神戸公演ーまとめ

 【取りあえず、駆け足で全部書き終えました。後半、ひどいけど。支離滅裂だけど。書き直す気力がない…眠い…】
 幕が開くまで、なんだかハラハラドキドキ。今回の公演は事前の情報がほとんど無く、まあそれは幕が開いて謎が解けたんだけれど*1、いったいどういうことになってるのか雲を掴むような状態だったせいでしょう。
 ワクワクというより、地に足の着かない落ち着かなさだったなあ。
 「間もなく開演します」の場内アナウンスが響いても、いつものテーマソングはなかなかかからない、ドキドキがピークに達した頃、とうとう始まったテーマソング…。あのメロディを聴いた途端、泣きそうになった。よっしゃ!始まる!!


 後は、ほんと、敵の思うがママです(笑)。ジェットコースターのように振り回されたり、たっぷんたっぷんと懐かしかったり、細かいところは下に書いていくとして、ともかく私は、すごくすごく楽しかった!何より、笑顔一杯の舞台、その中に身を置く彼の「居方」に、これまでより強い自信が終始うかがえて、みるみるハッピーになってしまった!


 私、この舞台、今までで一番好きかも!最初のそのステージからそう思いましたよ(笑)。
 いえ、例えば虹・OR、もちろん、言葉にできない程好きな作品です。思い出すだけでもヒリヒリ切ない…。見ていて胸をえぐられるような、あまりに浄化された世界でした。そうね、これはある意味、別格。
 それに比べるなら、この「わんだー」は、まるでおもちゃ箱、もしくは、小学生の男の子が大事な宝物を隠す机の引き出し…。何が入ってるのかさっぱり分からない、引っ張り出しても「?」なモノばっか(笑)。でも、かけがえがないモノばかり。すごく混沌としててチャーミングで元気いっぱいで笑顔の種が一杯詰まってる!
 未來さんの頭の中の、そんなでっかい引き出し、彼はそれを惜しげもなく私たちの前に「せーの!」でぶちまけてくれた、そんな無秩序な愛おしさ。それをすごく思いました。初日のマチネで受けたその印象、ずっと変わっていない。幕が開いた、その日からずっと私は楽しかった。
 確かにどんどん洗練され、こなれて変化しつつある舞台なんだけれど、その彼の意気込みや用意してくれた宝物の数々、ぜーんぶ最初っから、ちゃーんと舞台の上にぶちまけられていたと思う。
 それが、今回は、特に見事だと思った。やったね!演出家!グッジョブ♪って思った。ダンスに関して専門的なことは何もわからないけれど、ともかく今の私が楽しめる幸せ、ちゃんと揃ってるじゃん!って思った。



 さーて、そんじゃ、シーン毎に感想とか備忘とか、書いていきます。

 ド素人感想。おまけに、記憶力はぼろぼろ…。ま、しゃーねーな♪

  • プロローグ「戦争わんだー」
    • 大きなはしご。黒い人?意識?が引っかかってます。あの引っかかり方がすごく気になる。登っていたのか降りていたのか、左足を曲げ左手をだらんと垂らし、身体は全体に左に傾いで。
    • 繰り広げられる加害と犠牲。爆音の中、場景の中を彷徨って「意識」を束にする黒い何者か。やっぱ「意識」かな…。
    • その後のダンス、これがすっごくかっこいい!心臓には悪いんだけれど、恍惚とした陶酔感を誘う。最後の方で、群舞の集団、真ん中に「意識」は有るんだけど、それが大きな大きな、暗黒のような口を開けて、何か叫び声を上げる。闇に通ずるような叫び。救われるのか?救われないのか?答えを保留したまま、集団が蜘蛛の子を散らすように姿を消し、何故かそこに「探偵ナイトスクープ」主題歌が(笑)。冠くんも、これで関西では随分受けたんだけど…(笑)。
    • だから〜〜(笑)。お詫び漫才。八十田さん、どうぞよろしくお願いします。東京でちゃんと笑い、取ってくださいね〜。
  • シーン1「Sense of Wonder」
    • 驚きや不思議をキャッチする感性、のことですよね、通常は。八十田さんの前説で紹介される未來語録「どちらも被害者で加害者」…。突出して敏感な感性が、時に被害の立場に立つことはわかる、加害も同じかも知れないね。アイスクリームが溶けたような現代世界で、敏感な感性に正直に反応することは、自らを、そして他者をも傷つけることがある…。そういうことを言おうとしてる?もしかしたら、それってあなた自身のSense of Wonferがモデル?なーんて、また勝手に妄想するわけですが(苦笑)。いや、私たち自身のこととして、彼は考えて欲しいだろうな…。
    • 幕が開いて、後ろ向きに座る案内人。青い風船を持ってる。空の色。タイトルロールを映す大きなバルーンに繋がるのかな。
    • このシーン、大好き。望遠鏡を覗く姿、指だけで世界を冒険する案内人さん。まるで「アルケミスト」の世界ですね。その指がホントにキレイに物語を紡ぐ。
    • 上手からピンクのワンピースの女の子。下手から黄色い服の男の子。それぞれ風船を手からこぼした状態で静止してる。男の子の手に渡った風船が割れると同時に倒れる女の子。風船が、個人個人の魂に直結した、シンボリックな役割として重要なアイテムであることを、ここで伝えてるのね。
    • 倒れる女の子&風船を割っちゃう男の子、中西かりんちゃんと坂口涼太郎君、新しいメンバーでとっても若い2人です。本編のダンスシーンの数々では、すごく表情豊かで印象的なダンスをする2人、ここでは徹頭徹尾、表情を殺した存在感を見せます。かりんちゃんなんて、顔が読めないくらいに個を消してる…。すごい!
