5/12ソワレ@グローブ座

 なんだか必要以上に緊張して見てしまったかも知れない。
 でも、座った席が、またまた偶然にもtomkoさんと隣同士!ほっと一安心の瞬間でした〜今回多いよね!

 レオナルドは、先週よりも、ずっと自分の熱情をもてあましているように見えました。森の中の逃亡シーン、2人の密着度は先週の方が高かったかも知れないけれど、伝わる感情の波状効果がすごかった。舞台の上ではじかれるように遠く離れて、彼女1人をおいていくのかともに逃げるのか、その渦巻く感情に翻弄されている。崖っぷちに立たされた2人の、それぞれの肉体からあふれ出た感情がオーラのように2人を取り囲み、肉体は容易にそこには近づけないような迫力がありました。でもその肉体から溢れた感情の壁を、時に2人の強い熱情が突き破ることがあって、その時に発せられるエネルギーは、飛んでもない重力…、ああそりゃあ、シャツだって破いちゃうよ(苦笑)。

 以下、シーン毎に感想やら気づいたことを。
 舞台が毎回変わっていくから、こっちがどこで感じるかも変わって来ちゃうもんだから、もう、感想の書き方も、手探り状態です(笑)。


 思いっ切りネタバレしてますので、畳みます!






  • 冒頭で示される、重層的な土地と血の歴史。
    1. 過去の歴史がかぶさるシーン。ただ、これは特定の歴史じゃなく、繰り返される宿命の歴史なんだろうな。ただ、その中でも示唆的な人物配置がなされる。幾重にも重なる血の歴史。
    2. 新納さんと尾上さんが演じる恋人同士が引き裂かれる。殺されるのは新納さん、殺すのは陰山さん、その後、倒れる新納さんに取りすがるのは浅見さん(尾上さんは近づくのを阻止されていたような記憶)…。
    3. この人物を、物語の時間軸にあてはめるなら、黒い男と少女(月)と花嫁の父、そしてレオナルドの妻。黒い男は、その後に続く母の独白シーンで、「あんたなんだね」と呼びかけられる。黒い男が語る「花嫁の母」は「きれいな女だった。しかし、夫を愛しちゃいなかった…」。花婿の父と花嫁の母には、何か因縁めいた歴史があったのかもしれないと思わせられる。
    4. 花婿の母は、花嫁の母のことが気になってしょうがない、そのことがわからない、といいつつも、婚礼の席上、花嫁が逃げたと知って母を「淫売」とののしることからも、実は、花嫁の母にまつわる事実なのか噂なのか、その因縁を知っていたらしいことも同時に示唆される。
    5. 婚礼の席で、レオナルドの妻が泣きながらレオナルドの愛が失われたことを訴えて、「母さんと同じ」と語ってるのが思い出される。ほとんど明らかにされない、レオナルドの姑も背負っていた血の因縁は、浅見さんの冒頭での行動で示されているのかも知れない。
    6. これらは皆、同時期の史実である必要はない。土地が抱える因習の歴史であり、それが重層的な人物の錯綜によって示されているのが、とても印象的。土地と血。
    7. あの場面での服装、それ以降の舞台シーンとは異なって、どことなく古代性を匂わせる風でもある。もしかすると、アンダルシアのジプシー(ってことば、今使って良いのかな?つまり、北インド発祥とされるロマ)をイメージしているのかも知れない。
    8. その混乱の群衆を、ひらりと飛び越える未來さん。因習の土地を飛び出そうという欲求を表現か。
  • 花婿と母のシーン
    1. 江波さんが噛まなかった!いえ、あの方は存在するだけで十分なんですが。
    2. 花嫁のこと、花嫁の母のことを尋ねる花婿の母。「昔つき合っていた男がいたんだって?」に対して、花婿が「知らない。聞いたことない」というのは、方便の嘘ですね。あれは「知っている」ということ…。でないと、婚礼の宴会で、レオナルドの祝福を受ける花婿の表情が、あれほどひきつるはずはない。
    3. 「キスは、あの子が本当にお前の花嫁となったらしておやり」。その時が来ないことを示唆。
  • 黒い男と母のシーン
    1. 原作では黒い服の村の女が、両腕をもがれた村の男のうわさ話で会話が始まるシーン。白井演出では、黒い男を、母が「あんた」と呼びかける。上にも書いたとおり、花嫁の母を「黒い男=花婿の父」が知っていたこと、花嫁の母は夫を愛してなかったことが明かされる。最後の「淫売」という語に呼応する。
