福岡大千秋楽

 旅先ですので、うまくかけません。
 そのせいにしておきます。パソコンも借り物だし…。


 でもね。ともかくすばらしい福岡大千秋楽。


 舞台は、ここへきて、またまたはじめてみるレオナルドがいたり花嫁がいたり…まるで、これからまだまだ一ヶ月も二ヶ月もやっていきそうな生命力みなぎる、ほとばしるような舞台でした。


 それについてはまた改めて。
 いまは、カテコの感動のみ、書いておきます。
 ほんとにね、素晴らしかったの(涙)


 
 あ、もう畳みません…。ちょっとさびしかったり。

  • 最初のカテコ。一人づつ出てきてくださりご挨拶。この時点で、江波さんも涙、そして、ソニンちゃんはもう抑えられない嗚咽でほっぺたが真っ赤です(涙)。いままでの、芝居の中を引きずっての涙じゃない、ぜんぜん違う、きれいなきれいな涙…。
  • 各自はけて、未來さん、ゆっくり名残惜しそうにしんがりを歩き、一人残って静かにお辞儀。ありがとう…。
  • 二回目のカテコ。上手から未來さん、下手からソニンちゃん。ソニンちゃんが号泣状態です。それを見てちょっとおどけたような表情をしてみせた未來さん、そっとソニンちゃんに寄り添って支えるように腕を彼女の腰に添えて、やさしく微笑みかけて…すてきです(涙)。
  • カテコフラメンコが始まります。気持ちの入り方がすごいです。汗が花火のように散ってる。
  • 直前まで目を真っ赤にして泣いていたソニンちゃん。もちろん、デュエットでは目も覚めるような切れのいい迫力のあるフラメンコを披露してくれます。ピタリと体を寄せてタイミングを合わせ、足で板を踏みしめる未來さん、もう、文句なしにかっこいいです。ほんまにもう、かっこいいとしか言いようがないのをどうしてくれよう。
  • 渡辺さんとの一騎打ちは、大阪や名古屋であった、駆け足タップは含まず。ギターの方にもかなりの遊びが入っていたように思うんだけれどどうでしょう。未來さんは、より渡辺さんに密着してダンシング!すてきです。
  • 未來さんが踊り終わってフィニッシュ。その瞬間ギターの弦をピタリと止められた渡辺さんの顔が、なんともいえない、満足げな微笑みに満ちました。静かな方なので、すぐにギターの陰にその微笑みは隠れましたが、はっきり目が深くにっこりと、にっこりと、微笑んでおられました。それを見て、私も何度目かの涙が…。
  • みんな整列です。手に手を取って。でもやっぱりソニンちゃんはほっぺた真っ赤にして泣いてる(涙)。それをみた未來さんころころと笑いつつ、ソニンちゃんの手をぎゅっと握り、ずっとその手を離さないままそばにいてあげてはりました。で、そのままソニンちゃんと手をつないで、下手側に退場しちゃいました!(笑)。でもそれもとってもかわいらしいの。やさしくって素敵なんです。
  • 鳴り止まぬ拍手。再度みなさん登場してくださいます。拍手、拍手。座長さん、不自然な動きで拍手を収めようというしぐさ(笑)。話し始めます…。
  • 「東京が終わった後、ずっと地方公演を続けてきて、それぞれ観客の方々にも恵まれ、ここまれやってくることができました。えっと、ずっと最後の挨拶を出演者の面々に振るようにしてやってきたのですが、演出の白井晃から、おまえちゃんと自分で話をして落とし前付けろ、自分のけつは自分でふけ、と言われまして…、ご挨拶させていただきます…。」(要約です、笑)実際はもっとしどろもどろでしたが♪
  • と言ったとたんトーンダウンする未來さん。立ち位置も明らかに後ずさってます(苦笑)。