  • シーン2「食卓〜車掌」
    • 大好きなシーンです!いや、車掌の方ですが(笑)。残ったテーブルの上に飛び乗る案内人。毎回ガギ!って少しずれるのがこわい、でもそんなことものともせず(ま、スケートリンクの手すりでタップする人ですから苦笑)、軽やかに細かな自由自在な靴音。いや、時々機関銃や重器だったりするんですけど。だって、毎回毎回違うんだもんな〜。義さんと交替して、またリズムが増幅を見せる。横で座り込んで、楽しそうに身体を揺すって、うずうずしてる案内人さんの、目のない笑顔は、もう反則!ってかわいらしさ。そうかい、そんなに楽しいかい!私だって楽しいよ、負けてないよ〜〜!と言いつつ、あーやっぱ、見る阿呆は踊る阿呆にゃかなわぬか…悔しいな(笑)。ってぐるぐる思うほど、ともかく幸せそうです、この白い案内人さん!!
    • ガタンゴトンと上手にはける車掌さん&案内人。そのまま次のシーンへバトンタッチ。今回、こんな風に、うまく少しづつの糊代をもって、シーンごとが繋がっていくのがうまいですね!暗転がほとんど無い。演出家さんと振付の方々との息がピッタリ合った様子、こんなとこからもうかがえます!
  • シーン3「通勤ラッシュ」
    • ここから家族の日常がオムニバス風に描かれます。まずは父。
    • 通勤ラッシュ。席取り合戦。すごく好き!みんなが隊列を組んでぐねぐね螺旋状に動くのも、すごく好き!面白いです。この辺りの展開、テンポが早くっていいわ〜。先頭の案内人さんの、真っ直ぐのびた直線の背中が大好きです(笑)。
    • 宇田さんの「え〜…」。哀愁有りすぎ(笑)。しかし、そこに座る決意をするのですか?あぶないぞ。もしや、後の会社シーン、皆に鼻つままれるのは、そこらへんにも伏線がある?(苦笑)
  • シーン4「通販」
    • このボーッとテレビを見て、通販に精を出す安川先生、むっちゃくちゃ可愛いんですけど!思わず笑っちゃう!役者だな〜。
    • オノッチより礼儀正しい宅配業者さん。律儀に走って荷物を届けてくれます!かわいい(笑)。
    • ビルのお掃除おばさん。やけにかっこいいエアギターのおばさんに目が釘付けです♪ピンクのエプロン、いつも紐がくくれないのね〜。着替え、たいへんよね、オノッチからエプロン。でも楽しそうにスキップして出てくるから、一気にデレデレしちゃいますよ(笑)。
    • 悪顔!
    • でも、ここの撤収、かなり大変ね。時々、次のシーンの雀さんがお掃除手伝ってますもん(笑)。
  • シーン5「盆栽」
    • 盆栽を剪定しながら居眠りする祖父。可笑しい(笑)。お友達の雀さんと、息が合ってるのか合ってないのか、謎のダンスを繰り広げます。跳び蹴りとかしてるし〜。
    • 涼太郎君の笑顔!いやあ、何ともいい味です。ちょっと色々余人を持って代え難い!(笑)
  • シーン6「喧噪」
    • 風船を袋に入れた林田先生。自由自在な動きで人混みを縫ってます。案内人さんと合流。袋の中を嬉しそうに楽しそうに覗きこんでオレンジの風船を取り出すところ、とってもいい顔してます。風船を持ち歩いて、ちゃんとその存在を分かってる唯一の人ー自由人。
    • ここから始まる2人のHIPHOP、風船を使ってやるっていうの、良いアイディアですよね〜。風船のゆらりとした動きにピッタリ沿う林田先生のダンス、かっこいい!