    2. 舞台奥に、花嫁を後から抱きしめようとするレオナルドの姿。フェリックス一族に自分の夫が殺されたとき、レオナルドは3歳だった、とされる。原作では、ここは「8歳」。つまり、原作より5歳若い年齢に白井版レオナルドは設定されている。未來さんの外見的な若さのせいか、それとも、別の仕掛けがあるのか?
  • フラメンコ
    1. 説明不能です…。先週より、ず〜っと安定感が増してます。力強く鋼のように美しく、横に跳ね上げる足先も、前に振り上げる足先もピンと伸びて高速の回転。舞い上がるペガサスの羽と、片足を折り曲げて着地するそのラストまで、疾走感と感情の高ぶりと、息を止めて見入るばかり…。ほんとに、できることならエンドレスでこれを見ていたい…。
  • レオナルドの家
    1. レオナルドの、焦燥に満ちた感情を押し殺した口調、いいですね。「泣くのか?やめてくれよ」も、僅かな一呼吸で、有無を言わせぬ強い口調で投げつけられたし。
    2. 気づいたのは、少女の報告シーンです。花嫁が本当に人の妻となる日が近づいていることを不意に知らされ、怒りを少女にぶつけるレオナルド。先週までは、苛立つ思いを机に当たってる!という感じだったけれど、今回は、明らかに少女に向かって机をひっくり返してる。水が少女にかかるのを狙っているかのよう…。
    3. そこで思ったのは、少女→月が示す、無垢・純粋→嫉妬・欲望の変容には、「報復」という要素も込められているのかもしれないってこと。冒頭の、復讐を放棄していた花婿〜生き残る男の証〜が、終幕での、報復への情念に突き動かされる男〜生きられない男〜へと移行する中に、「月」との交錯が大きな意味をもたされていたこと、その伏線はこのあたりにあるのかも知れない。
    4. おびえる少女をかばいながら、レオナルドの姑は「やめておやりよ、あんななんだから」って言ってるんですね…。少女が足を引きずっていることの意味が際立ちますね。いろんなことを大目に見ても埋めきれない、少女が先見的に負わされているこのムラでの欠落。「女の夢ね」と憧れ、オレンジの花飾りを乞う少女は、ここでは、おそらく絶対に通常の結婚をすることはできない。
    5. 暗転を挟んで、花嫁と向かい合っていたはずの舞台下手奥にたたずむレオナルド。じっと妻と姑を見つめてるもんだから(先週は天を仰いでた)、花嫁の窓辺にたたずむ風じゃなかったです(苦笑)。
  • 結婚の約束のシーン
    1. 花婿と、花嫁の父との相似性が際立つしーんですね。2人はこの時点では、ともに生き残るアンダルシアの男だった。土地を愛し、土地を買い、それを広げることに喜びを感じる2人。
    2. ほんと、このシーン、嬉しそうにはにかんで花婿の母の前に立つ花嫁、ソニンちゃんが可愛くってたまりません。
    3. 女中さんとの、ストッキングの箱を開ける開けないで言い争うシーンもたまらない!池谷さんの、「あらま!そうですか!ならいいよ!」がホ〜ントに大好き!聞く度にほっぺたが落ちそうになる(笑)。
    4. 花嫁の妄想の中の、レオナルドのフラメンコ。情念の火がメラメラとまだ燃えさかっているのが、インドのシバ神の化身、踊りの神ナタラージャのように、腕を炎に揺らめかせる姿が、もう美しいったらないです。花嫁のフラメンコもとてもいい!
  • 婚礼の支度中の花嫁
    1. ともかくレオナルドが怖いです。荒々しく粗野で自己中心的で、花嫁を愛してるのか憎んでるのかその両方なのか…。ともかく、ほとんど観客には背を向けたままに言いつのるので、声だけで震える怖さなんですよね…。一度どんな目で語ってるのか見てみたい。
    2. この時、レオナルドの後ろ髪にエクステがついてないのに気づきました。暴れたら落ちちゃうの?
    3. ジャケットは舞台奥に、うまく風(そんなもんあるのか?)に乗ったのか、ぴゅーん!って飛んでいきました。取りに行って拾い上げてから「花嫁よ!目を覚ませ」って言い始めたから、「婚礼の朝が来た!」は姿が消えてから声だけ響く感じ。それもまた良し(笑)。でも、この台詞は、原作には無いんだよね(位置が違う。原作は登場間もなく,花嫁不在の場面での台詞になってる)…。それを聞く花嫁の震える姿を見ると、これには大きな「挑発」の意味が込められているのかも、と思います。レオナルドはまだこの時点で無意識だったかも知れないけれど。


