役者魂ー2日目

ぎりぎり間に合ったぜ。ぜえぜえ。
あじの干物を焼いただけで駆け込みセーフ。コマーシャルのたびに、クレソン洗って千切ったり、エシャロットを洗ってマヨネーズにまぶしたり、そんなことしながら、1時間が過ぎちゃった。


でも、護くんも、そんなテンポに追いつくくらいの淡々ぶりで(笑)。
沸点が高いのね、護くん。そう簡単には沸騰しない。まあ、今まで沸点やたらと低い役が多かったから。その辺りでの自己制御に葛藤中☆ってメッセージですかね。

そうは言っても、眉毛を高いところに上げて唇尖らし困り顔、の未來さんに私は滅法弱いんです。だもんで、経験不足を腕組みの虚勢で補う風の23歳、若輩経理マンの醸し出す空気は、はい、きらいじゃないです、いや寧ろ、大好きです(笑)。
それに加え、『Soup』の記事で語っておられた、瞳美の妄想癖シーンのおもしろさも、初日を見たときよりはわかった気がするかも。意外と初日よりも、分量の多さが気にならなかった、かもしれない(笑)。
ただね、それと同時に、ひしひしと感じたことが有ります…。


妄想シーンのおもしろさ、それはわかった。ユニークな実力派の役者さんたちが迫真の玄人好みの演技をする、わかるよ、おもしろみもあると思う。でもね、それを見ながら思ったの。私はそれよりも、「役者魂!」に集い参じた、錚々たる演技派の役者の方々、その人たちのストーリーにがっちり絡んだ丁々発止の演技こそを、何よりも見たいんだって。妄想シーンより、ずっとずっとずっとずっと、それを見たい見たい。
藤田さんと松さんの、松さんと未來さんの、未來さんと香川さんの、そんな、ここでしか実現しなかった、贅沢きわまりない顔合わせ。その面々が、台詞以上の台詞を、演出を超えた世界を、空気を埋め尽くさんばかりの台詞量と目力と、そして全身の表現力で、ぶつかり合って火花を散らす。そういう比重の大きな密度の高い、とんでもない破格のドラマを、私は見たいのよ、それをつくづく思った*1。折角のキャストが、妄想シーンの招き猫じゃ、そりゃあ本末転倒ですよね(笑えない)。がっちり演技の火花を散らす濃厚な流れを、ほっこりほぐす妄想シーンなら、楽しんでみられると思うんだけどなあ…。それができるキャストなんだもん、期待できる役者陣なんだもん。そう思うのよ。役者に不足はないじゃない!じゃ、何に不足が?


今日、2回目になって初めて思いました。この、主要4人の役者としての人間力に、脚本力が追い付いてないんではないだろうか? って…。
それを思っちゃったよ(泣)。ええ〜???いいのか?そんなことをこんなド素人が思っちゃって〜。君塚さんだよ…(汗)。


まあまあそうはいいつつも、予告を見ると、第三話では、どうやら大人たちのドラマが動き出すみたいだし、可愛い花束を作って里奈ちゃんにプレゼントした護くんの、デートが微妙に実現するみたいだし!まあ、普通に次回は楽しみです。はい。何より、エンディングのマトリックスが待ってるもんね!
ということで、次回も楽しみにしてますよ、うん。これはサガだ、しょうがない…でもね。

ああでもね、もっとこの役者陣の、とことんの芝居がぶつかり合う場面、見たいよなあ、ほんとに…それをクールの最後になっても実現できなかったら、ちょっとフジテレビさん、何考えてんの?!って感じじゃないですかね☆
きっと、あるよね。さ〜すが〜!って唸っちゃうような演技のつばぜり合い♪よし、期待!
 
 

*1:こう書き並べると、そんな濃厚で重い世界はTVドラマ向きじゃない☆って笑われちゃいそうね。でも、いいのしょうがいないの、いま見終わった直後の反動が来てるんだもん、逆回転(苦笑)。