    • そうそう、未來さんが、スローモーションで側転する。あれも、一体どういう筋力なんだ!って驚愕する。スローなのに、手足の先にもピンと神経が行き届いてる。美しい!
    • ともかく楽しそうなの、自由人と案内人! それ以外の人々は、同じ動作をただただ繰り返してる。ルーティンな日常と、それにとらわれない自由人。逃げ出そうとして失敗した人と、好対照。後の「時計」では逃亡を妨害してるくせに、今は自由と遊ぶ案内人。けっこう気まぐれですね(笑)。やりたいようにやってる感じが、これまた可愛らしく(笑)。
    • 舞台には、さっきの車掌さんがテーブルを押して登場してます。そういうと、この車掌さん、風船を口にくわえてましたよね。この人も、ちゃんと風船を持ってるんだ!テーブルの上に立ち上がり、ガタンゴトンガタンゴトン。案内人の興味は一気にこっちのお兄さんに(笑)。いやあ、あんたが一番自由人やん!列車を押すお手伝い。途中で縁の下の力持ち。相当力込めてテーブルを支えてます。声を出してるときも☆かなりきついだろうな〜〜。ファイト!
  • シーン7「Last Metro」
    • そこから引き続き、地下鉄です。うまく繋げてるな〜〜。とぎれとぎれのダンス。生身の人間のホントの感情じゃないことを表してるのかな?演技だけの、2人の愛憎。もちろん、後のシーンの伏線だけど、ここはそれよりもテレビを見てる母の現実と妄想を表現。なんというか、お約束っぽいダンスです(笑)。生気が感じられちゃだめだもんね。退屈なダンスを大まじめに踊るブラウン管の男女。
    • でもその2人は、後のシーンでは、倦怠期の不倫男女として何度も登場してます。うまいよね!未來さん。そして、そのダンスそのものは、母と未來さんとの優雅なダンスへと繋がる。一つのシーンが、二つ以上の伏線を作ってる。これが物語の重奏を構成する要でもあり、ヘタしたら迷路となる地雷でもあるかも…。私は面白いと思うけどね。いずれにしても、演出の腕の見せ所ですね。
  • (独立してないけど)時計のシーン。
    • ここ特に大好きなんですよ。ということで、ちょいと項目立て☆ここの時計ダンス。ホントに不思議。このシーンに来ると、座席思わず座り直す勢いです。だって、足元を見なきゃ!なんだもん。
    • 足だけです、動かしてるの。でも、その足のさばき方が何ともセクシー。案内人さん、胸を張って弛めて張って弛めて、足と同時に胸でもダンスしてるの!それがまあ美しいったらない…。
    • 時間の流れから逃げようとする人。清水愛さんですよね!ステキです。この方、冒頭の戦争シーンでは、殺戮者に扮しておられますが、民衆を追い詰めるとき、ニヤリと薄笑いを浮かべておられる、そんな顔してるのはこの人だけ。それがすごく残酷さを際立たせてる。ちょっとメタルマクベスの川原さんを思い出したり…。
    • で、時間から逃げようとする彼女、それを捕まえようとする案内人。2人がスローモーションなのも面白い。時計と同じ速度じゃダメだもんね。
    • 捕まえて元の時計に押し込む案内人。この時、清水さんと未來さんが、ぶぶー!ってダメだし音を挟んで力比べをするのが、すごくおかしい。2人ともすごい顔してるよ!バトルだわ。私の必見ポイントです!
    • 時計が弾けて、そのまま会社のシーン。この流れもすごく良い。清水愛さんが、キャリアウーマン風の出で立ちなのも、うまく連続する。シーンごとのつなぎは、ホントにうまくなってますよね〜。作品としての求心力にもなってる。おもしろい!
  • シーン8「会社」
    • 形ばかり、みんなまともに仕事をしていない。社内不倫の2人、上司に逆らう若い社員、そんなみんなに鼻つままれる父。
    • OLさん3人のセクシーダンス。ダイナミックでかっこいい!若さが溢れてます!