えーっと、まだ途中なんだけれど、頭が沸騰してきてしまったので、ここらで少しインターバル。だめだ、集中力が…。上に書いた分も、ついでに何か思い出したら追加するかも…でもいつになるかな…(苦笑)。
ーーってことで、休憩終了。再開します。

  • 婚礼
    1. ジャケット、裾がくるんって外に向かってはねているのが可愛らしい。ホントにステキなスタイリングです。似合うなあレオナルド。色の白さが際立ちますよね。
    2. 皆の祝福を受ける花嫁を、茫然と見やりながら妻の手を握り、縋るように頬にあてるレオナルド。この時に動く指が美しくてうっとりと見てしまいます。この人の手って、本当に雄弁…。綺麗に動くんだもんなあ。先週以降、妻の手を握らないことがあったと聞いて心配だったのですが(苦笑)、ちゃんと握っててくれて良かったです。一安心♪
    3. ただ、表情が少し違ってたなあ。先週見たときは、この時に花嫁を眺める目が、愛しさと哀しさに溢れた、本当に切ない表情をしていて、こちらの胸が思わずキュンとしてしまったのですが、今回の表情は、ひたすら茫然たる絶望に近い表情で…。どっちが良いとかはないですけどね。解釈としてどちらも成立するだろうし、この日ののレオナルドが、終始荒々しく、舌だけじゃなく全身にガラスの破片が突き刺さっているような居方であったことを思えば、その方が自然な心の動きなのかも知れない、と思います。うん。ただまあ、あの切ない表情のレオナルドがね、どうしようもなく美しかったので…、それが見られなかったのはちょっと残念だったなと。いや完全に個人的趣味の問題ですが(苦笑)。
    4. 人々が教会へ去り、妻と2人残されるレオナルド…。妻の「もう耐えられない!」を聞いて、近づいて妻を抱きしめる手が、やっぱりとてもステキです。ただ妻の背をしっかり抱いているだけなのになあ。この人の手って何なんでしょう…。ドキッとする表情があって、語り尽くせない言葉を、手が物語るというようで…。
    5. 婚礼の準備中の、女中の歌声がとても心地好い。池谷さん、本当に素晴らしい声の持ち主ですね。晴れ晴れとした表情の中に寂しげな面持ちも加わって、メロディーラインともぴったり!
    6. 暗い表情で、舞台奥を移動するレオナルド。この表情を見たいんだけれど、なかなか難しい(苦笑)。1階の後の方で見ていた友人はちゃんと見えた、と言っていたので、却って前の方だと見えにくいのかも。
    7. 妻に促され、寂しげな微笑みを浮かべてダンスを踊るレオナルド。それがまた綺麗なダンス…。くるくるっとターンしたりしてね…。このシーン、私の友人はずっとレオナルドから目が離せなかった、と言っていました。彼の弁「未來くんって、端っこにいると、すごい存在感だね」。どういう意味?って感じですが(苦笑)。
    8. 妻とのダンスが終わり、花嫁が近づくのを避けるようにカーテンの奥に姿を隠すレオナルド。花嫁に向かって手を差し出すようなそぶりをしてるような気がするんだけれど、一度としてここをきちんと見ることができません(苦笑)。件の友人はちゃんと見られたようで、すごく印象的だったよ!と。なんだか、このシーンの一連の未來さんが随分良かったようです。ま、けっこうなんですが、私がまだちゃんと見られてないシーンを「良かった!」って言われると、なんかちょっと悔しい(笑)。
    9. 花嫁が、舞台を降り、階段の下にうずくまるように座り込むところ、初めて見ることができました。ちゃんと照明も当たってるんですね。残念だったのは、この印象的な花嫁のシーンで、花嫁が見つめるレオナルドが出て行った扉から、お客さんが1人入ってきてしまったこと…。どうしてあんなことになったのかなあ。グローブ座の方で、舞台演出中は、あの扉は出入りできないようにしとかないといけないんじゃないでしょうか。
  • 逃げる2人
