕に入ってから、特に後半の彼がいいと。
 最後の舞台切っ先でたたずむ姿を見て、「おお、かっこいい青年だなあ」と思ったらしい(嬉)。

 
 彼に言わせると、このクリフ役は大抜擢だね、それに見事に答えていたね、ということになるそうだ。
 ともかく周りがすごい役者揃い、芸達者でクレバーなベテラン揃い。そこに、舞台の肝、いわば渦の中心の静かな部分にも該当するクリフという役を、この若い未來くんに託す、その松尾スズキにまず軍配を上げたい、とのこと。しかも、歌も踊りも禁欲的にして、舞台の芝居部分を、すべて彼の双肩に委ねたような演出になってる、これはすごいことだよ!って言ってた…。また、その未來くんの芝居がいいじゃないか、今日はすっかり彼のファンになったよ☆ってことでした♪

 でへへ。そう言われると、単純にほぺたがほころぶなあ(笑)。


 ナニサマ発言を承知で続けると(笑)、未來くんの放っておいても溢れるエネルギー、それをためることで出てくる彼の良さを、松尾さんは知ってたんじゃない?って。私が、2年前に、映画で共演、松尾さんが未來くんの無責任担任教師役って言ったら、笑いながら「なるほど♪」って言ってた。僕でもそうするだろうな〜だってさ。職種がちゃうやろ!(笑)

 
 表情と動きと言葉の緩急がとてもよかったそうです。
 彼を、ダンスばかりで語るのは間違ってるんじゃない?芝居がいいよ、と、彼は言っておりました。そうね。芝居、ほんとにいいよね〜。でもダンスもいいんだよ(笑)。ああ我が儘なファン!
 惜しむらくは声が細い。歌はそれでもソフトだけど、台詞で大きな声になると声帯の緊張が聞き手に伝わってしまう…。うん、それは時々私も感じる(笑)。もちろん、それが彼の声質の良さでもあるんだけどねえ。細さと太さと、ソフトさとリードが入ったような強さと、両方手に入れることはできませんかねえ…。


 未來くん以外では、当然のことながら、秋山さんとサダヲさんを絶賛してましたねえ。

 
 サダヲさんについては、ひたすらクレバーな役者だ!と。
 へたをすれば、「阿部サダヲ」の舞台になってしまいそうな所を、絶妙のタイミングで他の出演者に譲ってる、その操縦加減は見事のひとこと、だって。そういやあそうだね。


 秋山さんは、解説抜きに絶賛!おもしろい、歌がいい、泣かせる。彼女が出てきたら、それだけで安心、期待が湧く。最後の、フルーツボールの時の歌と台詞、未來くんの表情と相まってすごくよかった。あれは脚本もすごい。いいシーンだって大絶賛。



 なーんて、人の感想ばかりだなあ(汗)。
 まあ、未來ファン以外の人の感想もたまにはいいかな? というか、今回私ほとんどまともに感想書いてないんよね、自分の…。ちょっと感想の種類にいろいろ有りまして、まだ整理できないのよ、困った。


 大阪公演のころには、なんとか、書けると良いんだけど…ってえらい先やん!すみません、こういうていたらくです(謝)。とにもかくにも明日の東京楽は見届けます!



 以下、ネタバレ部分、少ないけれど畳んでおきます。







 今回初めて気づいたところなどを中心に。

  • 私が気づいてなかっただけかも知れないけれど、オープニングとエンディング、現実の荒れた街角、キャバレーの舞台(櫓)上に白いシーツがかかってたんだけど、あれって、前から有りましたっけね。
  • 源ちゃんがピンク!シュルツさんにおひげ!
  • 晦日キットカットクラブ。サリーとクリフの最初の出会い。舞台奥に秋山さんと小松さんのカップルが。若い!小松さん、横分けの焦げ茶の髪で、ああ、ほら、似た人がいるよ!思い出せない! 秋山さんは、パンフで紙ちゃんがかぶってたような帽子で。ねえ、これ前からありましたっけ?これも私が気づいてなかっただけかな(笑)。
  • パイナップルの入ってた紙袋、シュルツさんが墓標?のように(苦笑)テーブルの上に立ててました。なに?パイナップルの墓?
  • エルンストがやたらと眼鏡を取る!なんなの〜!(笑)
  • いや、友達が言ってたみたいに今回はエネルギーをためた演技だとしても、いつも思うんですよねえ、康本さんがMCのジャケットを着て踊るダンス、未來バージョンで見てみたい!って…すみませんです(苦笑)。
  • アメリカ娘は、チャッカマン!でしたよ〜(爆笑)。
  • 噂に聞いてたラブラブぶり、どんななのか楽しみにしてたのですが、うーん、私にはそんな感じには見えなかった(笑)。いや、なんかわかってきたのよ。松尾さんがこの舞台で描こうとしているものの種類、が。それは男女の別れじゃないんだよね。いやそれは前からわかってるんだけどさ…。あと一息でつかめそうなので、もう少ししてから書いてみます(苦笑)。
  • 最後に旅行鞄の上で書き出すクリフ。終わって始まる彼の物語、歌い始めてペンを落としました…。私はそれにはっとした。ハプニングかも知れないけれど、ね。
  • 友人も絶賛のラストのクリフ。美しい表情だなあ。うっとり。ただただ見つめてしまう。
  • カテコ、松尾さんの「妖怪人間」が!ひゃー懐かしい(笑)。あれ、いいアニメだったのにね、人権問題がらみで映像そのものがお蔵入りになってるんだよね…。しかし、なんかキャバレーのラストとしては何なのだ?って感じがしないでもない(笑)。まあお祭りとしてはおもしろかったけど。

 あれ?これだけだっけ?もっと有ったような…。
 また思い出したら追記します。