    • 上手から、不思議なお兄さん登場!黒の背広の上に、ネクタイだけ結んで、袖口からはにょろーっと生成の長袖。そんな格好なのに、キレッキレのむちゃくちゃかっこいいダンス!このシーンは、見所が沢山有りすぎて、大忙し。特に、かりんちゃんと未來さんがペアで踊るのもすごくかっこいい。花のある2人だな〜〜。ほんと大忙しのシーンです(笑)。次見るときはここのところ、しっかり見なきゃ!
    • OL3人の中から一人抜ける女性。少しづつ、日常が破綻していく…。
  • シーン9「屋上」
    • 屋上のバレーボール。一人張り切って和を乱し始める女の子。一人ではできないバレーボールなのに、ボール=風船を独り占めすることが、彼女の目的と化し始める。それとシンクロして、絶望から自死への道を一直線に走り出す先のOL。
    • 風船を抱えてうずくまっていた女の子。手の中の風船を割るのと同時にOLが身を投げる。冒頭のシーンと同じモチーフが繰り返されてます。私の解釈では、「割る=割られる」という構造、つまり「加害=被害」という図式なのか?と。ちょっとわかりにくいけど。つまり、未來語録の「誰もが加害者であり被害者である」というポイントですね。2人の人間の姿を借りて、表しているのは、一つの表裏。後で、娘の夢にこの2人がシンクロして出てくるし。
  • シーン10「病院」
    • 飛び降り風景の後に、救急隊。そのまま病院シーンへ!うまいな、演出!!
    • いやあ、良いですよ、このお笑いシーン。今までの作品の中では一番笑いが成功してるんじゃないかしら。患者さんの中で抜群の存在感は、涼太郎君です。「う…あ…う…あ…」(笑)。思い出すだけで爆笑です。また、「あ」の時の口の形が良い!そのまま高く足を上げて力強いダンスですもん。いい味してます!
    • 「いとしのMAX」がこれまた良いんだ〜。一番と二番でガラリと振付が違うけど、ここは4人の可愛い看護婦さんたちから目が離せません!
    • 患者さんを診察室に案内する、かりんちゃんが、とてつもなく可愛い!診察室で何が行われてるか、よーくわかってるのね(笑)。思いっ切り疑いの眼で医師と看護師を睨んでるのが、いつもすごくおかしい♪ でも、患者さんには飛びっきりの笑顔、かーわーいーいー!!
    • 中川じいさん、診察に腹筋アピールしすぎ。藤井さん、その腹筋に萌えすぎ!(笑)。この萌え方、どんどんエスカレートしてますよね〜!藤井さんって、これまでバレエシーンの印象が強くてわからなかったけれど、ものすごく弾けたダンスをされますよね!思い切りの良さ、すごくいい!例の地下鉄シーンでも、佐竹先生、藤井さんの回転についていってませんもん(笑)。
    • ○×。腹筋に嫉妬した医師は高々と「×」を。なんといういい加減な診断(笑)。祖父の哀愁がおかしい。
  • シーン11「母の妄想」
    • そのまま、舞台上には、黒いドレスの安川先生と未來さん。そっと背後から歩み寄って身を寄せ、優しく手を取るその姿の何と色っぽいこと。ドキドキしちゃうわ。よくもまあ、身体だけでそんな色気を見せてくれるもんだ。リフトして回転する前に、とても優しげにほほえみかけるのなんて、反則技です。めっぽう格好良くって、トンでもないです。
    • こんな妄想なら、見てみたいよ(笑)。
  • シーン12「Bar」
    • 上手側で、藤井さんと佐竹先生の悪酔いシーン(苦笑)。ここも、藤井先生のはっちゃけがもの凄いっ。何かグダグダしゃべってるし、声出してるし(笑)。靴で酒飲むなんざ、いったい誰が考えたのかね?
    • 続いて、由巳さんと宇田さんのトシちゃんダンス。かっこいい〜!歌っちゃうよ。って、舞台上、みんな歌ってる(笑)。
    • ノリノリで歌い踊る2人に、格好良く黒のハットを差し出す義さん。義さん、パナマ帽が滅法お似合い!こんなマスターのバーなら通いたい。
    • はりせん!(笑)どうせなら一節踊ればいいのに〜って思うけど、まあここは自由人さんが拍手をさらうのが楽しいからね〜。ということで、喝采は林田先生の頭上に!