    1. 黒い男と少女。「私が貰うはずだった花飾りは?」と森を彷徨う少女。少女から月へと象徴的に変容する、その扉を開ける大きな鍵となることば。渇望と羨望、それが叶えられないことがムラの人々にはわかっている。そのことに気づかない少女の無垢が、月への変容によって、嫉妬と報復と、それに連なる「死」の象徴へと代わり、もう一つの扉を開ける…。私の友人は、これを見て、少女と花嫁が、舞台の中で対になる存在として配置されている、と思ったそうです。それを聞いて、いろんなことがかなり納得。それについては、長くなるのでまた改めて…。
    2. 原作でとても性的な意味をもたされていた「月」、白井演出の改変ではどうなのか。これが気になってたんだけれど、うーん、やっぱりこれはあまりよくわからなかった(苦笑)。もしかしたら、原作的意味での「性」性は与えられてないのかも。もちろん、黒い男との絡みはあるけれど、あれは変容のきっかけであって、「月」に姿を変える、というそのことで芝居的にはもう十分なのかもしれない…と。そんな風にふと思いましたです。
    3. で、逃げる2人です。一番最初にも書いたけれど、離れて、というか近づけずに、思いを滾らせている立ち方が多かったような。先週は、もっとくっついて、もっといっぱい唇を求め合ってた。でも、花嫁の言葉が終わる前に口づけしてその言葉を飲み込んでしまう場面はあった。あれはとても自然でした。私でもそうしたと思う(笑)。強く引き寄せ、花嫁の顔をのぞき込み、花嫁が上気して狂おしく長い詩的な言葉をぶつける…(なんだっけな)、もどかしいよ、そりゃ。そんな言葉など僕の唇で奪い取ってやる!ってかんじです。
    4. 破いてました。シャツ。衣装さんは毎回縫うのでしょうか?
    5. 夜が死んでいく…。泣き笑いのように絞り出すように言うレオナルド。この感情のほとばしりが、今までで一番、台詞に乗ってズキンと届いてきました。こんなに正直で赤裸々な言葉は、他にはないかも知れないと思うくらい…。続く「ちくしょう!」という呻きがとても自然に心に響いた。
    6. 一旦、先に花嫁を逃がそうとするレオナルド。逃げるなら一緒、その花嫁の言葉に火が付いたように、激しく花嫁を求めようとするレオナルド。いやあ、それまで身体を離している時間が長かったせいか、この後の2人のもつれ具合はすごかったです…。花嫁の腰を自分の身体にぐいっと押し当て、首筋に激しく口づけし、そのまま唇は花嫁の胸元に。「何をしてる!」と花婿が怒鳴りつけても、むさぼるように花嫁の胸元に顔を埋めて乱暴に愛することをやめません…。ほんとにもう…って感じです。すみません☆ってなんかいろんな人に謝っちゃう(苦笑)。
    7. ナイフ。チャリンと開くときに音がするのが怖い。花嫁、花婿を阻止しようとして近づいて、乱暴にはねのけられて地面に叩きつけられていました。その前にも、森のシーンで、レオナルドに、頭もって地面に叩きつけられてたよねえ…。ソニンちゃん、ほんとに身体あざだらけじゃないかなあ。ソニンちゃんの役者魂には、ホントに頭が下がります。それでも反射的に起き上がって心のありったけをぶつけて表現する…。未來さんも生身を削って、なんだけれど、ソニンちゃんの生身の削り具合は、これは大変なものです。2人の容赦ない肉弾戦…。
    8. ただ、やっぱり男と女だから、未來さんが全力でソニンちゃんをぶっ飛ばしたら、それは大変なことになるでしょう。だから、このあたり、全身全霊でぶつかるソニンちゃんと、彼女を傷つけないよう配慮しながらもそのソニンちゃんの迫力を受け止め、それを際立たせながらも自らの激情を表現していかねばならない。あの場面は、放出するエネルギーと同じくらい、自分に向けた内向きのエネルギー放射量も、相当大きいだろうなあ。
  • ラストー弔いの場