  • そこへ客席から、「聞こえませーん!」というナイスな突っ込み!出演者の方々(特に新納さん!)手をたたいて大喜び。さすがの未來さんも顔をくしゃくしゃにして笑いながら二三歩前に出てきてくれました!
  • 「ここまで、元気に怪我もなく事故も無く、最高のスタッフとキャストの方々に恵まれ走って来れたこと、これほど幸せなことはありません。」……、もうこのときには私も半分ねじがとんじゃってたので、記憶あいまいです。でもそんなことを、一生懸命、声が小さくならないよう気遣いながら語ってくれました。でもやっぱり後ずさりしちゃう。新納さんが、さかんに前に出ろ前に出ろとゼスチャー(口でも言ってたかな?笑)しておられたのがおかしいです(笑)。
  • はける直前。上手奥で立ち止まった未來さん、目の上に手のひらをかざし、何かを探すようなそぶり?あれ?もしや白井さんを探してる??!!!
  • 皆がはけても鳴り止まぬ拍手。この前のカテコですでにスタオベでしたが、ああ、出てきてくれた!上手から小走りに未來さん!整列です。そこで、未來さん。客席に向かって、「白井さん!白井晃!白井さん〜〜!!!」と呼びかけました。私も振り返って一生懸命白井さんを探したよ。白井さん!白井さん!拍手を送らせてください!
  • 客席の奥のほうから小走りに通路を走る人影が!白井さんです(涙)。すてきなダークな、すごくソフトなPコート風のジャージーなカーディガンをお召しです。とても詩的なたたずまい。ああ、出てきてくださった。舞台に上がってくださった!(涙)
  • 舞台に駆け寄る白井さんの姿を確認したとたん、堰を切ったように泣き出すソニンちゃん。未來さんは「ヤッタ〜!」とばかり,喜びをこらえ切れずくしゃくしゃの笑顔で、身体を曲げてタップを踏んでます!というか高速で足踏み!!ダダダダダ!喜びのダンス?(笑)嬉しさのあまりからだが踊りだしちゃった!というかんじでしょうか…。若い主役の二人、白井さんと格闘し格闘し、涙をいっぱい流し、議論に議論を重ね、身体で表現しそれを言語化し、それこそ血の出るような数ヶ月をすごしてきたんでしょうね(涙)。自分たちのもとに駆け寄る白井さんの姿を見た時の,ソニンちゃんのあふれる涙と未來さんのはじける歓喜の足踏み(涙)…もう形容のしよううもない。ひたすらひたすら感動、こっちだって号泣です(涙)!こんな素敵な二人の若者に,これほどまでに慕われ愛されてる白井さん,素直に尊敬し,そしてちょっぴり羨ましくなりました…。ああ私もこんな風に生きたい…。
  • 白井さんは未來さんとソニンちゃんの間に入ってしっかり二人と堅く手を結び、深く深くお辞儀?(いま思い直すと,手を高々とあげられたのかもしれないです)をしてくださいました。何かを押し殺すような無言の表情、感極まっておられるようにも見えました…。最後に、未來さんと白井さんが固く握手。白井さんが未來さんの背中をぽんとたたきます。未來さんが晴れ晴れとした笑顔でそれに会釈し答えます。次は花嫁の番。はい、ソニンちゃんの番。白井さんと握手してまたまた泣いてるよ〜。もう、今日のカテコは最初から最後までソニンちゃん、泣きっぱなし(涙)。なんてきれいな涙なんだろう…。
  • 皆さんがはけるなか。やっぱりしんがりの未來さん。ゆっくり歩いて、そして客席に向きなおし、ひざを折って両手をついてありがとう☆ってやってくれました…。

ともかくすばらしかった。血の婚礼のすべてがきらきらお星様のように輝いて、博多市民会館を出て行きました。
言葉がないです。ほんとうにありがとうございました。


ともかく今日言えるのは、血の婚礼、大千秋楽、すばらしかったということに尽きます。
この舞台を実現させた全ての方々に,お礼とあらん限りの敬意を!
本当にありがとうございました!!