  • シーン13「風船」
    • 風船をもつ人々の群れ。そこに登場する娘。案内人さんから、ポケットに赤い風船があることを教えられる。膨らまない。膨らませられない。そのまま案内人さんは手を引いてどっかに彼女を連れて行く。どこに?続く夢の世界、頭上の灯りの下に?
  • シーン14「夢の中」
    • ここはとっても長い場面です。ともかく家族4人全員の夢が一度に襲いますから。
    • 狐面の飴撒きもあります!狐のお面がかわいい。
    • 舞台上には、徐々に妖しい人影が揃い始める。泥酔状態の父。
    • さー、「まか不思議な生命体の行進」だ!(パンフレットより)。この、ゆっくりと大きく手を振って身体を上下動させる行進、すごくおもしろい。ゆっくりのビートが中毒を誘います。
    • ポンポン!!未來さんの目が糸になった嬉しそうな顔と言ったら!!君はそんなに好きか?ポンポンが(笑)。
    • だー!!!っと参加する父の以上とも言える弾け振りには、毎度のことながら降参です!えらい!なんなんだ、父の苦悩とは(謎)?苦悩なさそうだよ、父(笑)。
    • 白いテープ。目隠しの案内人。案内人が目隠ししてるというのは、何のメタファ?白いテープの結界、超えたところで目隠しが解かれるんだけれど、家族が陥っていた迷路、それを先に探し歩いたのかな?下見したのかな?その後、下見をもとに、家族を光明に導くのかも、案内人。でも、噂では東京バージョン、この辺りで黒いシャツを羽織ってたとか…とすると、その時に、彼はすでに「案内人」じゃないのかも?…でも、その前にビニールだ(苦笑)。これはどういうこと?
    • ビニールにくるまっているとき、案内人は案内人じゃない、これは確か。何かの象徴なんだろうけど、恐らくは風船、かな…。家族の側で風船に身を変えて待機する、案内人??うーん、ちょっと今はまだわからん。一つ鍵が解けても、それが次の鍵に有効かどうか…。
    • 家族が光の元へと案内人さんに誘われた後、すごくエネルギッシュなダンスが展開する。スピーディーでかっこいい!みんな黒の衣装。そのまま球体になってうごめいたあと、絡まりが解けたかのように、一つづつほぐれて舞台奥に去っていく。そこには、銀のバルーンを手にした案内人。一人一人にそれを差し出すが、誰も見向きもしない。最後の一人を除いて…。
    • これが、この舞台での最大の謎です。すごく厄介だけど、ちょっと思ったこと下に書いてみますね。
    • 銀の風船というのは、多分「個性のない」風船なんでしょう。私の、あなたの、固有の風船じゃない。一人一人の風船は、別々の色をしてあなた自身の手中にある。家族として夢から覚めようとしてる人たちには、そんな無個性な風船は無用。見向きもしない、受け取らないのが正解の、踏み絵のような「銀の風船」。
    • でも、中に一人、それに立ち止まる人がいます。情事と不倫に精を出してた彼。顔と風船を見比べられて、「ま、これでもいっか?」と交渉成立な瞬間、ぱーんと、案内人にそれを割られちゃう。こんなのに頼らないで、ほら、踊って!と励ます案内人…って私、かなりこわいこと書いてますか?(苦笑)。でも、そうとしか今は解釈できない…。わざと老いを強調してみせる佐竹さんのダンスも、その意味かな?なんて…。
    • ただ、この辺りで、東京では黒シャツがアイテムとして追加されたとか?それは見てみないと、ちょっとよくわからない…。解釈がガラッと変わることは無いと思うんだけど…。
  • シーン15「夢の後」
    • 街頭インタビュー。これ、東京でも続いてるんですよね?母のつけたテレビの中の一光景。でも、母に無情にもスイッチ切られます(笑)。
    • 一人づつ、家族の側に風船がやってきました。魂を自覚したそれぞれの人…。ここは「自覚」まで。
  • シーン16「食卓」
    • 「自覚」のみのささやかな進歩。冒頭となんら変わらぬ家族の風景。ただ、違うのはそれぞれに浮かんだ4色の風船。小さな変化。それは、気づくかどうか、それだけで決まる…。


 は〜〜、眠くてダメです。ここまでにします。
 後は、もしかしたら、気づいたら追加するかもですが、明日(もう今日)から東京だし。よくわかりませーん。というか、ほんま、眠い…。
 おやすみなさい…。

*1:そりゃ、事前情報流せないよね(笑)!