    1. 花嫁の必死の弁明。これについては、私は十分納得。こうならざるを得ない脚本の流れもとてもよくわかる。いつかそれについては、別に書いてみます。
    2. 掌から血の砂を流すラストのシーン。それぞれの立ち方が変わってた!先週見たときは、皆まっすぐ立って血を流してたんだけれど、今回は、レオナルドの妻は右に身体を傾げ、女中は前屈みになり…。より絵画的な効果が加わってて美しかったです。すごいなあ。
    3. 緊迫感が持続する、すごいエンディングでした。天からハラハラと落ちる赤い花びら。それを受けようと立ち止まるレオナルド。本当に一枚の花びらが彼の手の上に落ちそうになって、一瞬、本気で捕まえようとしてたのが、少し可愛らしかったです。
  • カーテンコール
    1. 1回目、皆さんまだ涙を流したままのご挨拶です。岡田さんも、浅見さんも江波さんも、もちろんソニンちゃんも、泣き顔のまま。未來さんも放心したような表情。そのままに、すぐにカテコフラメンコが始まっちゃいます。
    2. 先週見たときは、ここは一気に明るく軽快なフラメンコになったと思ったのですが、とんでもない、今回は全然そうはなりません。踊り出した未來さんも、踊っている内にどんどん表情が厳しくなり、力が入り、まるで芝居冒頭の、激しく焦燥感に満ちた、あのフラメンコに逆戻りしたかのようです。破れたシャツから、いろんなものがこぼれてしまいますが、そんなものかまってられないような情熱のフラメンコ…。パルマを叩く後ろの皆さんも、厳しい表情のまま。ソニンちゃんの泣き顔はまだ晴れてない。
    3. 未來さんとバトンタッチし、踊り出すソニンちゃん。表情を軟らかくしようとしているのがわかる。だって、ソニンちゃんのこのダンスは婚礼の席でのダンスだもんね…。でもなかなかうまくいかない。そこに未來さんが飛び込んで、2人で目配せしてデュエットで踊り出し、ああようやく少し2人の表情が軟らかくなりました!ソニンちゃんを見る未來さんの目が優しい。それだけで嬉しくなっちゃう。上手にはけるとき、最後に残ってもう一度お辞儀。ありがとう〜(感涙)。
    4. 2回目。まず、上手と下手から未來さんとソニンちゃん。だいぶん表情が和らいでいます。端正に皆様お辞儀してくださいました。陰山さんが、下手にはけるとき、転がっていた赤い毛糸の玉を蹴飛ばして、拾おうとして拾いきれず、もたもたしておられるのを見て客席が笑います。一番後ろを歩いていた未來さん(これ、もう定着したんですね!)、客席の笑い声につられて、陰山さんの姿を目に捉え、おかしそうに笑ってます。
    5. でも、まだ鳴りやまぬ拍手!舞台に再度照明が点りますが、役者さん達はなかなか出てきません。2回でもう終わりだろうって思ったのかな(笑)。ちょっと慌てた風に未來さんとソニンちゃんが登場します。満面の笑顔です!2人ともニコニコ、とっても可愛い笑顔!ああ、初めて見た、こんなに可愛い2人の笑顔!嬉しそうな笑顔の2人、舞台の中央で合流し自然と軽く手を取り、双方の腰に手を回して仲良く舞台の前面に出てきます!まあ、なんてステキ!(涙)
    6. 他の方々にも、やっと本当の笑顔が戻った感じです。ブラボー!この笑顔を見られてよかった…。ほんとにこの日の舞台を見られて良かった。そんな気持ちになったラスト…。よかった。

 と、そんなこんなの一週間ぶりの12日婚礼でした。
 友人の未來評とか劇評とか、おもしろいこと色々だったのですが、それはもう書く気力がないので、明日以降に。簡単にまとめてはあるんだけれどテニヲハを直す集中力がないです。

 では、おやすみなさい〜。


【追記】
 完成!とか、おやすみ!とかいっておいて、思い出したので急遽追加です。始まる前、馬場側からグローブ座に向かう途中、公演で台本らしき本を手にして、公園の中を行ったり来たりされている白井さんをお見かけしました。シックで知性的で、すっごくステキでした。以上です(笑)。